Google翻訳は、翻訳ツールの定番の1つです。Webサイトとスマートフォン用アプリとして提供されており、App Storeの「辞書/辞典/その他」内で1位を獲得、133言語に対応しています。
当記事ではGoogle翻訳の音声入力機能に注目し、その概要と実際の使い方を画像を用いて解説します。手軽に利用できて非常に便利です。
一方でビジネスを目的としてGoogle翻訳を利用する場合、機能やセキュリティの面から物足りなさがあることも否めません。そのため、ビジネス向け音声翻訳ツールのメリットや導入事例についても触れていきます。
目次
ToggleGoogle翻訳の音声入力機能とは?
Google翻訳には、音声入力機能があります。使用しているデバイスにマイクが搭載されている場合、音声入力した単語や語句や文章を翻訳できます。言語によっては、翻訳結果が音声で出力されます。
音声入力機能は、様々な場面で活用できます。例えば海外のビジネスパートナーやクライアントとの会議で、Google翻訳の音声入力を使ってリアルタイムに会話を翻訳できます。言語の壁を越えた円滑なコミュニケーションが実現するでしょう。
外国語学習において、Google翻訳の音声入力を使って自分の発音をチェックしたり、会話の練習をしたりすることができます。正確な発音を聞き取ることで、より自然な会話力が身につきます。
Google翻訳の音声入力機能を用いることで、より手軽に正確な意図が伝わるやり取りを行うことができるでしょう。
Google翻訳の音声入力機能の使い方を紹介
Google翻訳では、スマホのマイクに話しかけることで、音声を認識して指定した言語に翻訳してくれます。翻訳された文章は自動音声で読み上げられることから、タイムラグが生じることなく、会話を続けることができます。
スマートフォンでの使い方
1.Google翻訳の音声入力を利用するにあたって、翻訳前と翻訳後の言語を指定する必要があります。日本語から英語に翻訳したい場合、左側を日本語、右側を英語に設定します。
2.翻訳前と翻訳後の言語設定が完了したら、マイクのアイコンをタップして話しかけます
3.話し終わった後は、四角形の停止アイコンをタップします
4.翻訳前と翻訳後の言語の文章が表示されます。スピーカーのアイコンをタップすると、各々の言語の機械音声を聞くことができます。
パソコンでの使い方
1.Google翻訳のページを開き、翻訳前と翻訳後の言語を設定します。
2.文章を入力すると、瞬時に翻訳結果が表示されます。スピーカーのアイコンをタップすると、各々の言語の機械音声を聞くことができます。スマートフォンよりも翻訳速度が早いのがメリットです。
Google翻訳の音声入力は機能面が制限される場合もある
Google翻訳の音声入力は、機能やセキュリティの面において、懸念事項が生じることがあります。具体的には以下の通りです。
・専門・業界用語や文脈の認識不足
・機密性とセキュリティ上の問題
専門・業界用語や文脈の認識不足
Google翻訳の音声入力は、日常会話や平易な文書では意図された通りに翻訳されます。しかし専門用語や特定の業界に関連する内容においては、その意味や文脈が適切に翻訳されないデメリットを考慮しなければなりません。
IT・Web業界では、新しい技術やプログラミング言語に関連する専門用語が頻繁に登場します。一例として、プログラミング言語とフレームワーク・セキュリティ用語・データベース用語などが挙げられます。
エンジニアが参加する会議でのやり取りや文書の場合、翻訳結果が不正確だったり、文脈に合わない訳語が選ばれたりすることがあります。お互いの解釈が不一致のままだと、意図された内容が伝わらず、業務に支障が出るリスクも十分想定されるでしょう。
機密性とセキュリティ上の問題
Google翻訳の音声入力は便利な機能ですが、企業にとって懸念事項もあります。
重要な会議で機密性の高い情報が音声入力された場合、悪意のある第三者が通信を傍受し、機密情報を抽出する可能性が考えられます。
例えばソフトウェアの開発プロジェクトにて音声入力が使用される場合、新機能やアーキテクチャの議論が含まれるかもしれません。これらの情報が外部に漏れた場合、競合他社が情報を利用して同様の機能を開発することが考えられます。
企業としてはデータの安全性を確保するために、適切な対策を講じる必要があるでしょう。
ビジネス向け音声翻訳ツールを利用すべき3つの理由
Googleの音声入力は、翻訳精度やセキュリティ面で若干の不安が残ります。一方でビジネス向け音声翻訳ツールは、以下のような観点から3つのメリットがあります。
・専門・業界用語や企業名まで正確に翻訳できる
・リアルタイムな音声翻訳によって生産性向上が実現
・プライバシーやセキュリティ面の保護が充実
専門・業界用語や企業名まで正確に翻訳できる
ビジネス向け音声翻訳ツールでは、専門・業界用語や企業名まで正確に翻訳できるため、誤訳を防ぎながら正確なコミュニケーションを取ることができます。
例えば辞書登録機能を使えば、異なる意味で翻訳されるのを防ぎながら、翻訳精度を向上させられます。会議の後に修正する手間を省きながら、文字起こしや議事録としてまとめることで、一貫性のある翻訳が実現します。
音声翻訳ツールを活用する前に事前に登録する必要はありますが、使用し続けることで翻訳精度も高くなり、効率化が進んでいくでしょう。通訳を雇うことなくコストを抑えられるのもメリットです。
リアルタイムな音声翻訳によって生産性向上が実現
近年ではリモートワークが普及しており、リアルタイムに音声翻訳を行えることで、国境を超えたチーム同士の連携が可能となります。
複数言語を出力できる音声翻訳ツールを利用すれば、多言語のチームメンバーが関わるプロジェクトや会議にもいても、意思疎通がスムーズに進むでしょう。
通訳を活用する場合と比較しても、直接会話を行うことから参加者がリアルタイムで意味を把握しやすくなり、理解度が深まるメリットもあります。
プライバシーやセキュリティ面の保護が充実
ビジネス向け音声翻訳ツールでは、暗号化機能やIPアドレスによる利用端末の制限など、プライバシーやセキュリティ面の保護が充実しています。
個人向けの音声翻訳ツールでは、全共通のユーザーアカウントで辞書共有されているケースもあり、企業の機密情報に関するキーワードが第三者に情報漏洩するリスクが想定されます。
VoicePingでは、セキュリティを監査する情報システム部門などの担当者様向けに、セキュリティチェックマスターシートを公開しています。セキュリティ・サポート体制・可用性・データ保護の観点から評価項目を設けており、厳然としたチェックを行っています。
ビジネス向け音声翻訳ツール「VoicePing」の導入事例を紹介します
ビジネス向け音声翻訳ツールであるVoicePingの導入事例を紹介いたします。
NECソリューションイノベータ株式会社の導入事例
NECソリューションイノベータ株式会社では、ベトナムの現地メンバーとのコミュニケーションを目的としてVoicePingを導入しました。
参考:NECソリューションイノベータ株式会社における海外メンバーとの事業推進の導入事例記事
【実際にVoicePingを利用した感想】
現地メンバーとの会話でいくつか単語が拾えるため話の背景が分かりやすくなり、次の会話の準備ができるという点で役に立っています。次にどんな会話をするのか推測しやすくなることで、理解力のスピードが上がっている点も非常に助かっています。
海外のメンバーと仕事をする際に、コミュニケーションの課題は常に発生します。機会損失を防ぐという観点からも、VoicePingの活用は非常に有効となるはずです。
700人の参加者向けにシームレスな音声翻訳を提供した事例
Bidouillez Consultingの Julien Crousillat氏とMisa Crousillat氏が主催したイベントで、VoicePingのQRコードを用いたリアルタイム音声翻訳を利用しました。結果として、VoicePingと主催者の双方にとって素晴らしい成功を収めました。
参考:Nostrasia イベントにて、 QR コードによる 700 人の参加者向けのシームレスな音声翻訳を提供しました
当イベントではプレゼンテーションは英語・日本語で実施され、翻訳先の言語として英語・日本語・中国語・スペイン語に正確に翻訳する必要がありました。VoicePingではQRコードを活用し、スマホで4言語を同時に翻訳できる点が魅力で、翻訳サービスとして採用されたのです。
セッティングや操作方法も簡単で、アプリをダウンロードする必要が無いのも、大きな助けとなりました。
Julien氏からは「VoicePingは単なる翻訳ツールではなく、人々を結びつけるツールだ」とのフィードバックを頂きました。イベントやセミナーにおける多言語翻訳に課題を感じている方は、VoicePingは最善の選択肢となるはずです。
株式会社シェアウィズの導入事例
株式会社シェアウィズでは、日本語が不自由な外国人メンバーが多いことから、音声上のコミュニケーションに課題が生じていました。
参考:外国メンバーとのコミュニケーションと労務管理のためVoicePingを導入 – 株式会社シェアウィズ
【実際にVoicePingを利用した感想】
VoicePingの高品質な翻訳精度のおかげで、以前より英語でも日本語でも快適に会話ができるようになり、コミュニケーションが増えるようになりました。今後はベトナム語や中国語の翻訳機能の活用も検討しています。
以前活用していた別のツールと比べると、音声翻訳機能だけでなく業務状況の可視化機能も入っており、その点も非常に魅力的だと感じています。
まとめ
Google翻訳の音声入力機能は一定の翻訳精度は保たれているものの、専門・業界用語や企業名、プライバシーやセキュリティの面に課題があります。より高品質で安全性を求めるのであれば、ビジネス向け翻訳ツールの導入を検討すべきです。
VoicePingは音声入力機能を備えたビジネス向け音声翻訳ツールです。仮想オフィスによってチームのエンゲージメント・生産性を高めながら、高精度のリアルタイム音声翻訳・文字起こし・AI議事録要約でコミュニケーションを最適化します。
Web会議機能を搭載しており、オンラインや対面会議の双方に対応しています。企業名や専門用語も翻訳可能で字幕読み上げにも対応していることから、セミナーの音声翻訳にも活用可能です。
Zoom・Teams・Google Meetなど各種WEB会議で利用可能で、各種Webツールやアプリと連携を取りやすい点もメリットです。
App StoreとGoogle Playにて音声翻訳アプリをリリースしており、国際イベントやワークショップにて、参加者はアクティブに利用できます。無料版でもAI要約を用いた議事録を手軽に作成できます。
対応言語は45言語にわたり、英語や中国語や韓国語、ベトナム語、インドネシア語、ポルトガル語、フランス語などでリアルタイム音声翻訳ができます。
参考:音声認識・翻訳言語リスト
2週間の無料トライアル期間があるため、お試ししたい方はお気軽にお問い合わせください。オンライン説明会の申込みや、資料のダウンロードも可能です。
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