新型コロナウイルス感染症の影響で、テレワークは多くの企業と団体で導入され、ZoomやSlackのような便利なWEB会議・チャットツールが広く普及してきました。
一方で、テレワークの導入による生産性の低下が問題となっています。経済産業省が2021年2月に発表した「コロナ禍の経済への影響に関する基礎データ」によると、オフィス勤務と比べて在宅勤務の方が生産性が低いと答えた企業の割合は 92.3%、勤者の割合は 82.0 %と高い割合を示しています。
様々なコミュニケーションツールが導入されているにもかかわらず、テレワークの生産性がオフィス出社に比べ低下する要因としては、現状のWEB会議及びチャットツールでは補えない以下の3点が考えられます。
1. ちょっとした打合せにも時間がかかる
テレワーク中に、一般的なWEB会議ツールで短い話をする時を考えてみましょう。
声をかける度にまずはチャットツールなどで「今ちょっといいですか?」と相手に確認を行います。その後、確認が取れたらWEB会議ツールを利用してミーティングを発行します。次に、URLを相手に共有して相手が入ってくるのを待ちます。
その後も、場合によってはマイクの設定や画面共有の設定に手間がかかり、肝心な話ができるまで長いプロセスが必要となります。そのため、「できるだけミーティングなしで済ませた方がいい」という心理的な壁が形成され、社内のコミュニケーション不足に繋がり、チームの生産性を低下させているのです。
2. コミュニケーション不足で協力関係が滞る
また、気軽なちょっとした雑談や助言などもなくなってしまうという弊害もあります。テレワークでなかったら、ちょっとした休憩の間の雑談からアイデアが生まれたり、困っている人を見かけたら一言アドバイスをかけるだけで仕事が円滑に進むこともあるでしょう。そういった機会が失われてしまうということも大きな課題になっています。
3. メンバーの業務状況が管理できない
チームのマネージャーは、メンバーが稼働しているかどうか、稼働中のメンバーはどの業務に当たっているのかを常に把握し、時間がかかりすぎる場合には指導に入ったり、早く終わりそうな仕事があったら次の仕事を用意したりする必要があります。
しかし、WEB会議やチャットツールでは、常にカメラをONにでもしない限り、メンバーの業務状況をリアルタイムで把握することは難しく、マーネジャーとメンバーとの間でやるべき業務内容で認識齟齬があっても発見することはできず、生産性の低下に繋がっています。
4. 緊張感、現場感、一体感が得られない
オフィス勤務とは違って、緊張感が生まれず家でダラダラとしてしまう場合はどうしても出てしまいます。実際、テレワークで生産性が落ちると回答した人にその要因を聞いた結果、約20%が「上司等がいないので緊張感がなくなる」と回答しました。
緊張感だけでなく、オフィスでは得られていた現場感がないことも個人の生産性意識の低下に繋がります。また、チームメート同士の一体感の欠如は社員のメンタルに影響し、テレワークの問題点として指摘されています。
5. オンボーディングがしづらい
オフィス勤務の場合でしたら、新人を指導する際、一緒に同じディスプレイを見て指で示してやり方を教えることができるでしょう。また、ふと何かおかしい操作をしていそうなところが目に入ったら確認することができます。もしかしたら新人の方が効率的なツール等を知っていて、それを全体に広めて生産性があがるといったこともあるかもしれません。リモートワークではこういった機会が減ってしまいがちで、リモート
仮想オフィスツールとは
このようなテレワークの課題を解決できると期待され、今リモート&ハイブリットチーム(以下、リモートチーム)の間に広まっているのが、「仮想オフィス」です。
仮想オフィスツールとは、社員一人ひとりがアバターを持って仕事をするオンライン空間「仮想オフィス」という概念を実装したソフトウェアツールで、バーチャルオフィスやオンラインオフィス、クラウドオフィス、webオフィスとも呼ばれています。
仮想オフィスツールの主な機能
1. リモートでのコミュニケーション機能
チャットやビデオ通話といったコミュニケーション機能は仮想オフィスツールの基本機能の一つです。コミュニケーション性を重視したツールですと、相手の手が空いていて声をかけやすい状況かどうかを判別できるような、ステータス表示の仕組みを備えていることもあります。
また、自分と相手との距離に応じて声が大きくなったり小さくなったりするなど、実際の空間に似た臨場感を演出できるツールもあります。
2. 打ち合わせ機能
打ち合わせを行うときに便利な、共有ホワイトボードや文字起こしによる議事録作成などの便利な機能を備えているものもあります。高機能なツールですと、通話中にリアルタイムに動作する翻訳機能を持つものもあり、海外の取引先との打ち合わせもスムーズに行うことができます。
3. フロア機能
リモートでの仕事を継続するとなると、各々が一人各自の作業を行うという事が増えていきます。そのため、相談や連携がしにくくなり、孤独感を抱いたり一体感が失われ組織全体としてのパフォーマンスが下がってしまうという問題があります。
フロア機能を持つバーチャルオフィスツールは、オフィス空間をビジュアル的に表示し、そこにメンバーたちがアバターとして集まることで、実際にオフィスで仲間たちと一緒に働いているような感覚で仕事をすることができます。
部門ごとにフロアを分けたりなどして、実際の職場に似た働き方が可能になります。
4. 生産性管理機能
生産性の管理機能をもつバーチャルオフィスツールも提供されています。リモートワークになると、プライベートとの切り替えがしづらかったり、マネージャー職の人が各メンバーの働きぶりを見ることができない、などの問題が起こることがあります。
生産性管理機能を持つバーチャルオフィスツールを使えば、リモートワーク中にどのようなタスクにどれだけ時間を使ったかが可視化され、仕事効率の向上や、マネージャーのリソース管理に役立ちます。
仮想オフィスツールのメリット
リモートチームにバーチャルオフィスツールを導入することで得られる代表的なメリットを5つ紹介します。
1. リモートメンバーの業務状況を見える化できる

バーチャルオフィスの中では、リモートで働いているメンバーのステータスが常時把握できるというメリットがあります。仮想空間内で、メンバー一人ひとりが専用のアバターを確認することでメンバーの業務状況を確認できます。
「在席中」「離席中」「取り込み中」などの基本的なステータスがわかるものから、ユーザーが自ら「商談中」「昼休み」などと入力することで、ユーザーが行っている具体的な業務内容を周りに共有できるツールもあります。
2. 社内のコミュニケーション不足を解消できる

リアルオフィスのように声をかけられて、会話を始めるまでの工数を減らせることも大きなメリットです。多くのバーチャルオフィスでは、アバター同士が一定範囲内に近づいた場合に、互いの声が聞こえるような設計となっています。
相手のステータスを確認して話かけることができるので、相手が何をしているのかわからない状態で声をかけるチャットツールとは違い、実効性の高い声かけが成立するのです。
また、ストレスなく会話を開始できるので、声をかけることに対する心理的ハードルが低くなり、自然と社内のコミュニケーションも増えます。
3. 緊張感、現場感、一体感が形成される

WEB会議ツールとチャットツールでは形成されない現場感、緊張感、一体感が得られることもバーチャルオフィスツールの重要なメリットです。
バーチャルとはいえ、実際にメンバーがアバターを動かして活動している様子が見えるので、現場感が生まれます。チームメンバーが今何をしているのかが常に見えていて、仕事でつまずいたことがあったらいつでも声をかけられるという安心感と一体感があり、テレワーク中の孤独解消にも繋がります。
また、長時間PC操作がないとステータスが「離席中」になる機能などが実装されている仮想オフィスもあり、家で働いている社員に対しても”常に上司が自分の業務状況を確認できるという状況にある”という緊張感を与えることが可能です。
4. 雑談ができる
バーチャルオフィスツールによっては、会議室や個人作業スペース、休憩室などといった場所を必要に応じて配置することができます。休憩室での従業員同士のちょっとした雑談や相談が可能になり、アイデア創出の機会を確保することができます。
5. オンボーディング・新人研修等がしやすい
オフィス勤務の場合でしたら、新人を指導する際、一緒に同じディスプレイを見て指で示してやり方を教えることができるでしょう。また、ふと何かおかしい操作をしていそうなところが目に入ったら確認することができます。もしかしたら新人の方が効率的なツール等を知っていて、それを全体に広めて生産性があがるといったこともあるかもしれません。リモートワークではこういった機会が減ってしまいがちで、リモートコントロールソフトで補うにしても効率が落ちてしまいます。
6. オフィスコストを削減できる

オフィスを持っている企業の場合、テレワークが増えてオフィス使用率が減っても、オフィスによる固定費は変わりません。
フルリモート体制を取る場合、バーチャルオフィスツールを導入することで、オフィスコストを10分の1以下に減らすことができます。
また、ハイブリット体制にする場合でも、コワーキングオフィスと併用することでコストを削減できます。
7. 優秀な人材の確保に繋がる

優秀な人材を確保するためには、勤めやすい環境づくりへの配慮が欠かせません。また、経営者にとっては大きな課題になるでしょう。
しかし、従業員個々の事情によっては退職や転勤を余儀なくされる可能性もでてきます。結婚や出産はもとより、高齢者の介護が必要な人が増えることも予測されます。やむを得ない事情とはいえ、優秀な人材を逃してしまうのは、あまりにも勿体ない話です。
このような悩みを解決する選択肢として、「リモートワーク」があります。
リモートワークとは、職場へ出勤しないで、在宅やサードプレイスオフィスで仕事をする働き方です。職場の近くに住む人や、職場への通勤ができる人を対象にした求人募集にはおのずから限界が生じます。
しかしリモートワークが導入できれば、より広範囲の地域を対象にできるため、場合によっては世界中からの人材採用が可能になります。もちろん、子育てなどの事情により退職する人を引き止めることも可能となります。
これまで企業に貢献した優秀な人材を継続雇用できることは、企業と従業員、双方にとって大きなメリットと言えるでしょう。
仮想オフィスツール導入時の懸念点(デメリット)
メリットの多いバーチャルオフィスツールですが、導入を決める決裁者が、チームの性質と導入目的を念頭に注意すべき点があります。
1. 導入が面倒くさい場合がある
主に月毎のサブスクリプション形式で提供されているバーチャルオフィスツールサービスは、多くの場合無料トライアルが実施されています。問い合わせと個別面談のスケジュール調整過程は、忙しい決裁者にとってかなりの負担です。
また、トライアル終了時にしつこい営業がついてきたり、無理な持続期間を要求されたりする場合があります。トライアルして満足できなかったケースが続くと、導入に1ヶ月以上かかってしまうケースも十分にありえます。
2. 使えない社員が多い場合がある
導入したとしても、ITツールであるバーチャルオフィスツールを使いこなせない社員が多く、社内に浸透できずにコストだけがかかってしまうケースがあります。
また、使い方を学習するのに時間がかかれば、せっかくお金を払っているのに、結局はWEB会議ツールやチャットツールをメインのコミュニケーションツールとして使用してしまうことになりかねません。
3. 社員のプライバシー問題
仮想オフィスツール導入時の比較ポイント
ここでは、バーチャルオフィスツールのメリットを生かして問題なくチームに導入させるために、企業側が考えるべき5つの比較ポイントについて紹介します。企業の裁決者はぜひ目を通してみてください。
1. 導入は簡単にできるのか
どのサービスを利用するとしても、導入の可否を判断するために、契約前に直接ツールを触ってみることは欠かせません。逆に、いくら営業担当者からうまい使い方とメリットを説明されても、結局は裁決者が直接ツールを使ってチームとの相性とコストパフォーマンスを考慮する過程の方が、最終判断に大きく影響します。
したがって、如何に時間と金のコストをかけずに、まずは裁決者が自由にツールを体験することができるかが、最も重要なポイントの1つです。
営業担当者とのコンタクトなしでツールを試せるのか、無料トライアルを通さないといけないのか、無料トライアル中の解約は簡単にできるのか、初期費用はあるのかを把握することが具体的な確認事項です。
2. 常駐性が高いか
オフィスが意味を持つのは、社員が勤務時間中にストレスなく常駐できているからです。
メンバーがいつ、どこにいるのかわからない状況では、声をかけること、作業状況を確認することが難しくなり、効率的なマネジメントが成立しません。
在宅中でも社員が無理なくツールをつけっぱなしにしていられるか(仮想オフィス内に常駐できるのか)は重要なポイントとなります。
常駐性を担保できるツールかわかる1つの判断基準が「デスクトップアプリを提供しているのか」です。ブラウザで使用するWEBアプリの場合、ブラウザを閉じてしまったら終了してしまう、多くのブラウザから探せない、ブラウザ設定を行わないとマイクなどが機能しないといった問題があります。
これらは、テクニカルな面からも、心理的な面からも、常駐性を損なう原因となります。
一方で、デスクトップアプリの場合、バックグラウンドで走らせることができるので、特に神経を使わなくても別の作業に取り組むことができる上に、PC起動と同時に立ち上がるように設定するなど、常駐性に有利に働きます。
デスクトップアプリかどうか、ブラウザアプリの場合には指定席の概念があるのか、長時間つけていてもパソコンに負荷をかけないのか(CPU使用率が低いか)が具体的な確認事項です。
3. 声かけが確実か
コミュニケーション不足を解消できるかどうかがかかっているポイントです。
ツール内で気軽な声かけが有効かどうかは、主に声をかける側の「タイミングの精度」と、声をかけられた側の「気付きやすさ」によって決まります。
例えば、オフィスで少し席を外している相手に声をかけることはしませんよね?しかしその当たり前のことがテレワーク中には起こってしまい、生産性を低下させているのです。いかに相手が返事できるタイミングがわかるように仕組まれているのかが重要です。
具体的には、メンバーの「離席中」などのステータスが一眼でわかるか、仕組み的に離席中の相手に声をかけられなくなっているか、離席中のステータス変更は自己申告する必要があるかを確認しましょう。
声をかけられた側が、気付きやすいのかも重要です。相手がエクセルなどの別アプリで作業をしている時、声かけをされても気づけないこともあるでしょう。
その場合、声をかけた側は「無視された」と感じたり、不信感をおぼえたりなど、社内雰囲気に影響する可能性もあります。
別のアプリを開いていても画面上に通知は出てくるのか(ブラウザアプリだとここに限界があるため要注意)、声かけに「応じる」「拒否」などアクションができるようになっているのか(話せない場合でもそのことを伝えられる仕組み)が具体的な確認事項になります。
また、画面共有や画面操作のしやすさなど、伝えたいことがストレスなく伝えられるかなどもポイントです。
4. 業務状況はどこまで見えるのか
物理的に相手が見えない中で、メンバーが今何をしているのかをどこまで把握できるのかは、リモートチームを管理していくマネージャーにとって重要です。
同時に、リモートで働く社員にとっても、緊張感を与えられるという側面でも大事な要素になります。
ただし、これが度をすぎるとプライバシー侵害の問題になり、社員に反感を買う場合もあるので、両方のバランスが取れているかを確認する必要があります。
「離席中」などの基本ステータスはわかりやすく表示されるのか、どのプロジェクトの仕事しているのか、「書類作成中」などの具体的な業務も表示できるのか、勤務時間と作業内容のログは残るのか、常時カメラをつけっぱなしに前提の使い方なのかなどが確認事項となります。
5. グローバルチームに対応可能か
母語が異なるメンバーたちが重要な役割を果たしているグローバルチームにとって、日本語以外の言語に対応しているのかが、大事なポイントとなってきます。
少子化とグローバル化が進み、外国人人材の流入が多くなっている今、様々な言語に対応できているかどうかも採用の観点では重要です。
UIが日本語以外の言語にも対応しているのか、同時通訳機能などが用意されているのかが具体的な確認事項となります。
即導入可能な仮想オフィスツール
VoicePing(VoicePing株式会社)
VoicePingは社内コミュニケーションの活性化とリモートワークマネジメント、生産性向上のために開発された仮想オフィスツールです。各メンバーのステータスが見えて、ワンクリックで声かけができるため、円滑なコミュニケーションが図れます。また、会議や商談の内容を自動で文字起こし、ChatGPTによる要約ができるため、議事録作成を簡略化できます。
さらに、45ヵ国の言語に対応したリアルタイム翻訳も備わっているため、言語の壁を気にせずにコミュニケーションが楽しめることが魅力です。
営業担当者にお問い合わせしなくても、アプリをダウンロードすれば、5名まで完全無料で利用できます。操作方法を知りたい方は、個別説明会を用意しているため、安心・安全にツールを利用できます。
特徴
- 相手のステータス(声かけOK、声かけNG)が把握できる
- 1 click で相手に声かけができる
- アクティブアプリ名(相手が利用しているアプリ)を表示できる
- メンバーの作業状況を把握するタイムトラッキング機能が搭載されている
- Web会議機能(画面共有、ホワイトボード、共同編集エディタ)が充実している
- 会議や商談内容の議事録を自動で作成できる
- 45ヵ国の言語に対応しておりリアルタイム翻訳ができる
料金
Kumospace(Kumospace, inc.)
Kumospaceは英語ベースの仮想オフィスツールです。メンバー同士の声かけ機能やWEB会議システム機能など基本の機能だけでなく、チームビルディング向けのゲームが搭載されています。また、チームメンバーが活躍したことを称えたり、誕生日をお祝いする機能などが搭載されていることが大きな特徴です。アプリのデモを予約すれば、すぐに導入できます。
特徴
- 英語ベースの仮想オフィスツール
- チームビルディングのためのオンラインゲームが搭載されている
- 相手の活躍を称える機能が搭載されている
- デモを予約すれば、すぐに導入できる
料金

MetaLife(株式会社ベンド)
MetaLife はRPGゲームのようなビジュアルでワクワク、オフィスに出社するのが楽しくなる仮想オフィスツールです。オフィスのデザインは数百種類あり、オフィス、学校、豪邸、ビーチ、宇宙など好みのデザインを選べます。
そのため、ウェビナーや企業説明会、展示会、勉強会など、目的に沿った会場を作ることが可能です。デザインだけでなく、リモートワークのコミュニケーションを円滑するチャット、リアクション機能が搭載されています。
特徴
- ブラウザアプリ
- RPGゲームのようなビジュアルでワクワク感を演出できる
- オフィスデザインは数百種類登録されている
- コミュニケーションを円滑にするコミュニケーションやリアクション機能が搭載されている
料金

常駐性の高い仮想オフィスツール
Gather(Gather presence)
Gatherは、オフィステンプレートが充実している仮想オフィスツールです。オフィスも「工業系」「高層ビル」「中庭付き」「居心地のよい」などを選ぶことができます。また、オフィス以外にもグラウンドやダンジョンなどのテンプレートがあるため、目的に合う仮想空間を簡単に実現できます。また、オフィスのオブジェクトを簡単に追加、削除、カスタマイズすることも可能です。
アバターや自分の席を好みにアレンジできるため、ワクワクしながら仕事をすることができます。
特徴
- オフィステンプレートが充実している
- オフィスのオブジェクトをカスタマイズできる
- アバターを自分の好みにカスタマイズできてワクワク楽しめる
料金

TEEMYCO(TEMMYCO)
TEEMYCOはリアルなオフィスの空間を再現できる仮想オフィスツールです。家具の配置が楽しめるだけでなく、カラーを変えたりロゴを挿入できたりします。そのため、企業の雰囲気を作れます。
また、Webシステムが便利で、リアクション機能や複数の資料を同時共有できる機能が搭載されていることが魅力です。
特徴
- リアルなオフィスの空間を再現できる
- 家具のカラー差し替えやロゴの挿入ができる
- Web会議システムの機能が優れている
料金

Kosy(kosy Software)
Kosyは、コミュニケーションツールが1つになった仮想オフィスツールです。Web会議、チャット、チャネル、スレッドなど適切な方法でコミュニケーションをすることで、リモートチームのコラボレーションを加速させていきます。また、コンテキストの切り替えが少なく、あらゆる情報が一目で見れます。そのため、無駄な会議が発生しないと評判のツールです。
特徴
- 英語のみの対応
- Web会議、チャット、チャネル、スレッドなどのコミュニケーションができる
- コンテキストの切り替えが少なく、あらゆる情報が一目で見れる
料金

声かけの有効性が高い仮想オフィスツール
NeWorks(NTTコミュニケーションズ株式会社)
NeWorksは、チームの一体感を重視した仮想オフィスツールです。相手のステータスがわかり、1クリックで会話ができます。また、アプリのインストールが不要でブラウザで利用できるため、ログイン・ログアウトがしやすいです。そのため、仮想オフィスツールを使わなくなってしまうという問題が起きにくいです。またNTTグループが開発しているツールで、多要素認証などセキュリティ面も安心して利用できます。
特徴
- ステータスに「ウェルカム(話したい)」がある
- ブラウザで利用できるため、ログイン・ログアウトがしやすい
- 多要素認証などセキュリティ面で安心して利用できる
料金

SoWork(SoWork)
Soworkは、AI(ソフィアボット)が搭載されている仮想オフィスツールです。ソフィアボットは、SoWorkで話した内容を文字起こしして、要約してくれます。そのため、議事録作成の手間から解放されます。
それだけでなく、企業文化や従業員の個性を伝える機能が豊富です。オフィスをカスタマイズしたり、アバターやデスクをカスタマイズできるため、どのような企業体質なのか、どのような人なのかを伝えることができます。
特徴
- ソフィアボットが会議や商談の内容を自動で文字起こししてくれる
- オフィスのカスタマイズができる
- 自分好みのアバターを作成して楽しむことができる
料金

仮想オフィスサービス(株式会社日立ソリューションズ・クリエイト)
仮想オフィスサービスは、リモートワークでのコミュニケーションを活性化するための仮想オフィスツールです。メンバーの予定を確認できる機能があるため、話しかけるタイミングがわかります。また、今日の一言コメントや気持ちアイコンが機能があります。
チームチャットやチーム掲示板で情報共有も可能です。
特徴
- メンバーの予定を確認できる
- 一言コメントや気持ちを表示できる機能がある
- 掲示板でチームの情報共有ができる
料金
要お問い合わせになっています。
業務状況の確認に向いている仮想オフィスツール
FAMoffice(富士ソフト株式会社)
FAMofficeは、離れている場所で働いていても一緒に働いているような一体感を得られる仮想オフィスツールです。オフィスを見渡すようにメンバーの様子を確認できるため、みんなで働いているような安心感が得られます。
また、それだけでなく、つぶやき機能が搭載されていることが大きな特徴です。つぶやき機能を使えば「髪を切りに行ってきた」「いいね」などのような雑談ができます。
特徴
- オフィスを見渡せるような臨場感のある空間
- 雑談が増えるつぶやき機能
- 出勤・退勤のデータが取得可能
料金

oasis(株式会社エクステンシブル)
Oasisは、ハイブリッド型勤務のマネジメントを効率化できる仮想オフィスツールです。各メンバーのステータス表示やワンクリックの声かけなどの基本機能だけでなく、ピープルマネジメントが搭載されています。
ピープルマネジメントとは、ユーザーのログイン状況(出勤状況)、会話時間や会話回数などを把握できる機能です。また、ツールの使用状況から、どのような人が仲良しなのか、孤立している人はいないかなどを把握できます。
特徴
- デスクトップアプリ/ブラウザアプリ/スマホアプリを選べる
- ハイブリッド型勤務のマネジメントを効率化できる
- 孤立している従業員を見つけ出してケアすることができる
料金

Remotty(株式会社ソニックガーデン)
Remottyは在宅勤務で失われがちな「人がいる存在感」「雑談」「声かけ」「雑談」など、コミュニケーションを活性化するために開発された仮想オフィスツールです。Remottyにアクセスしている間は、PCのカメラで自動撮影された写真が2秒間隔で仲間に共有されます。そのため、在席しているかどうかが一瞬で把握できます。また、会議やチャット、スレッドで会話することが可能です。
特徴
- PCのカメラで自動撮影された写真が2秒間隔で仲間に共有される
- 従業員が在席しているかどうかを確認できる
- 会議、チャット、スレッドでコミュニケーションを取ることができる
料金
料金は要お問い合わせになっています。
グローバルチーム対応仮想オフィスツール
Spatial Chat(SpatialChat, Ltd.)
Spatial Chatは英語で使用できる仮想オフィスツールです。
ビデオ通話や画面共有といった基本機能はもちろん、オフィス上に画像を表示することができます。近い場所にいる人の声は大きく、遠い場所にいる人の声は小さくといったふうに音量が調整されるので、臨場感の高い音声チャットが可です。また、シンプルながらUIも簡単で、5人までなら完全無料で利用できることも魅力となっています。
特徴
- 英語対応のバーチャルオフィスツール
- オフィス上に画像を表示することができる
- 近くにいる人の声を大きく、遠くにいる人の声が小さく聞こえる
- 5名までなら完全無料で利用できる
料金

oVice(oVice株式会社)
oViceとは、オンラインイベントなど気軽な雑談を実現できるように設計された仮想オフィスツールです。日本語だけでなく、英語、韓国語に対応しています。そのため、外資系企業のお客様も招いてオンラインイベントを実施したいときに、スムーズな運営ができます。
また、仮想オフィスのレイアウトのカスタマイズも簡単です。そのため、オフィス、イベントなど目的に見合った会場が簡単に作れます。
特徴
- 英語、日本語、韓国語に対応できているため、お客様を招待しやすい
- 仮想オフィスのレイアウトを自由に設計できる
- 距離に応じて声の聞こえ方が異なるため、臨場感がある
料金

その他の仮想オフィスツール
EventIn Workplace(株式会社ブイキューブ)
EventIn Workplace は、2022年2月に発売開始された仮想オフィスツールです。大きな特徴は、ブラウザだけで利用ができて、最大5,000人が参加できるWebイベントを開催できることです。また、ブースも最大300ブース設置できます。
そのため、オンライン内定式、入社式、懇親会、オンライン展示会など大人数が参加できるイベントを行う際に便利です。
特徴
- ブラウザで利用できる
- 最大5,000人が参加できるWebイベント
- ブースを最大300ブース設置できる
- オンライン内定式・入社式・懇親会・オンライン展示会などイベント向き
料金
料金は要お問い合わせになっています。
PARTY SPACE(PARTY SPACE)
PARTY SPACEは、臨場感のあるオンラインイベントを開催するためのバーチャルツールです。実際に会場にいるかのような3Dの空間が魅力的です。近くにいる人の声は大きく聞こえて、遠くにいる人の声は小さく聞こえるため、没入感があります。
表彰式や入社式、社内外を含めた大規模イベントなどで使われているツールです。
特徴
- オンラインイベント向けのツール
- 会場にいるかのような3Dの空間が魅力
- 近くにいる人は声が大きく、遠くにいる人は声が小さく聞こえる
料金
料金は要お問い合わせとなっています。
Work In sync(MovelnSync)

Work In syncは、リモートワークを円滑にするための仮想オフィスツールです。オフィスに出社することはできませんが、「会議室」「駐車場」「オフィスのデスク」などの予約状況をバーチャル状で確認できます。
- 会議室や駐車場の予約状況をバーチャル上で確認できる
- ハイブリッドワークを支援する
- 働き方改革ができる
料金

まとめ
新型コロナウイルスを経験し、会社によっては全出社も厳しい今、テレワークの生産性における課題は至急に解決すべきです。
徐々にZoom や SlackなどのWEB会議・チャットツールが広まって来ましたが、仮想空間に常駐しながら仕事をするという考え方、「バーチャルオフィス」はその上を行くソリューションです。企業の裁決者はぜひ導入を検討してみてください。
導入前に、裁決者がツールを実際に体験することは大事です。チームに浸透できるかどうかを見極めずに導入してしまうと、場合によっては利用を断念することとなり、不要なコストが発生してしまうためです。
しかし、サービスによっては体験するまでに解決者の時間が多く取られてしまう場合があるのも事実です。
自分のチームに必要な機能はあるのか、チームとの相性は良いかを考えると同時に、導入するまでにかかる時間・金銭的コストも総合的に判断しながら選定を進めて行きましょう。