目次
Toggleテレワークの課題|仮想オフィスツールの必要性

新型コロナウイルス感染症の影響で、テレワークは多くの企業と団体で導入され、ZoomやSlackのような便利なWEB会議・チャットツールが広く普及してきました。しかし、テレワークの導入による生産性の低下が問題となっています。経済産業省が2021年2月に発表した「コロナ禍の経済への影響に関する基礎データ」によると、オフィス勤務と比べて在宅勤務の方が生産性が低いと答えた企業の割合は 92.3%、勤務者の割合は 82.0 %と高い割合を示しています。
様々なコミュニケーションツールが導入されているにもかかわらず、テレワークの生産性がオフィス出社に比べ低下する要因として以下の5点が考えられます。
テレワーク生産性の低下原因は?

1. ちょっとした打合せにも時間がかかる
テレワーク中に一般的なWEB会議ツールで短い話をする際、まずはチャットツールなどで「今ちょっといいですか?」と相手に確認を行い、その後ミーティングを設定し、URLを共有して参加を待つという手順が必要です。これにより、「できるだけミーティングなしで済ませた方がいい」という心理的な壁が形成され、コミュニケーション不足に繋がります。
2. コミュニケーション不足で協力関係が滞る
オフィスでは休憩中の雑談からアイデアが生まれたり、助言によって仕事が円滑に進むことがありますが、テレワークではその機会が失われがちです。このため、協力関係が滞り、チームの生産性が低下します。
3. メンバーの業務状況が管理できない
マネージャーはメンバーの稼働状況や業務内容を把握する必要がありますが、WEB会議やチャットツールではリアルタイムで把握することが難しく、認識齟齬が生じることがあります。
4. 緊張感、現場感、一体感が得られない
オフィス勤務とは違って、緊張感が生まれず家でダラダラとしてしまう場合はどうしても出てしまいます。実際、テレワークで生産性が落ちると回答した人にその要因を聞いた結果、約20%が「上司等がいないので緊張感がなくなる」と回答しました。
緊張感だけでなく、オフィスでは得られていた現場感がないことも個人の生産性意識の低下に繋がります。また、チームメート同士の一体感の欠如は社員のメンタルに影響し、テレワークの問題点として指摘されています。
5. オンボーディングがしづらい
新人を指導する際、オフィスでは直接の指導や確認が可能ですが、テレワークではその機会が減少し、効率的なツールや手法の共有が難しくなります。
仮想オフィスツールとは

このようなテレワークの課題を解決するために期待されているのが「仮想オフィス」です。仮想オフィスツールは、社員一人ひとりがアバターを持ち、オンライン空間で仕事をするソフトウェアであり、バーチャルオフィスやオンラインオフィスとも呼ばれています。
仮想オフィスツールの特徴は?
テレワークの課題を解決するために登場しました「仮想オフィスツール」。従来のコミュニケーションツールとは異なり、仮想オフィスツールはリモートワークにおけるチームの一体感や臨場感を再現し、より自然なコミュニケーションを可能にします。次に、仮想オフィスツールが提供する主な機能について詳しく説明します。
1. リモートでのコミュニケーション機能

チャットやビデオ通話といったコミュニケーション機能は仮想オフィスツールの基本機能の一つです。コミュニケーション性を重視したツールですと、相手の手が空いていて声をかけやすい状況かどうかを判別できるような、ステータス表示の仕組みを備えていることもあります。
また、自分と相手との距離に応じて声が大きくなったり小さくなったりするなど、実際の空間に似た臨場感を演出できるツールもあります。
2. 打ち合わせ機能

打ち合わせを行うときに便利な、共有ホワイトボードや文字起こしによる議事録作成などの便利な機能を備えているものもあります。高機能なツールですと、通話中にリアルタイムに動作する翻訳機能を持つものもあり、海外の取引先との打ち合わせもスムーズに行うことができます。
3. フロア機能

リモートでの仕事を継続するとなると、各々が一人各自の作業を行うという事が増えていきます。そのため、相談や連携がしにくくなり、孤独感を抱いたり一体感が失われ組織全体としてのパフォーマンスが下がってしまうという問題があります。
フロア機能を持つバーチャルオフィスツールは、オフィス空間をビジュアル的に表示し、そこにメンバーたちがアバターとして集まることで、実際にオフィスで仲間たちと一緒に働いているような感覚で仕事をすることができます。部門ごとにフロアを分けたりなどして、実際の職場に似た働き方が可能になります。
4. 生産性管理機能

生産性の管理機能をもつバーチャルオフィスツールも提供されています。リモートワークになると、プライベートとの切り替えがしづらかったり、マネージャー職の人が各メンバーの働きぶりを見ることができない、などの問題が起こることがあります。
生産性管理機能を持つバーチャルオフィスツールを使えば、リモートワーク中にどのようなタスクにどれだけ時間を使ったかが可視化され、仕事効率の向上や、マネージャーのリソース管理に役立ちます。
仮想オフィスツールのメリット6つ
リモートチームにバーチャルオフィスツールを導入することで得られる代表的なメリットを5つ紹介します。
1. リモートメンバーの業務状況を見える化できる

バーチャルオフィスの中では、リモートで働いているメンバーのステータスが常時把握できるというメリットがあります。仮想空間内で、メンバー一人ひとりが専用のアバターを確認することでメンバーの業務状況を確認できます。
「在席中」「離席中」「取り込み中」などの基本的なステータスがわかるものから、ユーザーが自ら「商談中」「昼休み」などと入力することで、ユーザーが行っている具体的な業務内容を周りに共有できるツールもあります。
2. 社内のコミュニケーション不足を解消できる

リアルオフィスのように声をかけられて、会話を始めるまでの工数を減らせることも大きなメリットです。多くのバーチャルオフィスでは、アバター同士が一定範囲内に近づいた場合に、互いの声が聞こえるような設計となっています。
相手のステータスを確認して話かけることができるので、相手が何をしているのかわからない状態で声をかけるチャットツールとは違い、実効性の高い声かけが成立するのです。
また、ストレスなく会話を開始できるので、声をかけることに対する心理的ハードルが低くなり、自然と社内のコミュニケーションも増えます。
3. 緊張感、現場感、一体感が形成される

WEB会議ツールとチャットツールでは形成されない現場感、緊張感、一体感が得られることもバーチャルオフィスツールの重要なメリットです。
バーチャルとはいえ、実際にメンバーがアバターを動かして活動している様子が見えるので、現場感が生まれます。チームメンバーが今何をしているのかが常に見えていて、仕事でつまずいたことがあったらいつでも声をかけられるという安心感と一体感があり、テレワーク中の孤独解消にも繋がります。
また、長時間PC操作がないとステータスが「離席中」になる機能などが実装されている仮想オフィスもあり、家で働いている社員に対しても”常に上司が自分の業務状況を確認できるという状況にある”という緊張感を与えることが可能です。
4. オンボーディング・新人研修等がしやすい

オフィス勤務の場合でしたら、新人を指導する際、一緒に同じディスプレイを見て指で示してやり方を教えることができるでしょう。また、ふと何かおかしい操作をしていそうなところが目に入ったら確認することができます。もしかしたら新人の方が効率的なツール等を知っていて、それを全体に広めて生産性があがるといったこともあるかもしれません。リモートワークではこういった機会が減ってしまいがちで、リモートコントロールソフトで補うにしても効率が落ちてしまいます。
5. オフィスコストを削減できる

オフィスを持っている企業の場合、テレワークが増えてオフィス使用率が減っても、オフィスによる固定費は変わりません。フルリモート体制を取る場合、バーチャルオフィスツールを導入することで、オフィスコストを10分の1以下に減らすことができます。また、ハイブリット体制にする場合でも、コワーキングオフィスと併用することでコストを削減できます。
6. 優秀な人材の確保に繋がる

優秀な人材を確保するためには、働きやすい環境づくりが重要です。しかし、結婚や出産、高齢者の介護などの事情で退職や転勤を余儀なくされることがあります。この問題を解決する選択肢として「リモートワーク」があります。リモートワークを導入すれば、広範囲から人材を採用でき、退職の理由になる事情を持つ従業員を引き止めることが可能です。これは企業と従業員の双方にとって大きなメリットとなります。
仮想オフィスツール導入時の注意点
バーチャルオフィスツールは多くのメリットを提供しますが、導入を決める際には以下の点に注意が必要です。
1. 導入の手間
– 多くのバーチャルオフィスツールは月毎のサブスクリプション形式で提供されており、無料トライアルが実施されています。しかし、問い合わせや個別面談のスケジュール調整は、忙しい決裁者にとって負担が大きいです。
– トライアル終了後にしつこい営業や無理な契約延長を求められることがあり、導入に時間がかかる場合があります。
2. 使いこなせない社員の存在
– バーチャルオフィスツールを導入しても、ITツールに不慣れな社員が多いと社内に浸透せず、コストだけがかかることになります。
– ツールの学習に時間がかかる場合、結果的に既存のWEB会議ツールやチャットツールが引き続き使用されることもあります。
3. 社員のプライバシー問題
– 業務状況を監視するためにカメラでの撮影・保存機能が実装されている場合、社員からの反感を買うことがあります。
– これは社内の雰囲気を乱し、別のツール導入に対する抵抗感を生む可能性があります。度が過ぎる場合、違法と判断されることもあるため注意が必要です。
仮想オフィスツール導入時の比較ポイント5つ!

企業が仮想オフィスツールを導入する際、適切な選択をするための重要な比較ポイントを5つ紹介します。裁決者の参考になるよう、具体的な確認事項も含めて整理します。
1. 導入の容易さ
仮想オフィスツールを選定する際、導入の簡単さは非常に重要です。裁決者がツールを実際に使ってみることが大切です。具体的な確認事項は以下の通りです。
- 営業担当者とのコンタクトなしでツールを試せるか
- 無料トライアルがあるか
- 無料トライアル中の解約が簡単か
- 初期費用があるか
2. 常駐性
仮想オフィスツールの常駐性は、効率的なマネジメントに直結します。メンバーが無理なくツールを使い続けられるかがポイントです。具体的な確認事項は以下の通りです。
- デスクトップアプリを提供しているか
- 指定席の概念があるか(ブラウザアプリの場合)
- CPU使用率が低く、長時間使用してもパソコンに負荷をかけないか
3. 確実な声かけ
ツール内でのコミュニケーションが円滑に行えるかどうかは、生産性に影響を与えます。具体的な確認事項は以下の通りです。
- メンバーのステータス(離席中など)が一目でわかるか
- 離席中の相手に声をかけられない仕組みがあるか
- 別アプリ使用中でも通知が出てくるか
- 声かけに応じる/拒否するアクションができるか
- 画面共有や画面操作のしやすさ
4. 業務状況の可視化
リモートチームの管理において、メンバーの業務状況をどこまで把握できるかが重要です。具体的な確認事項は以下の通りです。
- 離席中などの基本ステータスが表示されるか
- どのプロジェクトの仕事をしているかがわかるか
- 書類作成中などの具体的な業務が表示できるか
- 勤務時間と作業内容のログが残るか
- 常時カメラをつけっぱなしにする必要があるか
5. グローバルチーム対応
グローバルチームでの利用を考えると、異なる言語に対応していることが重要です。具体的な確認事項は以下の通りです。
- UIが日本語以外の言語に対応しているか
- 同時通訳機能が用意されているか
即導入可能な仮想オフィスツール8選!

仮想オフィスツールは種類が豊富で、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか?
ここでは、導入手続きが簡単で、登録後すぐに利用を開始できるツールを7つ厳選しました。
業務の性質やチーム構成に応じて、ぜひ最適なツールを見つけてみてください。
グローバルチームに特におすすめ!即導入可能ツール4選
多言語対応やリアルタイム翻訳、柔軟なアクセス性などを重視するグローバルチームには、以下のツールがおすすめです。
海外メンバーとのやり取りや、時差・言語の壁を越えたスムーズな連携をサポートします。
1. VoicePing

VoicePingは、URL発行不要で即座に会話できる仮想オフィスツールです。
独自開発の高精度AIによるリアルタイム音声翻訳&文字起こしにより、テレワーク環境でも円滑なコミュニケーションを実現。特に多国籍チームや議事録の自動化を求める企業に最適です。
🔧 主な機能
リアルタイム翻訳&文字起こし:43言語対応、会議中の発言を即時翻訳・記録
議事録自動生成:話し合い内容を自動で要約・保存
画面共有+お絵描き機能:ホワイトボードのように手描きで共有
アバターのステータス表示:「オンライン」「取り込み中」などが一目でわかる
カレンダー連携:予定に合わせてステータスを自動切り替え
👥 ステータス表示

オンライン(声かけOK)
取り込み中(話しかけ不可)
離席中(不在)
メンバーのアバターに表示されるステータスにより、「今、話しかけていいか」が一目でわかります。会話のタイミングに迷うことなく、1クリックで即通話が可能です。
💡 Zoom会議のリアルタイム翻訳デモ動画
このように、VoicePingを活用することで、テレワーク環境でも円滑なコミュニケーションと効率的な業務遂行が可能となります。
料金情報は以下になります。

2. Spatial Chat
Spatial Chat(スペーシャルチャット)は、まるで実際のオフィスにいるかのような“距離に応じた音量変化”が特長の仮想オフィスツールです。ユーザーは仮想空間上に配置された自分のアイコンを動かし、近づけば声が大きく、離れると小さくなるという自然な会話環境を実現できます。
UIは非常にシンプルで直感的。5人までであれば無料で利用できる点も魅力です。
🔧 主な機能
近接音声:距離に応じて声の大きさが変わる、自然な会話体験
背景カスタマイズ:自由なレイアウトでオフィスやイベント空間を再現
画面・資料共有:ドキュメントやスライドの共有もスムーズ
簡単操作:ブラウザからすぐに使えるシンプルなUI
セキュリティ対応:SAML SSOで法人利用にも対応
料金

3. oVice
oVice(オヴィス)は、2Dマップ上を自由に動き回りながら、リアルオフィスのような会話や共同作業ができる国産バーチャルオフィスツールです。
シンプルな操作性とビジネス向けの機能性が両立しており、大手企業から教育機関まで幅広く導入されています。
🔧 主な機能
アバターの自由移動 & 近接自動会話
会議室のビデオ・音声録画(Business/Enterpriseプラン)
バーチャルアバター機能(表情や動きを反映)
リアルタイム文字起こし & 多言語対応(有料オプション)
Microsoft Teams など外部ツール連携機能
料金情報は以下になります。

4. Swise
*Swiseはオンラインオ見学も提供しています。ホームページからご確認ください。
Swise(スワイズ)は、オフショア開発や多拠点チームのために設計された、日本発の軽量・多機能型バーチャルオフィスツールです。リアルな仮想空間と、リアルタイム翻訳・議事録生成・つぶやき機能など、リモート環境での即時性とチーム連携を強化する機能が充実しています。
🔧 主な機能
リアルタイム字幕翻訳&議事録生成:日・英・中など多言語に対応
つぶやき&お知らせ掲示:作業状態や情報共有をワンクリックで
画面共有&共同作業:フロア上で複数人と同時に資料を確認・作業
エリア会話機能:話したい人だけと会話できるスペースを設定
稼働時間・利用ツールの可視化:勤怠と業務状況をデータで把握
料金情報は以下になります。
個性あふれるバーチャルオフィスツール4選!
1. MetaLife
MetaLife(メタライフ)は、RPGゲームのような2Dドット絵の仮想空間で、アバターを使って自然なコミュニケーションができるバーチャルオフィスツールです。オフィスや学校、ビーチ、宇宙など数百種類のデザインから選べ、チームの雰囲気に合わせた空間を構築できます。アバター同士が近づくだけで音声・ビデオ通話が開始され、リアルなオフィスのような「ちょっといいですか?」がオンラインでも実現可能です。
🔧 主な機能
アバターが近づくだけで会話が始まる近接通話
数百種類の背景から自由に選べる空間デザイン
会議室やホワイトボードなどのチーム用ツール
チャット・リアクションで気軽な交流もサポート
インストール不要、ブラウザで即利用可能
料金情報は以下になります。

2. Gather
Gather(ギャザー)は、ピクセルアート風の空間を自由に歩き回れる2D仮想オフィスツールです。
オフィスだけでなく、オンラインイベントやチームビルディングにも活用でき、「空間×会話」を組み合わせた自然なコミュニケーションが実現できます。
🔧 主な機能
アバターによる自由移動と近接会話機能
会議室・カフェスペースなど自由にレイアウト可能
MiroやGoogle Docsなどの外部ツールと統合可能
イベントモードの設定(説明会・懇親会など)
ゲスト招待URLのワンクリック発行
料金情報は以下になります。

3. SoWork
SoWork(ソワーク)は、AIを活用したスマートな仮想オフィスで、リモートチームの生産性と一体感を向上させるプラットフォームです。ユーザーはカスタマイズ可能な仮想空間で、アバターを通じて自然なコミュニケーションを実現できます。
🔧 主な機能
Sophia Botによる会議の要約・アクション整理
アバター同士の近接通話とリアルタイム接続
チーム文化に合わせたオフィスデザインが可能
即時会話・画面共有などの基本機能を完備
料金情報は以下になります。

4. Remo

Remo(リモ)は、オンラインイベントやチームミートアップ向けに最適化された仮想空間プラットフォームです。
アバターでテーブル間を自由に移動しながら、「誰と、どこで、何を話すか」を選べる、まるで本物の交流イベントのような体験が特徴です。
🔧 主な機能
テーブルに着席=会話が自動スタート(近接会話)
登壇形式と自由会話形式をシームレスに切替可能
画面共有・ホワイトボード・タイマーなど多彩なツール
ゲスト招待リンクの発行 / 登録型イベントの開催も可能
イベント参加者のプロフィール表示 & ネットワーキング強化
料金情報は以下になります。

業務状況の確認に向いている仮想オフィスツール4選
1. FAMoffice(導入相談必要)
*FAMofficeはオンラインオ見学も提供しています。ホームページからご確認ください。
FAMofficeはリモートワーク時にコミュニケーションを活発にするためのさまざまな機能を提供します。アバターやステータス表示などでチームの状況をひと目で把握でき、ビデオ通話や資料共有機能を活用して円滑なコミュニケーションを実現します。セキュリティ対策も充実しており、安全に利用できます。
🔧 主な機能
アバター出社:仮想空間にアバターでログインし、メンバーと共に勤務。
ステータス表示:「会議中」「取込中」などで状況を可視化。
近接ビデオ通話:アバターを近づけるだけで自動的に通話開始。
つぶやき表示:吹き出しで簡単な連絡や状況共有。
マルチアバター:複数フロアに同時参加可能。
資料共有&ホワイトボード:会議中の共同作業を支援。
料金

2. oasis (導入相談必要)

Oasis(オアシス)は、アバターを使って自由に移動・会話ができる国産の仮想オフィスツールです。
Web会議だけでなく、業務進行・雑談・休憩まですべてを仮想空間上で完結できる「テレワークの居場所」として注目されています。
🔧 主な機能
テーブルに座るだけで自動会話スタート(近接会話)
「話しかけてOK」などを表現するステータス機能
外部ゲスト招待や外部ツール(Googleカレンダー等)との連携
バーチャル背景・看板オブジェクトなどの空間カスタマイズ
フロア分析機能(利用状況の可視化)
料金情報は以下になります。

3. Remotty (導入相談必要)
Remottyはテレワークの課題を解決するために、多様な機能を備えたリモートワークプラットフォームです。コミュニケーションの円滑化、メンバーの状況把握、孤独感の軽減を実現し、生産性向上をサポートします。セキュリティ対策も万全で、安心して利用できます。
🔧 主な機能
アバター出社:仮想空間にアバターでログインし、メンバーと共に勤務。
ステータス表示:「会議中」「取込中」などで状況を可視化。
近接ビデオ通話:アバターを近づけるだけで自動的に通話開始。
つぶやき表示:吹き出しで簡単な連絡や状況共有。
マルチアバター:複数フロアに同時参加可能。
資料共有&ホワイトボード:会議中の共同作業を支援。
料金情報は以下になります。
・月額¥3,500から(税抜き・5名ユーザ)
・他のプランはお問い合せ
4. roundz(ラウンズ)

roundz(ラウンズ)は、日本発のバーチャルオフィスツールで、「オフィスの廊下やデスク横での自然な会話」をオンラインで再現することを目指しています。リモートワーク下で失われがちな“偶発的な雑談”や“チームの一体感”を、アバターによる視覚的な距離とステータス表示によって再構築しているのが大きな特長です。
🔧 主な機能
アバターをドラッグして、空間内を自由に移動可能
近づくと音声通話が自動で開始、離れると終了(プロキシミティトーク)
「話しかけOK」「集中作業中」などのステータスを一目で確認
Slack、Googleカレンダーとの連携あり
PCブラウザベースでインストール不要、軽量動作
料金情報は以下になります。

まとめ

コロナ禍をきっかけに急速に広がったテレワークは、2025年現在、“選択肢のひとつ”から“働き方のスタンダード”へと進化しました。バーチャルオフィスの需要も依然として高く、多くの企業が柔軟な働き方とチームのつながりの両立を実現する手段として導入を検討・活用しています。
ただし、ツールの選定においては、経営層や導入担当者自身が事前に体験し、操作性や文化との相性を見極めることが非常に重要です。実際に使ってみて初めて「自社には合わない」と感じるケースも少なくありません。その場合、導入にかけた時間やコストが無駄になるリスクもあります。
また、2025年現在は多機能なツールが増える一方で、設定や立ち上げに時間がかかるサービスもあるため、初期導入のしやすさやサポート体制の充実度も選定の大きなポイントとなっています。
最適なバーチャルオフィスツールを選ぶためには、
自社の働き方に必要な機能が揃っているか
チームの規模や文化に合うか
導入コストやサポートの柔軟性はどうか
といった点を総合的に判断することが重要です。
未来の働き方を見据えて、チームの一体感を保ちつつ、生産性も高められる環境づくりを実現していきましょう。
VoicePingについて

👉 導入をご検討中の方や、機能に関するご相談は お問い合わせページ よりお気軽にご連絡ください。