ベトナム語の翻訳アプリ・ソフトで会議に最適なツールとは?

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Akinori Nakajima
Akinori Nakajima
CEO at VoicePing

日本・世界のビジネスシーンにおいてベトナムの重要性は年々高まっています。

JETROの発表「ビジネス短信」によると、2021年のベトナムのGDP成長率は2.6%。製造の拠点を中国からベトナムに移転しているという日本企業も少なくありません。 ビジネスでのベトナムの存在感が高まるにつれて問題となっているのが、ベトナム語の翻訳です。 会議・ミーティングのシーンでコミュニケーションが成り立たないと、適切な指示・管理ができなくなり、生産性低下につながります。 ベトナム語の同時通訳者を雇用できれば解決できる場合もありますが、同時通訳のサービスは人手不足の問題があります。急な会議の際に通訳者の手配が間に合わなかったり、通訳のコストが高くついたりすることも起こりうる問題です。 この課題を解決するための対策となりうるのが、ベトナム語翻訳アプリ・ソフトの導入です。 かつて翻訳ツールは「精度が悪くて使い物にならない」という問題がありましたが、AIテクノロジーの進化により最近ではビジネスにも使用できるレベルのアプリが登場しています。 この記事では、ベトナム語を使用してビジネスをされている方に対して、翻訳アプリ・ツールを紹介します。

会議に最適なベトナム語翻訳のアプリ・ツールの条件

ビジネスの実務で使用できるアプリ・ソフトの条件について考えてみましょう。 機能の低いアプリ・ツールを導入しても、ビジネスの効率がよくなることはありません。それどころか、さまざまな場面でストレスを感じて、業務効率が悪化するでしょう。 押さえておきたいポイントは5点あります。

1.翻訳の精度が高い

翻訳の精度は最も重要とされる要素の一つです。 ベトナム語は、大半の日本人にとってなじみのない言語です。ベトナム語の中には日本語と同じように中国をルーツとする単語もありますが、一般的に日本人はベトナム語をほとんど理解できないでしょう。 ベトナム語・日本語間の翻訳は、言語の特性もあり正確な翻訳が難しいとされていました。大半の翻訳ツールは英語をベースにして作られており、文法や発音などが遠い日本語・ベトナム語はどちらも正確性が下がる傾向が見られるためです。 ベトナム語の翻訳アプリのなかには、AIの技術をうまく応用して精度を高めているものもあります。アプリやツールの選び方によって精度が大きく変化することを理解しておきましょう。

2.同時通訳のように即時性がある

会議では、リアルタイムでのコミュニケーションが不可欠です。 翻訳のタイムラグが長ければ長いほど、会議の参加者はストレスを感じます。会議の時間が長引いてしまったり、表情などのニュアンスが伝わりにくくなることも考えられます。 かつて遠隔でのリアルタイムコミュニケーションの手段といえば、電話による音声通信のみでした。しかし、現在ではWeb会議・ビデオ通話・チャットなど、さまざまな手法で遠隔でのリアルタイムコミュニケーションを実現できます。 せっかくリアルタイムで多様な通信ができる状況にあるにもかかわらず、翻訳の問題により即時性が薄れてしまうことは大きな損失です。

3.音声・テキスト・写真から翻訳できる

リアルタイム通訳をビジネス利用するには、メールやチャットの文章(テキスト)だけではなく音声認識や写真からの翻訳機能も必要です。 手書き・印刷物・写真データのテキスト化には、OCRの技術が活用されます。OCR機能とは文字データをスキャナなどで読み取ってテキストに変換する技術のことです。 音声認識機能やOCR機能がなければ、ベトナム語を話す社員は毎回テキスト入力を強いられることになります。結果的にベトナム人社員に負荷・ストレスがかかることになります。

4.気軽に利用できる

翻訳アプリをいつでも利用したいときに利用できれば、必要なタイミングでいつでも会議を開催できます。 その一方で、ベトナム語の同時通訳は会議をセッティングする度に手配しなくてはなりません。急に会議を開くことになったときには、通訳者の手配が間に合わないということもあるでしょう。 ベトナム語翻訳アプリは、基本的にいつでも利用可能です。ちょっとしたミーティングや打ち合わせなども含めて、あらゆる会議の翻訳が可能です。

5.テキストデータを保存できる

会議の内容を記録して、その後のビジネスに生かすためには議事録としてテキストデータを保存することが重要です。 文字起こし機能を搭載している(もしくは文字起こしアプリと連動している)翻訳アプリを利用すれば、日本語に翻訳された内容をそのままデータとして保存できます。 翻訳アプリ・文字起こしアプリのサービス内容・プランによって、テキスト化して保存できる文字数などが変動します。

ベトナム語翻訳のオススメアプリ【企業・チーム単位での導入に最適】

ビジネスの会議でベトナム語を翻訳するためには、音声をリアルタイムで翻訳できるツールが不可欠です。 大きく分類するとPCで作動する翻訳ソフトの中には、ダウンロードして使用するタイプのデスクトップアプリとWebブラウザ上で作動するブラウザアプリとの2種類があります。 この章では、3つのベトナム語翻訳にオススメのツール(デスクトップアプリ・音声処理エンジン)を解説します。

1.VoicePing【テレワークの生産性向上に最適なバーチャルオフィスツール】

出所:https://voice-ping.com/

VoicePingは、ベトナム語の同時翻訳に対応したバーチャルオフィスツールです。ベトナム語以外にも英語・中国語・日本語に対応しています。 バーチャルオフィスツールとは、仮想のオフィスにて社員一人ひとりのアバターが一緒に仕事をできる感覚をもてるデスクトップアプリです。 バーチャルオフィスを導入することで、以下の機能を活用できます。
  • ベトナム語・日本語・英語・中国語のリアルタイムの翻訳ができる(同時通訳のように利用できる)
  • 翻訳されたテキストを、WordやPowerPointなどのデータとして保存して共有できる
  • 文字起こしのデータがすべて暗号化されるためセキュリティ面での信頼性が高い
  • 画面上で、通話できるか否かの確認が簡単にできるだけでなく、現在どのようなタスクをしているのかを確認できる
  • Web会議での音声通信・チャットボックスでのテキスト通信が利用できる
  • 業務の進捗状況管理や資料共有ができる
ひと言でいえば、オンライン上でチームのメンバーが集まって仕事をしている状態に近い感覚を得られるのがバーチャルオフィスツールです。 VoicePingでは、ベトナム語から日本語に翻訳したテキストを議事録として保存することも可能です。 多くのバーチャルオフィスツールが発売されていますが、ベトナム語から日本語の通訳・文字起こしに対応したツールはVoicePingのほかにはありません。 VoicePingは、通信の安定性や親しみやすいイラストなど、バーチャルオフィスツールとしての機能・使い勝手もすぐれています。翻訳ツールとしての機能はもちろんですが、テレワークやWeb会議での生産性を高めるために効果的なツールです。                   

プラン名称

アカウント数

文字起こし

月額

プレミアムプラン

50

3,000分/月まで

20,000円

エンタープライズプラン

50名を超える場合

要相談

要相談

2.ObotAI Minutes【特定のWeb会議アプリに依存しない音声検索エンジン】

出所:https://obot-ai.com/minutes/

ObotAI Minutesは、Web会議の音声を自動的に翻訳してテキストに保存することを可能とする音声処理エンジンです。 ObotAI Minutesはマイクから直接音声を拾って認識するため、あらゆるツールのリアルタイム音声翻訳が可能です。例えば、Zoom・MicrosoftTeamsなどを使用したWeb会議やSlack・チャットワークでのビデオ会議などのベトナム語音声をそのまま日本語に変換して表示できます。 また、Webブラウザで作動するため、アプリをダウンロードする必要はありません。 ObotAI Minutesは、ベトナム語を含む100以上の言語に対応しています。 精度に定評のあるGoogle翻訳をベースにした独自の技術によって、高い翻訳精度を実現しています。 利用料金の例  

プラン名称

アカウント数

月額

ビジネスプラン

10

50,000円

エンタープライズプラン

無制限

要相談

  ※ObotAI Minutesは、別途導入費用が必要です(ビジネスプランの場合、50,000円)。

3.AIGIJIROKU【99.8パーセントの音声認識率に強みの音声認識エンジン】

出所:https://gijiroku.ai/

AIGIJIROKUは、ベトナム語を含む30か国語のリアルタイム翻訳に対応した音声認識エンジンです。PC・スマートフォンの両方に対応しており、2022年2月現在Chrome・Safari・Edgeのブラウザで作動する仕様となっています(将来的に、より多くのブラウザに対応予定)。 AIGIJIROKUの特徴の特徴は以下のとおりです。
  • 音声認識率99.8%という高い認識率
  • Zoomと連携させるだけで使用できる手軽さ
  • 金融・医療・建築など業種別音声認識も可能
  • 外部の資料(Word・メールなど)もインポートすることで翻訳可能
会議終了後には、テキスト化だけではなくメールでの配信やSNS共有などの機能もあるため、会議の内容をメンバー間で共有したいという場面でも効果的なツールです。  

プラン名称

アカウント数

議事録収録時間

月額

ビジネスプラン

10

100時間

29,800円

プレミアムプラン

100

1,000時間

200,000円

社外メンバーとの会話|ベトナム語翻訳のオススメアプリ【個人単位でも導入しやすい】

翻訳アプリの中には、個人利用を主なターゲットとして作られているものもあります。 これらのアプリには、以下のメリットがあります。
  • 稟議や決済など企業での導入手順を経ずに、手軽に利用できる
  • 手元のベトナム語資料などをカメラで撮影して使用できる
  • PCを持たずに外出する際などにも使用できる
  • スマートフォンで利用できるタイプのものが多い
appStoreやGooglePlayにてダウンロード可能なスマートフォンアプリは、大きく分けて2種類あります。 モバイル向けに特化して開発されたモバイル専門アプリとモバイル・PCの両方に対応可能なアプリとの2種類です。 以上をふまえて、個人でも導入しやすいアプリについて解説します。

1.google翻訳

出所:http://translate.google.co.jp

google翻訳は、一般ユーザーからの評判がよい無料ベトナム語翻訳アプリ・ツールです。PC・モバイル・タブレットで利用可能で、iphoneアプリユーザー1.7万人・google playユーザー8.7万人(2022年2月時点)を誇っています。 翻訳対応言語の数はベトナム語を含む100以上です。 また、ビジネス・会議で利用する際には以下の機能がとても便利です。
  • 手書き・画像・写真・音声から翻訳できる
  • ほぼリアルタイムに会話の音声を翻訳できる
  • アプリをダウンロードすれば、オフラインでも使用できる
  • アプリを利用しなくても、ブラウザで利用できる
  • 無料で利用可能
簡易的に使用したいときには十分に実用性を発揮してくれるツールです。

2.はなして翻訳

出所:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nttdocomo.android.voicetranslation

「はなして翻訳」は、NTTドコモのモバイル向け翻訳アプリです。 ベトナム語を含む19の言語に対応しています。 申し込み不要・利用料金無料で、アプリをダウンロードするだけで使用できます。 ただし、モバイル専用のアプリであるため、PCでは利用できません。例えば、モバイルで翻訳したデータをそのままPCで文字起こししたりすることはできないことを理解しておきましょう。 「はなして翻訳」の特徴・メリットは以下のとおりです。 ドコモが提供しているサービスであるため、NTTドコモのユーザーは登録できないというデメリットもあります。
  • 携帯電話の通話内容の翻訳がそのまま画面上に表示される
  • ビジネスや観光など利用シーンに合わせた定型文が掲載されている
  • 写真に撮影したベトナム語を日本語に翻訳できる
  • 無料で利用可能

3.万能翻訳機

出所:https://apps.apple.com/jp/app/万能翻訳機-写真翻訳音声翻訳ソフトウェア/id1422699758

万能翻訳機は、105以上の言語に対応した翻訳アプリです。ベトナム語にも対応しています。中国のShanghai Quentin network technology co. LTDという企業からリリースされているアプリです。 2018年リリースの後発翻訳アプリですが、7,000件以上のユーザーから口コミが投稿されており、その大半が好意的な内容です。Google翻訳・Baidu翻訳・Bing翻訳をベースに作成されており、高い精度を誇っています。
  • 音声・テキスト・写真からリアルタイムで翻訳可能
  • 無料で利用可能
  • 発音のスピード・ボリューム・口調などを調整可能
ただし、iPhone向けアプリであるためアンドロイド端末・PC等の機器では使用できません。また、モバイル専用アプリであるためPCでの利用には対応していません。

マニュアルなどのベトナム語翻訳に向いているツール

契約書・Webサイトに掲載する文章・マニュアルなどに使用する文章の翻訳は、業界ならではの専門用語・固有名詞などを読み取ったうえで、慎重な翻訳をおこなわなくてはなりません。 これらの場面での効果的な対策は、テキスト文書を正確に翻訳する技術に長けたツール・サービスの使用です。 この章では、テキストを高精度で翻訳できるサービス・自動翻訳機を紹介します。

1.AI自動翻訳 T-400

出所:https://www.jukkou.com/

AI自動翻訳機T-400は、200分野での専門性の高い翻訳を可能とするWeb翻訳機です。ベトナム語を含む100以上の言語の翻訳に対応しています。 2,000の分野に細分化されていることに加え、利用者独自のデータベースを構築できるため、自社に最適な翻訳をチューニングして使用できます。 分野に関しても特許・商標・著作権公的文書など、具体的に分かれていることが特徴です。 チューニングにより最高95%もの精度を実現できることから、5,000以上もの企業・団体に導入されています。 料金形態は導入費用+月額制となっており、利用用途や利用する機能などにより費用が変動する仕組みです。 一般的な使い方をした場合の料金例 10アカウントの契約:1ユーザーあたり毎月3,300円 最低契約条件として、1年契約・10アカウント〜となっている点に注意してください。

2.ヤラクゼン

出所:https://www.yarakuzen.com/

ヤラクゼンは、ファイルをドラッグアンドドロップするだけで利用できる簡単設計のAI翻訳サービスです。 ベトナム語を含む27の言語に対応しており、個人利用から1万名規模の大企業までさまざまな規模で導入できます。 ヤラクゼンの特徴は、以下の点です。
  • AIを搭載しているため、使用すればするほど精度があがる
  • ユーザーごとにデータベースが管理されており、セキュリティ面が強い
  • 操作性がシンプルで使いやすい
料金例 3アカウント:9,000円 30アカウント:40,000円 ユーザーあたりの使用回数などは無制限です。 コストパフォーマンスにすぐれた翻訳機サービスです。

ベトナム語を含む会議の生産性を高めるために必要とされることとは?

翻訳アプリの機能にこだわることで、会議やビジネスの生産性を大きく高められます。 この章では、ビジネス・会議に最適なベトナム語翻訳ツールを選ぶ際に重視したい機能・ポイントを解説します。

1.資料共有・ホワイトボード共有

Web会議では、資料やデータを共有しながら進めると理解度が高まります。 文字情報だけでは読み手側が疲れやストレスを感じることが多く、音声情報だけではどうしても記録に残りにくい面があるためです。 また、ベトナム語の場合は独自のアルファベット表記もあるため、キーボード入力に依存すると情報共有にロスが生じることもあります。 そこで効果的に活用したい機能が、ウェブ上でWordやPowerPointなどの情報を同時に閲覧・編集できる資料共有機能や手書き入力のできるホワイトボード共有機能です。これらの機能を活用することで、効率良く理解度を高めながら情報を共有できます。 また、資料を閲覧しながら編集することもできるため、作業効率もアップします。

2.呼びかけ機能

オンラインツール利用時は、チームのメンバーに話しかけるタイミングを迷うこともあります。結果的にタイミングを失ってしまったり、相手の業務を邪魔してしまったりすることもあるでしょう。 声かけ機能やオンライン上で状況が確認できる機能の搭載されているツールであれば、社内に居るときと同様に相手の状況を伺いながらコミュニケーションを取れます これらの声かけ機能は、バーチャルオフィスツールによく搭載されています。

まとめ

ベトナム語の翻訳アプリは、会議・ビジネスの場面での利用ニーズが高まっています。 社内にベトナム語を理解できる日本人、あるいは日本語を流ちょうに話すベトナム人がいればよいのですが、ビジネスレベルでベトナム語通訳を担える人材は希少です。 この記事で紹介した翻訳アプリ同時通訳機は、ベトナム語と日本語をスムーズに翻訳してくれるツールです。 なかでもVoicePingは、リアルタイムでのコミュニケーションの機能がすべて詰まったアプリ(バーチャルコミュニケーションツール)です。自動文字起こし・資料共有・共有ホワイトボード・呼びかけ機能など、チームの生産性を高める機能が搭載されているので、ベトナム語翻訳以外にもあらゆるオンラインでの業務を効率化できます。

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