メインコンテンツへスキップ
台湾 翻訳アプリ 音声翻訳 繁体字

台湾の翻訳アプリ比較|旅行・出張での選び方

VoicePing編集部
台湾の市場で旅行者と店員がスマートフォンを使って会話する、暖かな夕景のイラスト
この記事の内容

台湾で使う翻訳アプリは、まず「台湾の中国語を訳したいのか、台語を訳したいのか」で選びます。 台湾の中国語で会話し、相手に文字を見せるなら、繁体字と音声翻訳に対応するアプリが候補です。

会話を記録して読み返すならVoicePing、メニューや看板を読みたいならGoogle翻訳、iPhoneで向かい合って話すならAppleの「翻訳」が向いています。文章を送る前に確認したい場合は、DeepLも候補に入ります。

以下では、旅行・出張に使う主要6アプリを同じ観点で比較し、台語に対応する専用アプリは別の節で紹介します。料金・公開仕様の確認日は2026年9月15日です。

台湾の中国語・繁体字・台語を区別する

検索で使われる「台湾語」という言葉には、台湾で話す中国語を指す場合と、台語を指す場合があります。アプリを選ぶ前に、この違いを押さえておきましょう。

台湾の中国語(華語)

台湾で使われる中国語です。音声の設定では、アプリによって「中国語(台湾)」「北京語(台湾)」などと表示されます。

繁体字

台湾で使われる中国語の文字表記です。メールやメニューなど、読む・見せる文章の翻訳先として選びます。

台語(台湾の閩南語)

中国語の華語とは別に対応確認が必要な話し言葉です。「中国語(繁体字)」対応だけでは、台語の音声を訳せるとは判断できません。

たとえばAppleは、翻訳アプリの対応言語に「北京語(台湾)」を掲載しています。台湾の教育部が提供する「臺灣台語常用詞辭典」は、台語の発音や華語での意味を調べる別の資料です。Appleの対応言語教育部の台語資料

会話・カメラ・文章で選ぶ

ここで比較するのは、台湾の中国語や繁体字の文章を扱うアプリです。掲載順は翻訳精度の順位ではありません。話す相手、周囲の音、使う端末によって結果が変わるため、出発前に実際の用途で試してください。

台湾の中国語を訳す主要アプリ
アプリ向いている使い方確認したい条件
VoicePing圏外の会話を翻訳し、原文や翻訳を読み返すモデルの事前取得が必要。無料のオフライン枠は1日60分
Google翻訳メニュー・看板のカメラ翻訳と短い会話文字のオフライン対応と、音声会話の対応は別
Apple「翻訳」iPhoneを挟んで向かい合う会話Androidでは使えない。圏外では両方の言語を事前取得
Microsoft Translator1台の分割画面で交互に話す音声翻訳には通信が必要
VoiceTra旅行中の一文を訳し、日本語に戻した意味も確認する通信が必要。個人旅行者の試用を想定した研究用アプリ
DeepLメールや案内文を繁体字に翻訳する入力側は中国語共通、翻訳先で繁体字を指定。無料枠に上限あり

カメラで店のメニューを読み、その後の注文は会話アプリで伝える、といった併用もできます。長い会議の記録が必要なら、短い旅行会話だけでなく、保存・書き出しの機能とプランを確認しましょう。

VoicePing:圏外の会話を翻訳して読み返す

VoicePingのオフライン翻訳公式ページ。端末内で会話を処理する説明とスマートフォン画面
VoicePingのオフライン翻訳。利用前に必要なモデルを準備します。 VoicePing公式製品ページ

VoicePingは、会話を翻訳し、その場で原文や訳文を読み返したい人に向くアプリです。オフライン翻訳では、準備したモデルを使って端末内で音声を処理し、文字起こし・翻訳・音声の記録を端末に残します。公式製品ページでは、日本語と繁体字中国語のオフライン音声認識を案内しています。

台湾で通信が不安定な場所に行く場合や、訪問先のWi-Fiを使わず会話したい場合に役立ちます。iOSとAndroidに対応し、専用の翻訳機を別に持ち歩く必要もありません。対応言語と準備の条件

気をつけたい点は、初回準備と無料枠です。 アカウントを作成し、通信できる場所でモデルをダウンロードしてから使います。無料プランのオフライン翻訳は1日60分。オンラインの文字起こし・翻訳は月90分で、別の枠です。長い商談を記録するなら、必要な時間に合う有料プランを確認してください。VoicePingの料金

オフラインの記録はその端末に保存され、クラウドにはバックアップされません。チームで議事録を活用したい場合は、オンラインのライブ文字起こしで共有範囲を選んで保存する使い方もあります。カメラでメニューを読む用途とは分けて考えると選びやすくなります。オフライン記録の扱いオンライン会話の保存

Google翻訳:メニューや看板をカメラで読む

Google翻訳の公式製品ページ。会話する2人のイラストとアプリの案内
Google翻訳は、カメラ・文字入力・会話などの機能を備えています。 Google翻訳公式ページ

Google翻訳は、メニューや看板を見て、まず何が書いてあるか知りたい場面に使いやすい候補です。カメラを向けたり、写真内の文字を翻訳したりできます。読み取った料理名が分からないときは、写真や元の文字も一緒に店員へ見せると確認しやすくなります。

中国語の文章を相手に見せる場合は、翻訳先を「中国語(繁体)」に設定します。音声入力や会話にも対応していますが、機能の対応範囲は言語ごとに異なります。アプリ自体は無料です。Google提供のアプリ説明

「オフライン対応だから、圏外でもすべての会話を訳せる」とは限りません。 文字用の言語ファイルと、ライブ翻訳用の対応条件は別です。今回確認したAndroidの公式ヘルプでは、オフラインのライブ翻訳は特定のPixel端末と英語を含む言語ペアに限られ、日本語と中国語(繁体)の組み合わせは掲載されていません。オフライン用言語の取得ライブ翻訳の対応条件

Apple「翻訳」:iPhoneで向かい合って会話する

Appleの翻訳アプリの公式App Storeページ。対面表示、カメラ、言語選択の画面が並ぶ
Appleの「翻訳」。開発元がAppleであることを確認して選びます。 Apple公式アプリページ

iPhoneで短い会話を交互に進めたいなら、Appleの「翻訳」が候補です。対面表示では、自分と相手がそれぞれの側から文章を読めます。 音声の翻訳、読み上げ、カメラ翻訳があり、アプリは無料です。Appleの機能説明

台湾の中国語には、公式の対応一覧にある「北京語(台湾)」を確認します。アプリの説明では「中国語(国語、繁体字)」という表記も使われています。Android用アプリではないため、同行者がAndroidを使うなら別の候補が必要です。Appleの対応言語

圏外に備える場合は、日本語と翻訳先の両方をダウンロードします。設定アプリの「アプリ」→「翻訳」→「言語」から準備でき、常に端末内で処理する「オンデバイスモード」もあります。Appleは、オフラインではオンラインほど正確でない場合があると説明しています。オフラインの設定方法

ここで紹介しているのは通常の「翻訳」アプリです。AirPods・電話・FaceTimeのライブ翻訳は、端末や言語の条件が別なので、同じ対応範囲だと考えないようにしましょう。

Microsoft Translator:分割画面で交互に話す

Microsoft Translatorの公式アプリ紹介。1台のスマートフォンで上下に会話を表示する分割画面とダウンロード案内
Microsoft Translatorの分割画面。公式ページにはAndroid・iOSの案内があります。 Microsoft公式製品ページ

Microsoft Translatorは、1台のスマートフォンを使い、2つの言語で交互に話す用途に向いています。分割画面にそれぞれの言語を表示でき、翻訳を保存して後から見返す機能もあります。公式の言語表では、中国語の繁体字について文字・音声・画像・読み上げに対応しています。機能の説明言語別の対応表

アプリは無料です。ただし、音声翻訳にはインターネット接続が必要です。Androidのオフラインパックは、対応する言語を取得したうえで文字や写真の翻訳に使うもので、マイクや分割画面の音声会話はオフラインでは利用できません。Microsoft公式FAQ

台湾の中国語を選ぶ際は、「Chinese Traditional」と「Cantonese (Traditional)」を取り違えないようにします。どちらも繁体字を使う選択肢ですが、後者は広東語です。

VoiceTra:訳した内容を日本語に戻して確かめる

NICTのVoiceTra公式ページ。入力文、翻訳文、翻訳の意味を確認するスマートフォン画面
VoiceTraは、翻訳結果と「翻訳の意味」を並べて確認できます。 VoiceTra公式製品ページ

VoiceTraは、NICTが提供する無料の音声翻訳アプリです。翻訳した文章を日本語に戻した結果も見られるため、言いたい内容と大きくずれていないか確認しやすいのが特徴です。中国語(繁体字)は音声入力と音声出力に対応しています。VoiceTraの特徴・対応言語

道を尋ねる、駅で乗り場を聞くといった、旅行中の短い一文を扱う用途に合っています。日本語に戻した結果が自然でも、正確さの保証にはなりません。駅名や時刻などは文字で見せて確認しましょう。

VoiceTraは、個人旅行者の試用を想定した研究用アプリです。通信が必要で、長い文章や旅行会話以外の用途には向かない場合があります。継続した業務利用では、NICTが案内する民間サービスも検討してください。用途と通信の条件

以前からアプリを入れている場合は、出発前に更新も確認します。公式サイトは2026年8月にサービスの全面再開を案内し、旧バージョンからのアップデートを求めています。VoiceTra公式のお知らせ

DeepL:メールや案内文を繁体字に訳す

DeepLモバイルアプリの公式紹介ページ。翻訳と文章校正の説明と利用場面の写真
DeepLのモバイルアプリ。文章を確認してから送る用途にも使えます。 DeepL公式製品ページ

DeepLは、ホテルへの問い合わせや、取引先へ送る文章を繁体字に訳したい場合の候補です。中国語の入力側では文字の種類を分けず、翻訳先で繁体字または簡体字を選びます。台湾向けの文章を作るときは、翻訳先の指定を確認してください。DeepLの中国語対応

モバイルアプリには文字の翻訳に加え、画像翻訳や音声のテキスト化もあります。文章を読み返してから使いたい人に向く一方、文章翻訳の対応言語だけで、同じ言語の音声機能も使えるとは判断できません。モバイルアプリの機能

無料版には利用上限があります。継続的に文書を扱うなら、個人向け有料プランの翻訳文字数・ファイル数を確認します。「敬称/親称の切り替え」「代案」なども、すべての言語で共通ではありません。繁体字の見た目になっていても、宛名・日時・台湾で使う固有名詞は送信前に見直しましょう。料金と無料枠機能と言語の注意点

無料枠と個人向け料金を比べる

旅行や個人の出張で検討しやすいプランを載せています。アプリの利用料金と、携帯電話の通信料は別です。VoicePingの分数とDeepLの文字数は課金の基準が異なるため、数値だけで比較しないようにしてください。

公式料金を確認した日:2026年9月15日
サービス・プラン金額・支払い人数・無料枠・主な条件
VoicePing 無料0円
継続無料
1アカウント。オンライン月90分、オフライン1日60分
VoicePing 個人月払い3,163円(税込)から
年払いなし
アクティブユーザー1名。月450分のプラン。オフラインは時間無制限。個人プランの無料試用なし
Google翻訳アプリ利用無料機能の対応範囲は言語・端末により異なる
Apple「翻訳」アプリ利用無料対応するApple端末が必要
Microsoft Translatorアプリ利用無料音声翻訳はオンラインで利用
VoiceTraダウンロード・月額利用料とも無料個人旅行者の試用を想定。インターネット接続が必要
DeepL 無料版0円
継続無料
1名あたり月50,000文字、ファイル翻訳は月1件
DeepL Individual月払い1,380円(税込)
年払いは月額換算1,150円(税込)
個人向け。月300,000文字、ファイル月3件。30日間無料体験あり

VoicePingの個人プランは1名向けで、チームのアカウント数を増やすプランではありません。DeepLの年払いは1年分を前払いします。無料体験を始める際は、終了後の請求と解約条件も確認してください。VoicePingのプラン条件DeepLの請求期間

台語を訳したい場合:台湾語STSを別に確認する

Taigi AI Labsの台湾語STSの公式Google Playページ。台語の音声翻訳アプリの説明
台湾語STSは台語向けのアプリです。繁体字の中国語翻訳とは分けて選びます。 提供元のGoogle Play掲載ページ

台語そのものを聞き取りたい場合は、専用の音声認識が必要です。Taigi AI Labsの「台湾語STS」は、Google Playの提供元説明で、台湾語の音声認識と、中国語・日本語などへの翻訳・音声再生を案内しています。主要6アプリとは扱う言語が違うため、別枠の候補として紹介します。

台語の発話をそのまま入力できる点が、華語向けアプリとの違いです。 ただし、ここで紹介する対応範囲は提供元の説明に基づくもので、方言差や録音環境ごとの精度を実測したものではありません。長い会話に使う前に、相手と短い発話で結果を確かめてください。

台湾語STSの利用条件(Google Play掲載内容)
プラン確認できた条件
無料利用広告あり。1日60回の使用制限
月額プラン広告と毎日の回数制限を解除。金額は掲載ページに明記されていないため、アプリ内の購入画面で確認

月額プランは自動更新です。対応機能や購入条件は、同名に近い別アプリの説明と混ぜず、開発元「Taigi AI Labs LLC」の掲載内容を確認してください。台湾語STSの提供元説明

単語の発音や意味を知りたいだけなら、教育部の臺灣台語常用詞辭典 も役立ちます。発音、華語での説明、用例を調べる辞典であり、日本語と台語の会話を自動通訳するアプリとは用途が異なります。

出発前の準備と、現地で伝わりやすい使い方

出発前には、アプリを入れるだけでなく、実際に使う機能まで確認しておきます。

  1. 言語を選ぶ。 台湾の中国語なら繁体字や台湾向けの音声設定を選びます。台語なら専用対応を確認します。
  2. オフラインの準備をする。 必要な言語モデルを取得し、機内モードで短い会話や文字入力を試します。文字・カメラ・音声は別々に確かめます。
  3. 行き先を保存する。 ホテル名、住所、駅名は繁体字の原文を保存します。音声認識で固有名詞を伝えにくいときも、そのまま見せられます。
  4. 会話と記録を試す。 翻訳音声の音量、相手に見せる表示、会話後に読み返せる内容を確認します。仕事で使う場合は、必要な保存・共有機能の契約も見直します。

現地では、一度に長く説明するより、一文ずつ話し、相手の返答を待つほうが確認しやすくなります。たとえば「駅に行きたいのですが、時間がないので一番早い方法を教えてください」とまとめず、「台北駅へ行きたいです」「一番早い行き方はどれですか」と分けます。

翻訳がかみ合わないときは、訳文だけでなく認識された日本語を見ます。駅名や数字が違っていれば、先にその部分を文字入力へ切り替えます。金額、人数、集合時刻は画面を指して確認しましょう。

「中国語」を選んでも会話がかみ合わないときは、相手が華語と台語のどちらを話しているか確かめます。言語設定の違いと、マイクの聞き取り失敗を分けると対処しやすくなります。

翻訳アプリ選びのよくある質問

台湾では翻訳アプリを何語に設定すればよいですか?

台湾の中国語を訳す場合、文字の翻訳先は「中国語(繁体字)」を選びます。音声は「中国語(台湾)」「北京語(台湾)」などの地域設定があれば選んでください。相手が台語を話している場合は、繁体字の設定だけでは対応できません。

Google翻訳で台湾語を音声翻訳できますか?

台湾の中国語での会話には、中国語(繁体)に対応する音声・会話機能を使います。一方、台語(台湾の閩南語)については、今回確認したGoogleの対応一覧に専用の音声対応は掲載されていません。台語を訳したい場合は専用ツールを確認してください。

無料のアプリだけで台湾旅行に対応できますか?

短い会話やメニューの読み取りなら、無料で使えるアプリが候補になります。VoicePingは無料枠に時間制限があり、Google翻訳・Appleの翻訳・Microsoft Translator・VoiceTraはアプリを無料で使えます。通信料、対応言語、使いたい機能の条件は別に確認してください。

繁体字と簡体字は、別の話し言葉ですか?

繁体字と簡体字は、文字の表し方の違いです。繁体字を選ぶことと、台語の音声認識を選ぶことは同じではありません。文字の翻訳先と、相手が話す言語を分けて設定します。

圏外でも日本語と中国語で会話できますか?

対応するアプリで、必要な言語モデルを事前にダウンロードしておけば可能です。VoicePingやAppleの翻訳が候補になります。Google翻訳やMicrosoft Translatorの文字用オフラインパックを入れただけで、同じ言語の音声会話も使えるとは限りません。出発前に通信を切った状態で確認しましょう。
この記事をシェア

台湾での会話に、VoicePing

出発前に使う言語のモデルを準備。無料プランでオフライン翻訳を試し、会話の原文と翻訳を読み返せるか確認しましょう。