リモハラとは?事例・原因・対策を解説!防止に役立つツールも紹介

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リモハラ(リモートハラスメント)は、リモートワークでのハラスメント行為です。

従来のパワハラ・セクハラをリモートワークで行ってしまえばリモハラになります。

さらに、リモートワークならではの新たなハラスメント行為も現れています。

リモハラは新しくできた言葉で認知度が高いとはいえないため、誰しもが無意識にしてしまう可能性があるわけです。

この記事ではリモハラの概要、事例、原因を徹底解説し、加害者・被害者を増やさないための情報を提供します。

記事の後半では、リモハラの対策を上司、部下、企業の3つに分けて解説し、さらにリモハラ防止に役立つ最新ツールを紹介しています。

リモハラの原因を突き止め、早期から対策を講じることで、会社も従業員もWin-Winの関係を築きましょう。

リモハラとは?

リモハラとは、リモートハラスメントの略で、リモートワークでのハラスメント行為を指します。

主に在宅勤務中のパワハラやセクハラがリモハラに該当します。

パワハラ・セクハラ以外にも、リモートワークならではのオンライン会議やチャット、オンライン飲み会など、従来のハラスメントとは異質な特徴をあわせ持っています。

そのため、リモハラは以下のような呼ばれ方をする場合があります。

  • リモートパワハラ
  • 会議ハラスメント
  • 社内チャットハラスメント
  • テレワークハラスメント(テレハラ)
  • オンラインハラスメント

では、リモハラに該当する具体的な行為は何があるのでしょうか?

4つの大規模な調査データを基に解説します。

リモハラの事例

リモハラの実際の事例を5つ紹介します。

  • 常時カメラオンの強要
  • 行き過ぎた監視
  • オンライン飲み会への参加の強要
  • プライベートの詮索
  • パワハラやセクハラに該当する言動

これらは、参考にした4つの調査で上位にランクインしているリモハラ行為です。

4つの調査は、コロナの影響を受けリモートワークが普及した2020年5月以降の調査データで、2021年、2022年に実施された調査もあります。

どのリモハラも「相手の立場に立って考えられていない」という特徴を持っています。

それぞれ解説します。

常時カメラオンの強要

常時カメラオンの強要

リモートワークで常にカメラをオンにするように強要するのはリモハラの代表事例です。

上司側からすると、リモートワークでちゃんと働いているのか確認したいのでしょう。

しかし、部下は以下のような悩みを抱くことになります。

  • 監視されているという閉塞感がある
  • ちゃんと仕事をしているのに信頼されていないと感じる
  • 在宅勤務なのに身だしなみを完璧にしないといけない

3つ目の身だしなみに関しては、男性よりも女性の方が困っているようです。

20代の女性のみを対象にした株式会社ソノリテの調査では、半数近く(46.2%)もの人が常時カメラオンを強要されたと答え、「リモートワークハラスメント」ランキングで1位になっています。

従来のパワハラやセクハラと異なり、リモートワーク特有のハラスメントのため、まさに「リモハラ」だといえます。

行き過ぎた監視

上司の行き過ぎた監視も部下に不快感を与えてしまいます。

実際、今回参考した調査のうち、3つの調査で2位以上にランクインしています。

具体的には次の通りです。

  • 進捗確認が多すぎる
  • チャットであいさつを求められる
  • そもそもチャットが多すぎる
  • チャットへのリアクションを強要される
  • 定期的なカメラの接続を求められる

業務上の連絡とはいえ、限度を超えると「監視」になります。

進捗確認やチャットの量だけでなく、返信のスピードに言及される場合もあります。

返信が遅いと「仕事していないのではないか?」と思った上司が、さらにチャットを送ってくるといった具合です。

オンライン飲み会への参加の強要

オンライン飲み会への参加の強要

オンライン飲み会への参加の強要は、多くの人がリモートワーク中に受けた迷惑行為だと答えています。

実際、今回参考にした3つの調査で3位以上にランクインしています。

そもそもリアルでの週末の飲み会や忘年会を嫌がる人がいるにもかかわらず、オンライン飲み会への参加の強要が許されるはずがありません。

問題なのはオンライン飲み会を開催することではなく、参加を「強要」することです。

業務時間内にチームの絆を深めようと軽く雑談する程度ならまだしも、プライベートの時間を奪って、参加したくもないオンライン飲み会へ強制参加させるのは立派なハラスメント行為です。

また、わずかですが、「オンライン飲み会に誘われない」ことに悩む人もいます。

仲間外れやいじめに当たる行為のため、リアル・オンラインにかかわらず、起こり得る問題です。

プライベートの詮索

「どこに住んでいるの?」「彼氏・彼女はいるの?」といった従来のハラスメント行為に加え、リモートワーク特有の新しいものもあります。

  • オンライン会議で部屋を映すように言われ、部屋を話題にされた
  • 背景のぼかしを消すように言われた
  • オンライン会議で他の人の声が聞こえると、家族構成を聞かれた
  • マンションの階数を聞かれた

リモートワークは在宅勤務が多いため、オンライン会議ではどうしても部屋が映ってしまいます。

部屋を見せたいから見せているわけではないため、普段の部屋の様子を話題にされると不快感を伴うわけです。

パワハラ・セクハラに該当する言動

従来のパワハラやセクハラに当たる言動をリモートワークでしてしまうと、それもリモハラになります。

  • オンライン会議での高圧的な発言
  • 体型に関する質問「太った?」
  • 髪型・メイク・服装に関する質問「家ではそういう感じなんだね」

リモハラ特有のものでいうと、オンライン会議やチャットでの発言があります。

上司に自覚がなくても部下が「ハラスメントだ」と感じてしまえば、問題行為になる可能性が高いです。

リモートワークでは、カメラオフの会議やテキストコミュニケーションが増えるため、部下の捉え方も人それぞれ異なってきます。

また、在宅勤務ということもあり、出社時と異なる服装や身だしなみについての発言もリモハラに該当する可能性があります。

リモハラの代表的な事例を5つお伝えしましたが、他にもまだあります。

  • 勤務時間外の電話やメール、チャットなど
  • 仕事に関係のないオンライン会議やオンライン飲み会
  • 通信環境への指摘
  • 不当な出社指示や残業指示

次は、これらのリモハラがなぜ起こるのかについて解説します。

リモハラの原因

リモハラが起こる原因は4つ考えられます。

  • 急速なリモートワーク導入による環境の未整備
  • 良かれと思った上司の言動
  • 「自宅=仕事場」という環境による公私混同
  • テキストコミュニケーションの難しさ

リモハラは従来のパワハラやセクハラと同じく、加害者の内的な要因ももちろんありますが、リモートワークという外的な要因の影響も大きいです。

それぞれ詳しく解説していきます。

急速なリモートワーク導入による環境の未整備

急速なリモートワーク導入による環境の未整備

リモハラの原因の1つ目は、リモートワークの環境や制度の整備が追いついていないことです。

新型コロナウイルスの感染拡大により、多くの企業は急速にリモートワークを導入しました。

もちろんリモハラという言葉も存在せず、企業内のルールも曖昧でした。

そのため、企業も加害者も被害者もハラスメント行為が不明確なままリモートワークを実践していたのです。

また、相談窓口を設置している企業も少なかったので、いざリモハラが起こったときの対処も完全ではありませんでした。

リモートワークの経験が少なく、環境や制度が後から整備されていったため、リモハラが起きたのだと考えられます。

良かれと思った上司の言動

良かれと思った上司の言動

上司の言動がネガティブな動機ではないのに、部下がリモハラだと捉えてしまう可能性があります。

リモートワークでは部下の業務している姿が見えないため、上司の不安感(「ちゃんと働いているのか?」)が増大します。

すると、上司は常時カメラをオンにさせたり、進捗確認が増えたり、1対1のミーティングが増えたりします。

結果、部下は「上司に監視されている」と感じ、リモハラにつながるのです。

また、上司には「部下がリモートワークで孤独感や不安感を抱えていないか?」という心配もあります。

上司側が「部下の悩みを聞きたい」と純粋に思っていたとしても、部下からは「距離感が近すぎる」と思われ、逆効果になってしまうのです。

そのため、ただオンライン飲み会が開催されてもメンバーは困惑してしまうだけです。

「自宅=仕事場」という環境による公私混同

「自宅=仕事場」という環境による公私混同

公私混同により、リモハラを無意識にしてしまうことがあります。

リモートワークのほとんどは在宅勤務のため、各従業員の自宅が仕事場です。

そのため、仕事とは関係ないのに、部屋のことや同居者について聞いてしまいます。

「相手が嫌がることを聞こう」といった負の動機ではなく、「単純に気になる」という好奇心からプライベートを詮索してしまうのです。

また、上司にとっても自宅が仕事場なので、業務時間“外”にもかかわらず、部下にチャット、メール、電話をしてしまいます。

公私混同は、気づかぬうちにリモハラを招いてしまうのです。

テキストコミュニケーションの難しさ

リモハラは、加害者と被害者の間の誤解で起こるケースがあります。

リモートワークでは、オンライン会議やチャットといった対面以外でのコミュニケーションがほとんどです。

そのため、同じ言葉や文章でも受け手によって捉え方が変わってきます。

「チャットが冷たく感じる」「オンライン会議での当たりが強い」「怒らせちゃったかな」といった誤解を生じさせやすいという特徴がリモートワークにはあるのです。

リモハラに限らず、ハラスメントは相手の受け取り方次第で決まるため、コミュニケーションの不一致が起こりやすいリモートワークでは避けられないのかもしれません。

結果、「テキストだと伝わらないから常にオンライン会議をつなげておく」という悪循環を生んでしまいます。

リモハラの原因を見てみると、上司だけでなく誰しもが加害者になる可能性があり、また上司でさえ被害者になる可能性を秘めています。

次は、リモハラを防止する対策について解説します。

リモハラの対策

リモハラの対策を「上司」「部下」「企業」の3つに分けて解説します。

厚生労働省は2018年2月に公表した、「テレワークガイドライン」を令和3年3月に改定し、リモートワークにおける注意点や取り組むべき内容などをまとめています。

リモハラに関しては次のような記載があります。

10 テレワークの際のハラスメントへの対応

 事業主は、職場におけるパワーハラスメント、セクシュアルハラスメント等(以下「ハラスメント」という。)の防止のための雇用管理上の措置を講じることが義務づけられており、テレワークの際にも、オフィスに出勤する働き方の場合と同様に、関係法令・関係指針に基づき、ハラスメントを行ってはならない旨を労働者に周知啓発する等、ハラスメントの防止対策を十分に講じる必要がある。

引用:厚生労働省「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン

国が警鐘を鳴らし、公的な相談窓口も数多く設置されていることから、企業だけでなく労働者それぞれが意識して対策する必要があります。

それぞれの立場からリモハラ対策を解説していきます。

上司が取るべきリモハラ対策

上司が取るべきリモハラ対策

まず、上司が取るべきリモハラ対策は以下の通りです。

  • 業務のことだけを話す(プライベートは詮索しない)
  • 任せる部分を多くする
  • 普段の会議はカメラをオフにする

リモハラの被害者はもちろん苦しい思いをしますが、加害者になりがちな上司も悩みを抱えています。

リモハラ対策として具体的にするべきことがわからないからです。

本記事のリモハラ事例やリモハラの原因を参考にしながら、それぞれ解説します。

業務のことだけを話す(プライベートは詮索しない)

基本的にプライベートな事柄は相手が話したときだけ話題にしましょう。

「仕事の話だけしていても関係が薄くなる」という気持ちには共感できます。

しかし、リモハラの事例でも紹介した通り、プライベートの詮索はリモハラの代表例です。

時にはプライベートな話題を話すことで、関係を深められるかもしれません。

上司から聞くから問題になるのであって、相手が話し始めた場合は問題ありません。

プライベートな相談もしてもらえる上司になることが先決なのです。

任せる部分を多くする

リモートワークでは、部下に任せる部分を多くすることでリモハラを事前に防げます。

なぜなら、部下が「自分のことを信頼してくれている」と感じるからです。

とはいっても現実問題、まだ能力の低い部下や意欲の低い部下がいるケースが多いと思います。

この場合は、進捗確認の回数を「相手目線」で決めてみてください。

部下が監視されていると感じない頻度を探ることが重要です。

「◯時間に1回」「毎日◯時と◯時の2回」などルールは何でも構いません。

1on1ミーティングでプライベートなことを聞くのではなく、リモハラ対策となりお互いのためになることを聞きましょう。

普段の会議はカメラをオフにする

オンライン会議は基本的にカメラをオフで実施しましょう。

もしカメラをオンにする場合は、事前に予告しておくと相手も準備ができます。

特に部下が女性の場合は、化粧や髪のセットに時間がかかりますし、ノーメイク姿を見られたくない、話題にされたくないと考えている人が多くいます。

また、いつカメラのオンを求められるかわからない状態は、部下に緊張感を与えてしまいます。

「カメラはオフでいいよ」という雰囲気を組織に形成することが重要です。

上記の3つ以外に、上司の立場でリモートワークをしている人が実際に気を付けている具体的な対策を紹介します。

オンライン会議は基本的にカメラをオフで実施しましょう。 もしカメラをオンにする場合は、事前に予告しておくと相手も準備ができます。 特に部下が女性の場合は、化粧や髪のセットに時間がかかりますし、ノーメイク姿を見られたくない、話題にされたくないと考えている人が多くいます。 また、いつカメラのオンを求められるかわからない状態は、部下に緊張感を与えてしまいます。 「カメラはオフでいいよ」という雰囲気を組織に形成することが重要です。 上記の3つ以外に、上司の立場でリモートワークをしている人が実際に気を付けている具体的な対策を紹介します。
出所:株式会社オールコネクト「全国の20代~50代の男女300名に聞いた 『上司と部下のリモハラ基準に関する調査』」

主に「プライベートの話題」「オンライン会議での言動」「監視と思われる行為」に気を付けているようです。

窮屈に感じる方もいるかもしれませんが、部下が気持ちよく働けることを第一にできることを少しずつ実践していきましょう。

部下が取るべきリモハラ対策

部下が取るべきリモハラ対策

リモハラに限らず、ハラスメントにおいて被害者側が気を付けるというのはおかしな話だと感じる人もいるかもしれません。

しかし、部下がリモハラ対策に取り組むことは、上司とお互いに良好な関係を築くサポートになります。

具体例には以下のようなリモハラ対策があります。

  • 言われる前にチャットで挨拶をする
  • 仕事の期限を厳守する
  • 「通信環境が良くない」と言ってカメラをオフにする
  • オンライン会議では白い壁以外映らないようにする
  • 自分からプライベートなことを話題にしない、相手にも聞かない
  • 出社時と同じ身だしなみ(服装・メイク・髪型)をする
  • 自分から報連相する

上司に監視させる行動をとらせて自分が不快な気持ちにならないよう、自主的にチャットで挨拶をしたり、報連相をしている人がいます。

上司の進捗確認の必要性を理解して、部下の立場からアクションを起こせるとお互いにWin-Winの関係を構築できるわけです。

また、部屋や家のことを話題にされないように、壁以外なにも映らないようにして、相手の部屋や自宅の話題を出さないよう意識している人もいます。

部下とはいえ、リモハラの加害者になる可能性がないとは断言できないため、自分ごととして考えましょう。

企業が取るべきリモハラ対策

企業が取るべきリモハラ対策

最後に、企業が取るべきリモハラ対策を4つ紹介します。

  • ルール制定(終業時間・休憩時間・チャット可能時間など)
  • 相談窓口の設置・周知
  • 現場の声を聞くための定期的なアンケートを実施
  • 研修・セミナーの開催で管理者層のリテラシーを向上

リモハラを防止する対策はもちろんのこと、リモハラが起こってしまった場合の対処法を準備しておくことも重要です。

それぞれ解説します。

ルール制定

リモートワークにおいて、事前にルールを制定することでリモハラになり得る行為を制限できます。

具体的には以下のようなルールです。

  • 始業・終業時間の制定
  • 休憩時間の制定
  • チャットを送ってもいい時間の制定
  • オンライン会議でのカメラオフ

ルールは具体性が重要で、「監視しない」「チャットを送りすぎない」といった曖昧な規則ではいけません。

「9:00~18:00以外のチャット禁止」「オンライン会議でカメラをオンする場合は前日の18:00までに連絡をする」といった具合です。

ルールだけできても守られなければ意味がないため、次で紹介する相談窓口を同時に設置して、ルールを守らない上司について相談できるようにすることをおすすめします。

相談窓口の設置・周知

リモハラの予防策をいくら講じたとしても、リモハラが起こる確率を0%にはできません。 その際、相談窓口を設置していれば、従業員の離職を防止できる可能性が高まります。 ただし、企業内の相談窓口だと「上司に報告されるのでは?」と思い、悩みを相談できないかもしれません。 そのため、国や自治体などの公的機関の相談窓口を周知しておく方法でも良い効果が期待できます。 (詳しくは、本記事の末尾にある「リモハラを受けたときの相談窓口は?」をご覧ください) 相談窓口がないと、自分だけで問題を抱えてしまい、最悪、精神疾患を患う可能性まであります。 企業として最善の準備をしておきましょう。

リモハラの予防策をいくら講じたとしても、リモハラが起こる確率を0%にはできません。

その際、相談窓口を設置していれば、従業員の離職を防止できる可能性が高まります。

ただし、企業内の相談窓口だと「上司に報告されるのでは?」と思い、悩みを相談できないかもしれません。

そのため、国や自治体などの公的機関の相談窓口を周知しておく方法でも良い効果が期待できます。

(詳しくは、本記事の末尾にある「リモハラを受けたときの相談窓口は?」をご覧ください)

相談窓口がないと、自分だけで問題を抱えてしまい、最悪、精神疾患を患う可能性まであります。

企業として最善の準備をしておきましょう。

定期的なアンケートの実施で現場の声を聞く

自社の従業員に寄り添ったリモハラ対策をすることが何より重要です。

一般的なリモハラ対策をしたところで、それが自社のリモハラと関係がなければ意味がありません。

そのため、定期的にアンケートを実施してみてください。

3か月に1回や半年に1回、なんなら年に1回でも大丈夫です。

大事なのは、アンケートの結果を従業員に周知して、形(対策)にすることです。

アンケートの回数ではなく、追い求めるべきは対策の質です。

アンケートの実施やデータ分析にはコストがかかりますが、会社の将来を見据えて従業員に協力してもらいましょう。

研修・セミナーの開催で管理者層のリテラシーを向上

研修・セミナーの開催で管理者層のリテラシーを向上

企業主体でリモハラの研修やセミナーを開催して、管理者層をはじめ全従業員のリテラシーを高めることがリモハラの防止につながります。

リモハラが一度起きてしまえば、事実調査、会社からの謝罪、加害者の謝罪、加害者の処分・配置転換、被害者のケアなど企業のリソースが割かれて生産性が落ちる上に、企業の信頼度も落ちてしまうかもしれません。

研修やセミナーの資料を社内イントラネットやチャットに共有して、いつでも見られる状態にしておくとなお良いでしょう。

リモハラ対策推進による8つの副次的効果

企業がハラスメント防止のための取り組み(ルール制定・相談窓口の設置・アンケート実施・研修やセミナーの開催)を進めると、リモハラが減少するだけでなく、以下のような様々な副次的効果が期待できます。

企業がハラスメント防止のための取り組み
出所:令和2年度 厚生労働省委託事業 職場のハラスメントに関する実態調査 主要点

母数が最も多い「99人以下の企業」に注目して、副次的効果を多い順に並び替えると以下のようになります。

  1. 職場のコミュニケーションの活性化(35.4%)
  2. 会社への信頼感向上(27.6%)
  3. 管理職の意識の変化によって職場環境が変わる(23.6%)
  4. 従業員の仕事への意欲向上(20.0%)
  5. 休職者・離職者の減少(19.2%)
  6. 管理職が適切なマネジメントができるようになる(15.0%)
  7. メンタルヘルス不調者の減少(14.1%)
  8. 職場の生産性向上(11.0%)

本来の目的はリモハラ対策であっても、企業にとっても従業員にとっても利益が多くあるのです。

とはいっても、リモハラ対策を考えるだけで、会社のヒト・モノ・カネの資源が割かれてしまいます。

そこで、リモハラの対策になる最新ツールについてご紹介します。

ビジネスチャットツールやWeb会議ツールだけでは、個人に委ねる部分が多いためリモハラの防止にも限界があります。

ツールを利用して、構造的にリモハラを防止できる環境を整備することが重要です。

リモハラでよくある質問

リモハラを受けたときの相談窓口は?

リモハラ相談窓口の代表的なものには以下の5つがあります。

迷った場合は、一番上に記載している、あらゆる分野に対応した「総合労働相談コーナー」に相談してみてください。

Heading #1
対応
相談窓口
電話番号
QRコード
備考
あらゆる分野
総合労働相談コーナー
(最寄りの施設へ)
SEKIDOKO
無料 予約不要
賃金・労働時間・ 解雇など
労働基準監督署
(最寄りの施設へ)
(平日)8:30~ 17:15
孤独や不安を 感じた際
こころの耳 相談窓口
0120-565-455 (フリーダイヤル)
電話 SNS メール
セクハラ、パートタイム、有期雇用労働法など
都道府県労働局 雇用環境・均等部(室)
(最寄りの施設へ)
労働者派遣法など
都道府県労働局 需給調整事業部(課・室)
(最寄りの施設へ)

他にも以下のような相談窓口があります。

重要なのは1人で抱え込まないことです。

相談内容が外に漏れることはないため、気軽に相談してみてください。

リモハラをしてしまったら?

リモハラの自覚があるうちはまだ大丈夫です。

すぐに自分のしてしまったことを認めて、当事者に謝罪しましょう。

「企業にバレたら」「同僚にバレたら」など様々な感情が湧いてくると思いますが、あれこれ考えて謝罪が遅れるくらいなら、良心に従ってスピーディに謝罪してください。

謝罪が早ければ早いほど、その後に良い影響をもたらします。

リモハラを見てしまったら?

まずは、主観だけで「リモハラだ!」と決めつけないようにしましょう。

大事なのは、被害者の気持ちです。

勝手にリモハラだと思い込むと、余計なお世話になる可能性があります。

ただ、見るに堪えない場合は見ている側にも精神的な悪影響があるため、当事者たちではなく第三者に相談してみてください。

たとえば、上述の国が設置した相談窓口や違う部署の先輩や同僚などです。

リモハラを相談されたら?

もしリモハラを相談されたとしても、解決を急がないようにしてください。

解決を急ぐと、状況を把握しないまま加害者が一方的に悪いと決めつけてしまいます。

まずは、両者の言い分を聞いて公平な目で判断しましょう。

会社の窓口がある場合は、窓口に相談してみてください。

リモハラの対策になる仮想オフィスツール

仮想オフィスツールとは?

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出所:仮想オフィスツールのイメージ(VoicePing)

仮想オフィスツールとは、インターネット上の仮想空間に構築されたオフィスを提供するツールのことです。

Web会議ツールと同様にオンライン会議やオンライン共同作業ができる上に、リモートワークに最適化された機能が搭載されています。

また、リモートワークでメンバーがバラバラでも同じ空間にいる感覚が味わえるため、メンバーの孤独感や不安感を解消し、チームの一体感を感じられます。

メンバーは仮想オフィス内にアバターとして表示され、アバターを近づけたり、クリックすることで気軽に話しかけられます。

なぜ仮想オフィスツールがリモハラ対策になるのか

仮想オフィスツールがリモハラ対策になる理由は2つあります。

  • 過度な進捗確認が不要(ステータスや勤務時間が表示)
  • カメラオフでもアバターアイコンがあるため、人間味が出る

仮想オフィスツールはステータスが表示されるツールがほとんどです。

ステータスとは、「話しかけOK」「取り込み中」「オフライン」などのメンバーの状況がひと目でわかる機能です。

仮想オフィスツールはステータスが表示されるツールがほとんどです。 ステータスとは、「話しかけOK」「取り込み中」「オフライン」などのメンバーの状況がひと目でわかる機能です。
出所:メンバの右下にステータス(緑黄赤)が表示される(VoicePing)

ステータス表示があることで過度な進捗確認が不要になります。

ひと目で判断できるため、仕事しているか、パソコンを開いているか、何のアプリを使っているかなどがチャットで確認せずにわかるのです。

よって、過度な進捗確認や常時カメラオンを要求することなく、部下の仕事をリアルオフィスのように確認できるというわけです。

 

また、リモートワークで失われがちなコミュニケーション量の減少も防げます。

本記事の前半で、テキストコミュニケーションは誤解を生みやすいと説明しました。

また、リモートワークでは画面共有しながらの説明や音声通話の方が適した場合があります。

仮想オフィスでは、たとえば、アバターに笑顔のアイコンや笑えるアイコンを設定していれば、オンライン特有の冷たい印象やきつい印象を取り払えるのです。

最後に、仮想オフィスツールの中でもおすすめの「VoicePing」について紹介します。

なぜおすすめなのか、リモハラ防止に役立つ4つの機能を解説していきます。

リモハラを防止できる「VoicePing」|社風に合わせて機能をカスタマイズ

リモハラ対策になる「VoicePing」(永久無料プランあり)

「VoicePing(ボイスピング)」は、リモートワークやハイブリッドワークに最適化された仮想オフィスツールです。

リモハラを防止できる理由は、以下4つの機能が搭載されているからです。

  • ひと目で話しかけていいかわかる
  • ワンクリックで気軽に話しかけられる
  • カメラオフでも絵文字リアクションできる
  • 誰が何にどのくらいの時間を使っているか自然に把握可能

リモハラの原因は1つとは限らず、同時に様々な要因が組み合わさって起こります。

VoicePingを使えば、数多くあるリモハラの原因を減らす効果が期待でき、さらにリモートワークやハイブリッドワークの生産性向上にも貢献します。

それぞれの機能について解説します。

ひと目で話しかけていいかがわかる

ステータス(緑黄赤)と使用中のアプリがひと目でわかる

VoicePingではメンバーのステータスがひと目でわかるため、過度な監視をする必要がありません。

上司の行き過ぎた監視は、「ちゃんと働いているのか?」という不安感から生じます。

VoicePingにログインし、業務に必要なアプリを使用していると確認できれば、上司の不安感も解消できますし、リモハラのきっかけをなくせるというわけです。

使用中アプリの表示機能はオン・オフを切り替えられるため、メンバーが監視されていると感じた場合は、いつでもオフにできるためご安心ください。

さらに、つぶやき機能を活用することで現在の業務をメンバー全員に知らせることもできます

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VoicePingのつぶやき機能

常時カメラオンをしなくてもメンバーの状況をVoicePing上でひと目で確認できるため、リモハラ防止にはもってこいのツールといえます。

ワンクリックで気軽に話しかけられる

VoicePingでは、Web会議ツールのような会議リンクの発行・共有の手間が不要で、ワンクリックで気軽に話しかけられます。

毎回のコミュニケーションにコストがかからないため、リモハラの温床となるビデオ会議への常時接続の強要がなくせるというわけです。

職場によっては疑問点があった際すぐに話しかけられるように、何時間もビデオ会議への接続を要求される場合があります。

もしカメラがオフだったとしても、部下はいつオンを要求されるかわからないとビクビクしながら働きます。

VoicePingを使えば、カメラをオンにせずに、リモートワークでも気軽なコミュニケーションがいつでもできるのです。

カメラオフでも絵文字リアクションできる

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VoicePingのリアクション機能

VoicePingでは、カメラオフでも絵文字リアクションができるため、冷たい印象を与えやすいオンラインコミュニケーションでも優しい印象を与えられます。

カメラオフの音声のみのコミュニケーションだと、普段通りの返答をしたつもりが聞き手には「当たりがきつい」「冷たい」と誤解を生むことがあります。

VoicePingでは、アバターで人間味を出せる上に絵文字リアクションでも反応できるため、リモハラと感じさせる発言をマイルドにできるのです。

ただ、リモハラの事例で「チャットへのリアクションの強要」があるため、VoicePingでもリアクションの強要はしないようにしてください。

誰が何にどのくらいの時間を使っているかを自然に把握できる

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VoicePingでは作業ログで週間レポートを確認できる

上司がリモートワークの部下の仕事ぶりに安心するには、数字で見るのが一番です。

説得力のある数字があれば、過度な監視を事前に防げます。

その点、VoicePingでは各メンバーの作業ログ(日ごとの作業時間)を確認できます。

単なる作業時間の合計だけでなく、プロジェクトごとの作業時間も記録できるので、1つのプロジェクトに時間を使いすぎていたり、作業時間が短かったりしたときに進捗状況を気にかけて連絡してみてもいいでしょう。

プロジェクトごとの作業時間はタイムトラッキング機能で記録できます。

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タイムトラッキング機能(VoicePing)

タイムトラッキング機能に関しては、監視されている感を強める可能性もありますが、いつでも機能をオフにできるので、社内の反応に合わせて設定を変えられます。

また、作業ログは、たとえば、営業部でパソコンを常に使えないメンバーがいたとしても、後から手動で修正できます。

まとめ|VoicePingでリモハラ対策をしましょう(無料プランあり)

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VoicePingの料金プラン(永久無料プランあり)

本記事では、リモハラに関する内容を網羅的に解説しました。

急速にリモートワークが普及したことで、リモハラという言葉が生まれ、国も警鐘を鳴らしています。

リモハラの原因には、上司の良かれと思った言動や公私混同、オンラインコミュニケーションの難しさなどがあります。

VoicePingを利用すれば、社内のリソースを最低限に抑えながらリモハラ防止に貢献してくれます。

実際にVoicePingを利用している企業の声が聞きたい人は「導入事例インタビュー(株式会社しまうまプリント)」をご覧ください。

複数のツールを比較した末、ありがたいことにVoicePingを契約していただきました。

5人までなら全機能を永久無料でお使いになれます(連絡は一切不要です)。

全プラン初期費用が不要で、2週間の無料トライアル期間を設けています。

リモハラ防止やリモートワークの生産性向上を目指す企業様は、ぜひVoicePingまでお問い合わせください。

VoicePing無料版

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