GMOリサーチ&AI株式会社様が運営で携わっている国際カンファレンス「ESOMAR Connect」において、VoicePingのリアルタイム翻訳機能をご導入いただきました。
マーケティングリサーチ業界特有の専門用語が多く含まれるバイリンガルイベントでの活用事例として、国内営業部営業企画課の井藤様にお話を伺いました。
年に一度のESOMAR Connect – 日本とヨーロッパのマーケティングリサーチ協会が共催するカンファレンス
今回のイベントにおける役割と、普段の業務について教えてください。
井藤様:弊社がマーケティングリサーチ事業を展開しており、オンラインのアンケートやインタビューなどのリサーチサービスを提供しています。私は国内営業部の営業企画に所属しており、新しいお客様のリード獲得や、リードナーチャリングなどのマーケティング業務を担当しています。
今回のイベントの内容と、どのような役割を果たしていたか教えてください。
井藤様:今回のイベントに関しては、弊社のマーケティング業務とは別のものになりますが、ヨーロッパ世論・市場調査協会(ESOMAR)と日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)が共同で開催しているイベントです。弊社の副社長がESOMARの日本代表を務めている関係で、運営を当社で行っているという背景があります。その中で、今年のイベントの全体統括と、オンライン配信の統括を担当していました。
こういったイベントはイレギュラーなものなのですか?
井藤様:近いものとしてセミナーやウェビナーをリードの獲得やナーチャリングのために実施したり、イベントに出展することはありますが、こういった海外の方を含めた自社運営イベントは基本的に年に一回、このイベントのみですね。

価格と専門用語対応が決め手に – VoicePing導入の背景
VoicePingを導入した背景や選択理由を教えてください。
井藤様:今回のESOMAR Connectというイベントは、カンファレンスとネットワーキング形式のイベントで、登壇者に関しては英語を話される方が2名ほどいらっしゃいました。参加者の中にも日本語だけでなく、英語を話す方もいらっしゃるというところで、翻訳ツールもしくは通訳での言語対応が必要でした。
もともと別の翻訳字幕ツールが候補に上がっていましたが、料金が予算と合いませんでした。他の翻訳字幕ツールも試してみましたが、翻訳精度が低く、金額と精度を両立しているサービスを探す中でVoicePingを見つけました。
VoicePingを選んだ決め手としてはある程度の精度があった上で予算が合ったことが一番大きかったのでしょうか?
井藤様:そうですね、その点が最も大きな決め手となりました。それに加えて、翻訳の辞書機能、専門用語登録機能があります。今回のイベントは専門用語が多用されるため、この機能が適していると感じました。
大型スクリーンに登壇者映像、資料、字幕の3つを同時表示 – 現地とオンラインの一体感を実現
具体的にはどのように使用されましたか?
井藤様:カンファレンス形式で、前に登壇者が立ち、その両サイドに大きなスクリーンがあり、登壇者の資料と登壇者の映像、翻訳の字幕という3つのコンテンツを合わせて画面に表示する形で使用しました。
現地とオンライン両方で同じ画面が見られるということですね?
井藤様:そうですね。ご認識の通りです。
「通訳は必要ない」参加者からの評価 – 翻訳字幕ツールで十分という声

井藤様: 実際の反応としては、翻訳の字幕内容については完璧ではないものの、十分実用的だったと思っています。一方で、お客様からいただいた声としては、翻訳が反映されるタイミング、ラグについて、少し遅いという指摘がありました。
導入前に感じていた専門用語の課題は解決できましたか?
井藤様: そうですね、完全に解決されたわけではありませんが、お客様からのアンケートで、今後同じイベントを行う上で、翻訳・通訳の対応について必要だと思うものを教えてくださいと聞いたところ、登壇者の資料の日本語版と英語版、翻訳字幕ツールが回答として多く、通訳の回答は少数だったため、機能性としては翻訳字幕ツールで十分かなというところです。
一方で、やはり先ほどお伝えした通り、表示のラグのようなところが改善されるといいなと思いますね。
実はその点は直近のアップデートで大幅に改善されました。また試していただけましたら幸いです。
井藤様: そうなんですね。ぜひ試してみたいです。
「日本語と英語の切り替えも非常にスムーズ」配信代行会社も評価した操作性
他に改善点やVoicePingに対する要望があれば教えてください。
井藤様:今回のイベントで実際にその操作をしていたのが私ではなく、配信代行会社の方々だったのですが、操作の様子を見ている限り、日本語と英語の切り替えも非常にスムーズだったと思います。アプリとしては使いやすそうな印象を受けました。
来年はQRコードで個人デバイスへ – 多言語対応も視野に入れた展望
来年以降もまた海外の会社と合同でイベントを開催することがあるかもしれないという中で、今後どのようにしていきたいといった展望はございますか?
井藤様: 翻訳や通訳に関わる部分で言うと、来年以降は今年の反省点を活かしたいです。今年は会場が縦長のため、スクリーンに翻訳を映していると少し見えづらいといった状況がありました。来年も実施する予定ですが、その中で御社を利用させていただくかもしれません。実際にはスクリーンに投影する形ではなく、手元のスマホなどのデバイスで見ていただく形にすることで、もっとお客様に見やすく、便利な形で提供できたらいいなと思っています。
説明会でもご説明させていただいたQRコードで読み取って翻訳を見る方法ですね。
井藤様:その通りです。今回の登壇者の影響もありますが、例年に比べて海外からの参加者が多くいらっしゃいました。案内で字幕などの言語対応についても触れていたので、そういった影響なのかなと思っています。今まで言語の関係で参加に至っていなかった方々もいらっしゃったのかと思いますので、環境を整えることによって日本の方はもちろん、海外の方の参加人数を増やしていけたらいいなと思っています。
VoicePingの場合、言語の追加があっても追加料金なくお使いいただけますので、またご検討いただけましたら幸いです。
個人のデバイスで見る形であれば、日本語や英語だけでなく、他の言語でも見ていただけるかなと思います。今回は都合上、英語のみの対応だったのですが、中国語やスペイン語などにも対応できるなと。

まとめ
GMOリサーチ&AI様の事例では、マーケティングリサーチ業界特有の専門用語が多く含まれる国際カンファレンスにおいて、VoicePingのリアルタイム翻訳機能が大きな役割を果たしました。コストパフォーマンスの高さ、専門用語登録機能、そして操作の簡便性により、参加者にとって満足度の高いイベント運営を実現できました。
また、言語サポートの充実により海外参加者の増加という副次的な効果も生まれ、今後の継続利用に向けた具体的な改善案もいただくことができました。
VoicePingは、グローバルなビジネスコミュニケーションにおける言語の壁を取り除き、より多くの方々に価値のある情報とコミュニケーションの機会を提供し続けます
まずは試して実感!不安になりがちな多言語イベントをVoicePingでポジティブな場に
