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英語の音声翻訳アプリは、「会議を聞きながら読む」「訳した声を聞く」「後で記録を見返す」のどれが必要かで選びます。 出張先で短く話す用途と、1時間の商談を記録する用途では、使いやすいアプリも料金の考え方も変わります。
英語の会議を翻訳し、決定事項まで残したいならVoicePingが候補です。対面の短い会話にはGoogle翻訳やAppleの「翻訳」、普段の会議画面で字幕を読みたい場合にはZoomやTeams、複数の会議サービスで翻訳を使う場合にはDeepL Voiceも比較できます。
この記事では、仕事と出張に使う6サービスの特徴、準備、料金を整理します。掲載順は翻訳精度の順位ではありません。 料金・公開仕様の確認日は2026年9月15日です。
会議の字幕・音声・出張先の会話で選ぶ
「音声翻訳」は、声を入力して翻訳する機能の総称として使われます。声を入力できることと、訳文を音声で聞けることは別です。 画面を見続けられる会議なら字幕、資料や実物を見ながら話すなら音声出力、会議後の共有まで行うなら記録の保存も確認しましょう。
| サービス | 向いている場面 | 導入前に確かめること |
|---|---|---|
| VoicePing | 英語の会議を翻訳し、原文・訳文・要約を見返す | Meeting Botの入室許可と利用時間。字幕は共有リンク先で読む |
| Google翻訳 | 出張先で短い会話を交互に訳す | ライブ翻訳のモード、通信環境、対応端末 |
| Apple「翻訳」 | iPhoneを挟んで相手と向かい合って話す | Androidでは使えない。圏外では両方の言語を事前取得 |
| Zoom | Zoomの会議画面で翻訳字幕を読み、対応機能で音声も聞く | 翻訳の追加契約・設定と、音声出力に対応したデスクトップ版 |
| Microsoft Teams | Teams会議で参加者ごとに字幕の翻訳先を選ぶ | 主催者と参加者の対象ライセンス。音声通訳は別機能 |
| DeepL Voice | Teams・Zoom・Meetで字幕や音声による翻訳を使う | Botの入室と会議チャット。音声を聞く人にも対象ライセンスが必要 |
取引先が会議を主催する場合は、自分がアプリを契約するだけで使えるかも確認します。Botの参加を制限している会議や、主催者の契約で字幕の利用範囲が変わる会議があるためです。定例会議なら、初回だけ短い接続確認の時間を設けると当日の準備を減らせます。
VoicePing:英語の会議を翻訳して記録に残す

VoicePingは、英語の発言を日本語で読み、会議後に決定事項を整理したいチームに向いています。Meeting Botでは、Zoom・Teams・Google Meetなどの対応URLを登録すると、自動で音声を記録するBotが参加者として入室します。翻訳字幕は共有リンクやQRコードからブラウザーで開けます。
会議の処理が終わると、文字起こしやAI要約から内容を見返せます。会議中に聞き取れなかった箇所を原文と照らし合わせ、担当者や次の対応を確認する使い方に合っています。Meeting Botの機能
準備が必要なのは、Botの入室と字幕の共有です。 主催者にBotを参加させてよいか確認し、待機室に入った場合は入室を許可してもらいます。字幕はZoomやTeamsの標準字幕欄に自動で入るわけではないので、参加者へ閲覧リンクも案内しましょう。Botの設定手順
無料のオンライン枠は月90分。有料のパーソナルプランは月額3,163円(税込)で月450分からです。チーム利用では、利用者数とワークスペース全体で必要な時間を見積もります。長い会議を何人も別々に開く場合は、1人分の会議時間だけで判断しないようにしてください。VoicePingの料金
出張先の対面会話には、別の使い方としてモバイル版のオフライン翻訳もあります。必要なモデルを事前に取得すれば、日本語と英語を端末内で文字起こし・翻訳できます。無料枠は1日60分で、記録はその端末に保存されます。クラウドへの自動バックアップはありません。オフライン翻訳の準備と記録
Google翻訳:出張先の短い会話に使う

Google翻訳は、受付で予約を伝える、移動先を尋ねるといった短い会話をその場で訳す用途の候補です。アプリは無料で、声・文字・カメラなどから入力できます。相手に英語の訳文を見せたり、音声で伝えたりする使い方ができます。Google提供のアプリ説明
Android向けの現行ヘルプでは、「ライブ翻訳」にリスニング・会話・テキストのみなどのモードがあります。2人で交互に話す場合は会話モードを選び、日本語と英語を設定します。対面表示で画面を分けると、お互いの側から文章を読みやすくなります。ライブ翻訳の使い方
オフラインの音声会話には端末の条件があります。 同ヘルプが案内するオフラインのライブ翻訳はPixel 9・10・11に対応し、英語と日本語の組み合わせが対象に含まれます。文字用の言語ファイルを入れただけで、どのiPhoneやAndroidでも圏外の音声翻訳が使えるわけではありません。
会議の主催・議事録管理を目的とするサービスではないため、長い商談を残したい場合は会議用ツールも比較してください。Google翻訳アプリと、Google Meetの翻訳字幕は別の機能です。
Apple「翻訳」:iPhoneを挟んで向かい合う

iPhoneを使っているなら、Appleの「翻訳」が身近な候補です。英語と日本語の音声翻訳に対応し、無料で使えます。対面表示では、自分と相手が向かい合ったまま、それぞれの側から訳文を読めます。 自動翻訳や音声の再生も使えます。Appleのアプリ説明
使う前に日本語と英語を選び、会話表示に切り替えます。必要な言語をあらかじめダウンロードしておけば、オフラインでも翻訳できます。ホテルのフロントや取引先の受付など、1台を一緒に見ながら話す場面に向いています。iPhoneで会話を翻訳する方法
Androidでは使えません。 また、通常の「翻訳」アプリと、AirPods・電話・FaceTimeのライブ翻訳は対応条件が別です。ここでは、iPhoneの翻訳アプリを使った対面会話を比較しています。会議全体の議事録をチームで管理したい場合は、保存と共有の機能も備えたサービスを検討しましょう。
Zoom:会議画面で字幕を読み、対応機能で音声も聞く

普段からZoomで会議を開いているなら、会議画面内で使える翻訳が候補になります。翻訳字幕は、主催者の対象契約と機能の有効化が前提です。管理者側で自動字幕と翻訳字幕を有効にしたうえで、参加者が表示する言語を選びます。翻訳字幕の設定条件
音声で聞く場合は「Voice Translator」を使います。日本語と英語に対応し、Live TranslationアドオンまたはZoomMate、機能の有効化、Windows・MacのZoomデスクトップアプリ7.0.0以降が必要です。会議中に自分の話す言語と聞きたい言語を選び、原音と翻訳音声の音量を調整します。Voice Translatorの利用条件と操作
現行の料金ページでは、音声と字幕を含む「ライブ翻訳」を月払い790円/ユーザー・月(税別)で案内しています。基本プランの料金は別で、含まれる容量や追加利用の条件も確認が必要です。Zoomのアドオン料金
会議後の保存は、翻訳字幕を表示する設定とは別です。 Zoomは2026年5月の変更で、ライブ字幕を会議後のファイルとして保存・ダウンロードする機能をなくしています。記録を残す場合は、主催者・管理者が「Meeting transcript」を有効にします。これは会議の文字起こし記録を残す機能で、閲覧・保存の権限も設定します。字幕と文字起こし記録の変更
Microsoft Teams:参加者ごとに字幕の言語を選ぶ

Teamsの翻訳字幕は、普段のTeams会議で、参加者が読みたい言語を選ぶ用途に合っています。対象はTeams PremiumまたはMicrosoft 365 Copilotです。主催者が対象ライセンスを持つ場合は参加者全員が利用でき、参加者だけが持つ場合は、その人が翻訳字幕を利用できます。Teamsの翻訳字幕とライセンス
字幕を表示したら、言語設定で会議の発話言語を確認し、翻訳先を日本語にします。英語が話されているのに発話言語を日本語にしてしまうと、正しく認識できない原因になります。主催者任せにせず、参加者側でも表示設定を確かめましょう。
Teams Premiumは年払いで1ユーザーあたり月額1,499円相当(税別)。対象となるTeamsライセンスが別途必要です。1か月の試用にはクレジットカードが必要で、キャンセルしなければ有料契約へ移行します。Teams Premiumの料金と試用条件
字幕は保存されないため、記録が必要なら文字起こしを別に開始します。 また、音声で聞く「Interpreter」は翻訳字幕とは別の機能です。外部組織の参加者には有効なCopilotライセンスなどの条件があり、匿名・ゲスト参加では利用できません。字幕の契約だけで全員が音声通訳も使えるとは考えないようにしてください。音声通訳の対応条件
DeepL Voice:複数の会議サービスで翻訳を使う

DeepL Voice for Meetingsは、Teams・Zoom・Google Meetの会議を翻訳するサービスです。取引先によって会議サービスが変わる場合でも、同じ翻訳サービスを使いたいチームの候補になります。
ライセンスを持つ担当者が会議URLを登録し、入室したBotを受け入れます。会議チャットに届くリンクから、参加者が別のブラウザー画面で字幕を読みます。会議チャットを使えることが条件で、ブレイクアウトルームなど対象外の会議形式もあります。会議への接続方法と制限
字幕を読むだけの参加者には、DeepLのアカウントや個別ライセンスは不要です。一方、翻訳した音声を聞く人には、それぞれ対象ライセンスとデスクトップアプリが必要です。英語と日本語は音声出力の対象に含まれます。ブラウザーで字幕が読めたからといって、同じ条件で音声も聞けるわけではありません。誰にライセンスが必要か /音声出力の対応言語
Voice Starterは1ユーザー月300分で、月払い2,200円(税込)、年払いなら月額1,900円相当(税込)。字幕・音声出力・トランスクリプトのダウンロードを含み、14日間の無料体験があります。恒久的な無料の文章翻訳プランと混同しないようにしましょう。DeepL Voiceの料金
音声を聞く参加者が多い場合は、必要な人数分のライセンスと利用時間を合わせて見積もります。字幕を配るだけの場合とは、総額の計算が変わります。
無料枠と有料料金を比べる
翻訳サービスの料金は、1人単位か、ワークスペース単位か、会議サービスへの追加料金かで比較結果が変わります。以下は日本向けの円表示で確認した代表プランです。通信料・端末代は含めていません。
| サービス・プラン | 無料枠と有料料金 | 単位・上限・追加条件 |
|---|---|---|
| VoicePing パーソナル | オンライン月90分は無料。月払い3,163円(税込)で月450分 | 1ワークスペース・1ユーザー。複数ユーザーはチーム向けプランを確認。オフライン無料枠は別に1日60分 |
| Google翻訳 | アプリ無料 | 一般向けアプリ。会議サービスや開発者向けAPIの料金は含まない |
| Apple「翻訳」 | アプリ無料 | 対応するApple端末が必要 |
| Zoom ライブ翻訳 | 月払い790円/ユーザー・月(税別)。年払い7,900円/ユーザー(税別) | 基本プラン代は別。詳細欄に100分・500クレジット相当の容量を掲載。更新・追加利用条件は契約時に確認 |
| Microsoft Teams Premium | 年払い1,499円/ユーザー・月相当(税別)。1か月の試用あり | Teamsの基本ライセンスが別途必要。試用はカード登録・自動更新あり。音声通訳は別途条件を確認 |
| DeepL Voice Starter | 月払い2,200円/ユーザー・月(税込)。年払いは月額1,900円相当(税込)。14日間の体験あり | 1ユーザー月300分。字幕は最大50人。音声を聞く人には対象ライセンスが必要 |
たとえば「10人が会議に参加する」場合でも、1人が用意した字幕を10人が読む使い方と、10人が翻訳音声を聞く使い方では、契約数が同じとは限りません。誰が主催し、誰が字幕を読み、誰が音声を聞くかを決めてから、必要な契約数を確認してください。
導入前に、普段の英語の会議で試す
アプリを選んだら、普段の会議に近い端末・マイク・接続方法で試します。「英語対応」という表記だけで、社名や専門用語を含む会話も問題なく訳せるとは判断できません。次の流れなら、字幕の出方から記録の保存まで一度に確認できます。
会議前:主催者と参加者の準備を分ける
主催者は対象ライセンス、Botの入室可否、文字起こしの設定を確認します。参加者は字幕のリンクや表示メニューを開き、話す言語と翻訳先を選びます。社外の相手が参加する場合は、ゲストとして同じ操作ができるかも試してください。
会議のURLを用意する段階なら、Zoomの招待URLの作り方 とGoogle MeetのURLの作り方 も参考になります。
会議中:数字・期限・否定の意味を確認する
最初は、普段使う製品名を含む短い説明を1人ずつ話します。字幕が追いつくか、原文の数字や否定表現を訳文でも読み取れるかを確認しましょう。音声で聞く場合は、翻訳が終わるまで待ってから次の人が話します。
次は確認用の例文です。特定アプリの翻訳結果や測定結果ではありません。
English: Please deliver 150 units by October 8. The agreed price is 12 US dollars per unit, excluding shipping. Please do not ship before we approve the sample.
確認したい意味:10月8日までに150個を納品してほしい。合意した単価は送料別で12米ドル。サンプルの承認前には発送しないでほしい。
ここでは「150個」「10月8日」「12米ドル」「送料別」「承認前には発送しない」が保たれているかを見ます。文字起こしの段階で数字が違うならマイクや話し方を見直し、原文は合っているのに訳文が違うなら、表現を短くしたり用語の設定を確認したりします。
会議後:保存したファイルを実際に開く
会議を終えたら、議事録やトランスクリプトを開き、原文・訳文・要約のどこまで残るかを確認します。ダウンロードできる人、共有先からの閲覧可否も試しましょう。会議中に日本語が表示されたことだけでは、日本語の記録が保存されるとは限りません。
最後に担当者・期限・金額を人が確かめ、相手へ確認文を送ります。先ほどの例なら、次のようにまとめられます。
To confirm, the order is for 150 units at USD 12 per unit, excluding shipping, with delivery by October 8. Please wait for our sample approval before shipping. Is that correct?
確認です。注文は150個、単価は送料別で12米ドル、納期は10月8日です。発送は当社のサンプル承認後にお願いします。この内容で合っていますか。
訳文とAI要約を見て気づいた食い違いは、相手と確認してから決定事項に反映します。確認文への返事も記録と一緒に残せば、後から合意した条件を確かめられます。
出張前は、圏外で使う準備も済ませる
オンライン会議とは別に、移動中や現地の受付で使うアプリも用意しておくと便利です。圏外での会話が必要なら、VoicePingやAppleの「翻訳」で必要なモデル・言語を先に取得し、実際に通信を切って日本語と英語の両方向を試します。
Google翻訳では、対応Pixel端末や言語ペアなど、ライブ翻訳のオフライン条件を確認します。「言語をダウンロードできた」だけで準備を終えず、マイク入力から訳文の表示・音声の再生まで動くかを出発前に確かめてください。
訪問先の会社名、担当者名、住所、予約番号は文字でも持っておきましょう。固有名詞を翻訳し直すより、元の表記を相手に見せたほうが確認しやすい場面があります。会話用アプリで伝え、会議用サービスで残す、と用途に合わせて使い分けると無理なく続けられます。
よくある質問
英語の音声翻訳は無料で使えますか?
英語を日本語の音声で聞けるアプリはありますか?
Google翻訳を入れれば、Google Meetの字幕も日本語になりますか?
会議中の翻訳字幕は、そのまま議事録として保存できますか?
海外で圏外になっても英語の音声翻訳は使えますか?
必要な記録まで残せるかで、候補を絞る
英語の音声翻訳は、料金だけでなく、会話の場所と翻訳の受け取り方で選びます。字幕を読むのか、訳した声を聞くのか、会議後に何を共有するのかを先に決めましょう。
会議の翻訳から内容の確認まで行いたい場合は、VoicePing Meeting Bot の無料枠で短い会議を試してみてください。Botの入室、字幕の共有、会議後の記録まで確認すると、チームに合う使い方と必要な時間が見えてきます。