働き方が変わっていく中、住む場所に囚われずに全国からメンバーを採用することが増えてきています。しかし、全国からのリモートメンバーを団結させ、一体感を持ってプロジェクトを進めるには、心理的な部分を含めたコミュニケーションが必要になってきます。今回は、VoicePingを導入することで全国にいるメンバー全員を仮想空間の1箇所に集め、団結させることに成功した株式会社しまうまプリントの関根さんにお話を伺いましたので、紹介します。
目次
Toggle日本一安いネットプリントサービス
まず、事業内容について教えてください。
関根さん:弊社はネットプリントのサービスを行っている会社です。スマホアプリ、PCともに開発を行っています。鹿児島県と熊本県に自社工場を運営しており、フォトブックや写真プリント、年賀状などのプリント商材を自社生産で行い、価格優位性を確保しており、日本有数の格安ネットプリントサービスを提供させていただいております。
気兼ねなく声をかけられる空間を目指して
VoicePingを導入することになった背景を教えてください。
関根さん:弊社は、鹿児島県と熊本県の工場以外に、東京都と福岡県に開発拠点を持っており、コロナ渦になる前から複数の拠点間を遠隔で連携しながら開発を行っていました。当時は、各拠点の近くに住んでいる人がその拠点における開発内容に携わるという形式を採っていましたが、コロナ渦においてリモートワークを全面的に導入するとともに、住んでいる場所に関わらず、分け隔てなく開発をできるようにするという方針にしました。
しかし、全面的にリモートワークを導入する際には、コミュニケーションの面で難しさがありました。弊社としては、みんなが同じ空間上に集まり「ここにいる人に声をかければリアルと同様に確実な反応がある状態」を当たり前にしたかったです。そのためにVoicePing以外に他のツールを3つ試しましたが、どこに誰がいるのかがやはりわかりにくいという点で難しさがありました。
導入後、課題は解消されましたか?
関根さん:はい。実際に軌道に乗っています。それまでに試してきたツールだと100人ぐらいのうち、30人ぐらいしか同時接続していなかったですが、現在は常に60~70人以上の人が接続しています。リアル商品の開発などで出社もしていますので、全員が全員同時に繋がる訳ではありませんが、みんなを同じ場所に集めるという当初の目的は達成されていて、成功していると思います。
テレワークは、ツールだけでなく利用者側の意識も重要
VoicePing導入後、社員の反応はどうでしたか?
関根さん:先ほど申し上げましたように、3〜4つのリモートワークツールを使ってみて弊社で最も活用されたのがVoicePingです。便利な機能が多く、実際に多くのメンバーが接続していて、社内コミュニケーションの中心ツールになっています。
ただ、VoicePingを使いながら気づいたことが、我々自身がまだテレワークを上手にやることそのものができていないということです。これだけ話しかけやすい環境があって、その場で画面共有などで意思を伝えやすいツールがあるのですが、いきなり話かけることへの抵抗があったり、同期・非同期のコミュニケーションの使い分けの未熟さなど、向上の余地があります。
VoicePingツールの導入はとてもうまくいっているのですが、利用者側の課題もが多いと感じています。
それはVoicePing自体の機能や使い勝手だけではなく、利用者側のコミュニケーションに対する意識だと思っています。
プリントを超えるプリントを目指す
最後に御社の今後の展望を教えてください。
関根さん:弊社は写真プリント、フォトブック、そして年賀状と、メイン商品を3つしか持っていません。
ですが、この度、ミッション・ビジョン・バリューを改訂しました。既存の3つの商材だけでなく、新しい価値を提供していく会社になろうと舵を切り直しました。新しいビジョンとして、プリントを超えて新しいビジネスを生み出し世界に進出する。この頭文字をとり「超新世」と呼んでいます。2021年は写真アルバム、2022年はクリエイター向けのフォトブックサービスであるしまうま出版をリリースしました。
今までは、低価格重視の「プリントのツール」であることに価値提供の比重を置いておりましたが、これからは「すべての思いを身近に、時をつなぐ」体験を提供できるサービスを生み出していこうと考えています。
VoicePingについて
VoicePingは5人までなら全ての機能を無料で利用できるプロダクトになっているので、興味のある方はお気軽にお試しください。
VoicePingのホームページはこちら