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中国語の音声翻訳6選|普通話・広東語、会話と会議で選ぶ

VoicePing編集部
中国語の音声翻訳。商品サンプルを挟む商談に、話す言葉・通信・記録で選ぶという見出しと、普通話・広東語、圏外の準備、数字の原文確認の注釈
この記事の内容

中国語の音声翻訳は、相手が話す言葉と、会話する場所で選びます。 普通話と広東語では音声認識の設定が違い、出張先の対面会話とオンライン会議では必要な機能も変わります。

会話を文字で読み返したいならVoicePing、短いやり取りにはGoogle翻訳やAppleの「翻訳」、旅行会話を確認しながら進めるならVoiceTraが候補です。Zoomの会議には翻訳字幕、店頭などで翻訳用の端末を用意するならポケトークS2も比較できます。

以下では、6つの選択肢を用途・料金・通信条件で整理します。掲載順は翻訳精度の順位ではありません。料金と公開仕様の確認日は2026年9月16日です。

Googleの使い方を知りたい方はライブ翻訳のモード へ、台湾との商談で聞き取りに困る方は台湾華語の発音のコラム へ進んでください。出張前にはWi-Fi・VPNと圏外への備え も確認しましょう。

普通話・広東語と、簡体字・繁体字を分けて確認する

普通話は中国本土で共通語として使われる話し言葉で、アプリによっては「北京語」「Mandarin」と表示されます。広東語は別の音声入力として確認します。一方、簡体字と繁体字は漢字の表記です。「繁体字に翻訳できる」だけでは、広東語の声を聞き取れるとは限りません。

たとえばAppleの「翻訳」は、中国語を「普通話・簡体字」と「国語・繁体字」に分けて案内しています。Zoomの翻訳字幕では、中国語の簡体字・繁体字に加えてCantoneseが別項目になっています。各社の「中国語対応」を同じ意味で受け取らず、使う機能の言語一覧まで見ましょう。Appleの対応言語 /Zoomの翻訳字幕の言語

中国語の音声翻訳で確認する3つの設定
確認するもの選択・表示の例相手に確かめること
話す言葉中国語、普通話、Mandarin、広東語、Cantonese今回の会話は普通話か広東語か。地域名だけで決めない
読む文字簡体字「谢谢」/繁体字「謝謝」字幕や会議後の連絡を、どちらの表記で読みたいか
受け取り方翻訳字幕、読み上げ、原文付きの記録画面を読めるか、声で聞きたいか、後で保存したいか

台湾での会話を考えている場合は、台湾の中国語と台語も区別が必要です。詳しくは台湾で使う翻訳アプリの選び方 で説明しています。

地域設定・なまり・地域の言葉は、同じ意味ではない

「中国語(台湾)」を選べば台語も分かる、「中国語(香港)」なら香港で話される言葉をすべて訳せる、とは限りません。地域設定は、音声認識の対応範囲を保証する名前ではありません。 相手が話す言葉を確認し、その言葉がアプリの音声入力に載っているかを調べます。

中国本土・台湾・香港などの設定をどう読むか

言語の識別子では、zh は中国語、Hans は簡体字、Hant は繁体字を表します。地域を添えた zh-CN(中国本土)、zh-TW(台湾)、zh-HK(香港)、zh-MO(マカオ)、zh-SG(シンガポール)などもあります。ただし、文字・表示形式の地域設定と、マイクが認識する言葉は別です。広東語には yue という識別子もあり、zh-Hant と同義ではありません。Unicodeの言語識別子の説明 /文字・言語・地域の一覧

訪問先から言語設定を選ぶときの確認事項
地域会話前に確認すること避けたい思い込み
中国本土普通話で話せるか。地域の言葉を使う場合は、その名称を聞く「中国語」対応が、上海語や四川の地域語まで一括で保証するわけではない
台湾華語・国語か、台語・客家語などか。読みたい文字も確認する台湾の国語を選ぶことと、台語を認識することは別
香港・マカオ広東語を話すなら、音声入力に「広東語/Cantonese」があるか繁体字表示や香港の地域設定だけで、広東語の音声対応と判断しない
シンガポール・マレーシア華語で話すか、別の言葉か。英語などが混じる場面では、一文ずつ言語を確かめる華語の対応が、地域の全言語や混在する会話の自動認識を保証するわけではない

台湾の教育部も、国語、台語、客語、原住民族の言語などを分けて案内しています。「台湾語」という日本語の呼び方だけで入力言語を決めず、相手に確認しましょう。台湾教育部の言語別資料

中国語の主要な10区分と、音声翻訳の限界

漢語の地域変種は、単に普通話の発音が少し変わったものだけではありません。中国教育部の概説では、以下の10区分が挙げられています。分類や呼び名は資料によって異なり、その中にも地域差があります。この10区分は翻訳アプリの対応言語数ではなく、違いを見落とさないための整理です。 中国言語文字概況 /中央研究院の方言資料の分類

主要な区分と、この記事の6サービスでの確認範囲
区分普通話との関係・確認点音声対応の読み方
官話普通話の基盤となる北方話を含む大きな区分。官話の地域変種すべてと普通話は同じではない6サービスに中国語・Mandarin等の対応あり。地域別の官話まで一括対応とは判断しない
粤語広東語として案内される音声入力を確認するVoicePing・Zoom・ポケトークに広東語の記載あり。機能と翻訳方向は次の表で確認
呉語上海などの地域の言葉。普通話の「上海なまり」と区別する比較対象の公式機能一覧では、上海語などの専用入力を確認できない
閩語台語・閩南語などを、台湾の国語とは分けて確認する台語・閩南語などの専用入力を、以下の6サービスの対象機能では確認できない
客家語台湾の客語など。国語の地域設定だけで代用できるとは限らない対象機能の公開一覧に専用入力の記載を確認できない
晋語官話と分けて挙げられる区分対象機能の公開一覧に専用入力の記載を確認できない
湘語独立した区分として確認する対象機能の公開一覧に専用入力の記載を確認できない
贛語独立した区分として確認する対象機能の公開一覧に専用入力の記載を確認できない
徽語独立した区分として確認する対象機能の公開一覧に専用入力の記載を確認できない
平話・土話教育部の10区分ではまとめて掲載。資料によって扱いが異なる対象機能の公開一覧に専用入力の記載を確認できない

ここでの「確認できない」は、その製品があらゆる条件で認識に失敗するという意味ではなく、対応を根拠付きで約束できないという意味です。対応状況は次の公式一覧を2026年9月17日に確認しました。文字翻訳、読み上げ、開発者向けAPIの言語一覧は、利用者向けアプリのマイク入力の根拠にはしていません。

6サービスの普通話・広東語・地域語への対応

音声に関係する機能に限定した対応状況(2026年9月17日確認)
サービス・対象機能公式に確認できる中国語地域語・なまりの注意点
1. VoicePing
オフライン翻訳
中国語の簡体字・繁体字、広東語の音声入力広東語は入力のみで翻訳先には選べない。上海語・台語等の専用入力は未確認。対応言語と条件
2. Google翻訳
Androidライブ翻訳
中国語(簡体字・繁体字)このモードの公式一覧には広東語・上海語・台語等は未掲載。他の翻訳モードの対応を流用しない。ライブ翻訳の一覧
3. Apple
翻訳アプリ
Mandarin Chinese(中国本土/台湾)広東語・上海語・台語等は「翻訳アプリ」一覧に未掲載。Siriやアクセシビリティの音声とは別。機能別の一覧
4. VoiceTra
音声入力・出力
中国語(簡体字・繁体字)の入力・出力広東語・上海語・台語等の専用入力は公開一覧に未掲載。NICTの対応表
5. Zoom
翻訳字幕
Chinese(Simplified/Traditional)とCantonese広東語は会話言語・翻訳先に掲載。上海語・台語等は未掲載。地域的な発音差による精度変化は残る。翻訳字幕の言語
6. ポケトーク S2
音声翻訳
中国語(簡体字・繁体字)と広東語の入力・出力上海語・台語等の専用入力は公開一覧に未掲載。通信が必要。音声入力・出力の対応表

なまりが強い会話を試す手順

同じ普通話でも話者の発音や話す速さは違います。一方、地域の言葉をそのまま話している場合は、単なるアクセントの調整では解決しません。上海出身の人が話す普通話と上海語のように、出身地と、その場で話している言葉を分けて考えます。 Zoomも地域の方言や雑音などで字幕の精度が変わると説明しています。Zoomの字幕精度の注意事項

  1. 相手に、普通話・華語で話せるか、広東語などを使うか確認する。
  2. 入力言語を合わせ、実際に使う商品名・数量・納期を含む短文で試す。
  3. 翻訳だけでなく、聞き取った中国語の原文を相手に見せる。原文が違えば、短く言い直すか入力してもらう。
  4. 金額・住所・人名は文字で受け取り、会話の途中で言語が切り替わったら設定も見直す。

うまく聞き取れない場合は、話者の発音を誤りと決めつけず、機能の対応範囲と録音条件を確認しましょう。

コラム:台湾華語の発音を、原文から確かめる

台湾華語もMandarinの一種ですが、発音や語彙には地域差・個人差があります。たとえば、そり舌音のzh・ch・shとz・c・sの区別の程度は話者や話し方で変わります。「台湾では全員が同じ音にする」と覚えるのではなく、聞き取った中国語を見ながら確かめます。台湾華語の子音に関する研究

商談で「四(sì)」と「十(shí)」が気になるときも、子音だけを頼りに判断しません。声調も異なるため、「40個ですか、10個ですか」のように数量と単位を含めて確認し、最後は数字で書いてもらいます。訳文の数字だけを直す前に、原文の文字起こしが合っているかを見せるのがポイントです。

台湾向けの音声入力があれば選び、同じ商品名・数量・納期の短文で試します。出力を繁体字にしただけでは、入力側の音声設定まで変わったとは限りません。声調を一音ずつ大げさに作り直してもらうより、静かな場所で意味のまとまりごとに自然に話してもらい、誤認識した箇所を確認しましょう。自然発話では声調の現れ方も文脈の影響を受けます。台湾華語の自然発話を扱った研究(プレプリント)

文字起こしは合っていても、相手が普段使う語彙と訳文が違うことがあります。台湾の「軟體」と中国本土でよく使う「软件」は、ソフトウェアを指す地域的な語の違いです。「軟件」と繁体字に変換するだけでは台湾向けの語彙にはなりません。台湾側に渡す議事録では、社名や製品名に加えて現地の用語も確認します。台湾教育部の地域別語彙対照表

会話が台語に切り替わった場合は、台湾華語のアクセント調整とは別の問題です。「可以請您用國語說嗎?」(国語で話していただけますか)と尋ねるか、台語を対象にした手段へ切り替えます。台語・現地語彙の詳しい説明

会話・会議・専用端末の6候補を比べる

スマートフォンを挟んで交互に話すなら、マイク入力と翻訳結果の読み上げがあるアプリを選びます。長い会議では、参加者ごとの字幕表示、音声の取り込み方、記録の保存まで確認が必要です。専用翻訳機は操作を翻訳に絞れますが、本体の購入費もかかります。

中国語の音声翻訳:使う場面と導入条件
サービス向いている場面通信・利用の条件
1. VoicePing出張先で中国語の会話を文字に残す。別機能のミーティングボットでオンライン会議を記録する音声のオフライン翻訳はモデルを事前取得。ミーティングボットはオンラインで利用し、入室許可が必要
2. Google翻訳通信できる場所で、短い日中会話を音声と文字で確認する日中のライブ音声翻訳はオフライン対象一覧に未掲載。現地の接続環境を確認
3. Apple「翻訳」iPhoneを向かい合わせて会話する。言語を取得して圏外に備える圏外では日本語と使う中国語を事前取得。普通話/台湾の国語を区別。Android非対応
4. VoiceTra旅行中の一文を訳し、日本語に戻した意味も見る通信必須。個人旅行者の試用を想定した研究用アプリ
5. ZoomZoom会議の中国語を、同じ会議画面の日本語字幕で読むオンライン会議用。通信と主催者の対象ライセンス、翻訳字幕の設定が必要
6. ポケトーク S2受付や店頭に翻訳用の端末を置き、ボタンを押して話す本体購入と充電が必要。通信費込みでも圏外での新規翻訳は不可

各製品の根拠と料金は、以下の紹介・料金表から確認できます。

1. VoicePing:圏外の会話とオンライン会議を記録する

VoicePingオフライン翻訳の公式ページ。端末内で翻訳する説明と、言語モデルを取得するスマートフォン画面
VoicePingのオフライン翻訳。使うモデルを出発前にダウンロードします。 VoicePing公式製品ページ

VoicePingのモバイル版は、中国語のオフライン音声翻訳に対応しています。広東語は音声の入力に対応しますが、翻訳先には選べません。通信が不安定な訪問先で、話した内容を画面に残して確認したいときに向いています。マイクの音声は端末内で処理され、音声とテキストもその端末に保存されます。対応言語と保存先

利用前にアカウントとアプリを準備し、必要なモデルのダウンロードを完了させます。無料プランのオフライン翻訳は1日60分、有料プランは無制限です。オンライン翻訳の月間枠とは別なので、出張の日数と毎日の会話時間を考えて選べます。無料枠と有料プランの違い

端末内で完結する分、オフラインの記録にはクラウドへの自動バックアップがありません。 会議後に別の端末で共有する使い方まで必要なら、保存・書き出しの流れを事前に確かめてください。オフライン機能の条件を、そのままオンライン機能へ当てはめないことも大切です。

オンラインの商談はミーティングボットで記録する

VoicePing ミーティングボットの公式紹介。会議に参加者として入室するBotと、文字起こし・翻訳の説明
ミーティングボットは、オンライン会議に参加して文字起こしと翻訳を行います。 ミーティングボット公式製品ページ

Zoom・Teams・Google Meetなどの会議を記録する場合は、ミーティングボットを使えます。会議URLでBotを招待し、参加者は共有リンクから原文と翻訳を読みます。会議後は文字起こし・AI要約をもとに、発注条件や次回までの対応を確認できます。ミーティングボットの機能

主催者にはBotの参加を事前に伝え、待機室に入った場合は入室を許可してもらいます。字幕を読むための共有リンクも必要です。会議サービスの標準字幕欄に自動表示される仕組みではありません。無料のオンライン枠は月90分、個人向け有料プランは月450分・月額3,163円(税込)からです。設定手順 /VoicePingの料金

2. Google翻訳:短い日中会話を音声と文字で確認する

Google翻訳の公式製品ページ。会話のイラストと、スマートフォン向けの会話翻訳機能の紹介
Google翻訳は音声・文字・カメラなど、複数の入力方法に対応しています。 Google翻訳公式ページ

Google翻訳は、短い会話と看板・メニューの確認を1つのアプリで行いたい場合に便利です。Androidのライブ翻訳では、声を聞くモード、交互に話す会話モード、文字だけを読むモードを選べます。公式の対象言語には日本語と中国語(簡体字・繁体字)が含まれています。ライブ翻訳のモードと対象言語

日中の商談では「会話」、説明を聞くなら「リスニング」

日中の商談では日本語と中国語を交互に訳す会話モード、工場見学では中国語から日本語へ説明を聞くリスニングモード。静かな会場ではテキストのみを選ぶ
質問と返答を交わす商談と、説明を聞く工場見学では、翻訳の方向と音の出し方が異なります。

商談で質問して返答を受けるなら「会話」を選び、一人ずつ話します。工場の説明を日本語で聞くなら「リスニング」が候補です。スマートフォンとヘッドフォンをつないで聞く方法のほか、端末を耳に当てる方法も案内されています。双方向に訳せることは、二人が同時に話してもよいという意味ではありません。

音を出したくない会場では「テキストのみ」を選びます。「カスタム設定」は、テキスト・スピーカー・ヘッドフォンなどの出力先を選ぶ設定です。また「対面モード」は、互いの言語の原文と訳文を分割画面で読む表示方法です。会話の音声モードと、画面の見せ方を分けて考えると迷いません。Googleのモード・対面表示の説明

Google公式ヘルプのモード説明を見る (1)
Google公式ヘルプのリスニング・会話・テキストのみ・カスタム設定の説明
GoogleのAndroid向け公式ヘルプに掲載された4つのモード。会話では交互に話すよう案内されています。 Google公式ヘルプ

ただし、このライブ翻訳の一覧には広東語が掲載されていません。文字翻訳で選べる言語が、そのまま音声会話にも使えるとは限らないため、広東語が必要なら対象モードの言語選択まで確認します。

オフラインにも制約があります。2026年9月確認のAndroid公式ヘルプでは、ライブ翻訳のオフライン利用はPixel 9・10・11と一部の英語を含む言語ペアに限られ、日中の組み合わせは載っていません。文字翻訳用の言語ファイルを取得しただけで、圏外の中国語会話まで訳せるとは判断しないでください。オフラインのライブ翻訳の条件

3. Apple「翻訳」:iPhoneを向かい合わせて話す

Appleの翻訳アプリの公式ページ。音声翻訳、対面表示、言語選択を紹介するスマートフォン画面
Appleの「翻訳」。同名アプリと区別し、開発元がAppleであることを確認します。 Apple公式アプリページ

iPhoneを使っているなら、無料の「翻訳」が候補になります。「会話」では話す言語を判別し、訳文と音声を表示・再生します。対面表示を使えば、机の反対側にいる相手も自分の向きから画面を読めます。Apple「翻訳」の機能

中国語は普通話・簡体字と、台湾の国語・繁体字に対応しています。広東語は「翻訳アプリ」の対応言語一覧には含まれていません。Siriの音声認識など、別機能の言語一覧と混同しないようにしましょう。機能別の対応言語

日本語と使う中国語の両方をダウンロードすると、オフラインでも翻訳できます。 「設定」内の「アプリ」から「翻訳」を開き、言語を取得します。常に端末内で処理したい場合は「オンデバイスモード」を選びます。Appleはオフラインでは精度が下がる場合があると案内しているため、使う表現で確かめておきましょう。言語の取得とオンデバイスモード

Androidには対応しません。また、AirPodsや電話・FaceTimeのライブ翻訳は別の利用条件です。通常の翻訳アプリで中国語が使えることを理由に、これらの機能も同じ地域・端末で使えるとは考えないでください。

4. VoiceTra:旅行の一文を、日本語に戻して確かめる

NICTのVoiceTra公式ページ。入力した文、翻訳結果、翻訳の意味を確認する画面
VoiceTraは、翻訳を日本語に戻した結果も確認できます。 VoiceTra公式製品ページ

VoiceTraは情報通信研究機構(NICT)が提供する無料の研究用アプリです。中国語の簡体字・繁体字とも音声入力と音声出力に対応し、訳文をもう一度日本語に戻した「翻訳の意味」も表示します。再翻訳は意味のずれに気づく手掛かりであり、正確さの保証ではありません。道案内や店での質問を一文ずつ確認したい旅行者に合っています。機能と対応言語

長い商談や会社全体の常用には条件を確認してください。VoiceTraは個人旅行者の試用を想定しており、NICTは継続した業務利用には民間サービスの検討を案内しています。クラウドで処理するため、圏外では使えません。利用目的と通信条件

翻訳履歴はありますが、自分に設定した言語の発話が対象で、相手側の履歴は残りません。双方向の商談記録を自動で残す用途とは異なります。また、公式サイトは2026年8月のサービス再開にあたり、旧版からの更新を案内しています。以前に入れたままなら、出発前に更新を確認しましょう。履歴の範囲 /公式のお知らせ

5. Zoom:会議画面で中国語を日本語字幕にする

Zoom Meetingsの公式ページで字幕翻訳の説明を開いた状態。中国語字幕を表示した会議の紹介画像
Zoom Meetingsの字幕翻訳。会話言語と翻訳先を分けて設定します。 Zoom公式製品ページ

中国の拠点とZoomで会議を開いているなら、翻訳字幕を使うと同じ会議画面で発言を読めます。中国語(簡体字・繁体字)と広東語が対応言語に含まれます。 話している中国語を会話言語に、日本語を字幕の翻訳先に設定します。対応言語と表示方法

利用には、主催者の対象プランまたは翻訳字幕のアドオンと、機能の有効化が必要です。参加者が無料アカウントで入れる会議でも、主催者側の翻訳条件まで無料とは限りません。取引先が主催する商談なら、招待を受けた段階で利用可否を確認します。主催者の契約と管理設定

現在の料金ページは「ライブ翻訳」を月払い790円/ユーザー・月(税別)で案内しています。基本プランは別料金です。音声で聞くVoice Translatorは字幕とは別の機能で、対象アプリ・設定・言語に追加条件があります。字幕の対応言語を、そのまま音声出力の対応言語として使わないでください。アドオン料金 /Voice Translatorの条件

会議後に記録が必要な場合は、文字起こしも別途設定します。Zoomは2026年5月に、ライブ字幕を会議後のファイルとして保存・ダウンロードする機能をなくしています。字幕の表示だけで保存まで完了したと思わず、「Meeting transcript」の設定と閲覧権限を確認しましょう。字幕と会議記録の違い

6. ポケトーク S2:店頭や受付に翻訳専用の端末を置く

ポケトーク公式製品ページのS2とS2 Plus。端末画像と、2年・5年の通信付き購入価格
ポケトークS2シリーズ。端末と通信期間の組み合わせで購入価格が変わります。 ポケトーク公式製品ページ

ポケトークS2は、翻訳用の機器を店頭や受付に用意したい場合に向いています。話す2言語を選び、ボタンを押しながら話します。中国語の簡体字・繁体字と広東語は、音声入力・音声出力に対応しています。対応言語一覧

日本向けのS2は、通信2年付きで1台36,300円(税込)。スマートフォンとは別に購入・充電する必要がありますが、翻訳中に自分のスマートフォンを相手へ渡さずに済みます。大画面のS2 Plusもあります。本体と通信の価格

通信費が含まれていても、オフラインで新しい会話を翻訳する機器ではありません。 クラウドを使うため、利用場所の電波を確認します。含まれる通信期間が終わった後は、通信の延長またはWi-Fi接続が必要です。通信期間と延長

中国本土でWi-Fiを使う場合には、機器の「設定」→「使用エリア」で「中国」を選ぶ手順が案内されています。他国へ移動したら「グローバル」に戻します。「中国」の設定中は対応言語数が少なく表示される場合もあるため、渡航先で使う言語を確かめてください。中国でWi-Fi接続するときの設定

無料枠・追加契約・端末代を分けて比べる

無料アプリ、有料の会議機能、専用機の買い切り価格は、課金の単位が違います。継続利用では、必要な人数・月の会議時間・渡航時の通信費まで合わせて見積もりましょう。

主な料金(2026年9月16日確認)
製品・プラン金額・支払い無料枠・単位・追加条件
1. VoicePing無料プラン:0円
個人プラン:月払い3,163円(税込)から
無料:オンライン月90分、オフライン1日60分。個人プラン:1ユーザー、オンライン月450分から、オフライン無制限。チームの有料枠は同じワークスペースのメンバーで共有
2. Google翻訳無料アプリの個人利用。オンラインの音声翻訳には通信環境が必要。日中のオフライン音声会話は公式対象一覧に未掲載
3. Apple「翻訳」無料対応するApple端末が必要。オフラインでは入力側・出力側の両言語を事前取得。Android非対応
4. VoiceTraダウンロード・月額利用料とも無料個人旅行者の試用向け。通信料は別。長期の業務常用は民間サービスを検討
5. Zoom ライブ翻訳月払い790円/ユーザー・月(税別)
年払い7,900円/ユーザー・年(税別)
有料の基本プランは別料金。主催者の対象契約・管理設定を確認。含まれる翻訳容量と超過時の条件も購入画面で確認
6. ポケトーク S2通信2年付き:36,300円/台(税込)
通信5年・延長保証3年付き:56,100円/台(税込)
日本向け本体の購入価格。通信期間終了後の延長は別料金。法人向けには10日間の無料貸し出しあり

ポケトークの無料貸し出しは法人限定です。一般向けの有料レンタルは最低6か月などの条件があり、短期旅行で10日間だけ無料利用する制度とは異なります。試用・レンタル条件

コラム:中国本土・台湾の通信と、圏外への備え

中国語を翻訳できることと、中国本土の回線で接続できることは別です。 英国政府の渡航案内も、Googleなど一部サービスへのアクセスが制限されていると案内しています。日本で使えたアプリでも、現地SIMやホテルのWi-Fiで同じように動くとは限りません。中国のインターネット接続に関する案内

渡航前には、アプリの更新、アカウントの準備、必要な言語・モデルの取得まで済ませます。利用予定の回線で目的の翻訳サービスへ接続できるかは、通信サービスの提供会社や訪問先の担当者へ確認してください。Wi-Fiにつながることだけで、音声翻訳も使えるとは判断できません。

VPNの準備は、中国本土と台湾で分けて考える

中国本土への出張では、「VPNを入れれば必ず使える」とは考えず、会社が認める接続方法と、渡航先で利用するサービスの条件を確認します。英国政府の案内は、Googleなどへの制限に加えて、VPNを含むオンライン製品・サービスには中国政府の許可が必要だと説明しています。中国本土の通信・VPNに関する渡航案内

台湾の一般的な翻訳利用では、VPNを必須の準備品と考える必要はありません。 台湾の通信環境は中国本土と異なります。一部サイトの遮断はあるものの、比較的自由なアクセスが報告されています。会社の指定VPNや、旅行用eSIM・ローミングの接続経路は別に確認してください。台湾の通信環境の調査

Wi-Fiオフと、完全オフラインを区別して試す

Wi-Fiを切っても、SIM・eSIMのモバイル通信が有効ならオンライン翻訳は動きます。この状態で訳せても、圏外で使える証拠にはなりません。VPNにも元になる通信回線が必要です。

オフライン対応のアプリは、機内モードにしてWi-Fiも切り、日中双方の発話を試します。 次の3点を確認すると、文字だけが使える状態との違いが分かります。

  • 中国語で話して、日本語の訳文が出るか。
  • 日本語で返答して、相手が読む中国語が出るか。
  • 音声で聞く予定なら読み上げが動くか。記録を残す予定なら終了後に開けるか。

商談ではスマートフォンをテーブルに置く位置、会議では実際に使うマイクとイヤホンで試します。工場や展示会など周囲が騒がしい場所では、相手に近づいてもらい、重ねて話さず一人ずつ発言するだけでも、認識結果を確認しやすくなります。

商談では、数量・金額・期限を一つずつ確認する

翻訳が自然な日本語になっていても、数字や否定が抜けていれば判断を誤ります。アプリの精度を抽象的に比べるより、普段の業務で使う文を同じ条件で試すほうが、自分に合うか判断しやすくなります。

数量と出荷日を確認する会話例

次は、商品サンプルを見ながら発注条件を確認する想定例です。実際の翻訳結果ではありません。

発注条件の確認例(普通話・簡体字)

这批货一共三百件。单价是八十元,不含运费。请最晚在十月十五日发货。

日本語で確認したい意味

今回の商品は合計300個です。単価は80元で、送料は含みません。10月15日までに出荷してください。

この例では、300個、80元、送料を含まないこと、出荷期限の4点を分けて確認します。「元」は通貨名まで、「10月15日」は年まで補います。到着日が必要なら出荷日とは別に尋ねます。翻訳された字幕を読み上げるだけで終えず、見積書や注文書にも同じ条件が書かれているかを相手と照合しましょう。

認識が違うときは、原文から確かめる

中国語の音声翻訳がうまくいかないとき
困っていることまず確認するところ次に試すこと
声を拾わないマイクの許可、入力中のマイク、通信状態短い一文で入力を確認。イヤホン接続時は、どのマイクで拾っているかも確認する
中国語の原文から違う普通話・広東語など、発話言語の選択自動判別を外して言語を指定し、周囲の音を減らして一人ずつ話す
社名・品番が変わる文字起こしで別の単語になっていないか資料に書いて見せる。辞書機能があるプランなら事前登録も試す
意味が食い違う数字、単位、否定、主語、出荷日と到着日の違い文を短く分け、条件を一つずつ相手に確認する
会議後に記録がない字幕表示だけか、文字起こし・保存も開始したか主催者の設定と保存権限を確認。次回は短い試験会議の終了後まで確かめる

会議後は、決定事項、担当者、期限、未確認事項を分けて整理します。VoicePingの辞書機能には文字起こし用と翻訳用があり、有料プランで利用できます。社名や製品名を登録する場合も、実際の発音で認識されるかを確認してください。辞書の使い分け /対象プラン

中国語の音声翻訳についてよくある質問

中国語の音声翻訳は無料で使えますか?

VoicePingにはオンライン月90分、モバイルのオフライン翻訳1日60分の無料枠があります。Google翻訳、Appleの「翻訳」、VoiceTraも無料で使えますが、対応端末・音声機能・通信条件は異なります。VoiceTraは個人旅行者の試用を想定した研究用アプリです。

繁体字に対応していれば広東語も翻訳できますか?

繁体字は文字の表記で、広東語は話し言葉です。繁体字への文字翻訳だけでは、広東語の音声を聞き取れるとは判断できません。音声入力の言語一覧に「広東語」または「Cantonese」があるかを確認してください。

中国語対応なら上海語や台語も翻訳できますか?

普通話や台湾の国語への対応だけでは、上海語や台語の音声認識まで対応しているとは判断できません。この記事の6サービスの対象機能では、これらの専用音声入力を公式一覧で確認できません。地域のなまりを含む普通話と、地域の言葉そのものも区別し、相手が話す言葉と対象機能の音声入力を確認してください。

Google翻訳で中国語の会話をオフライン翻訳できますか?

日本語と中国語の音声会話を、言語ファイルのダウンロードだけでオフライン翻訳できるとは考えないでください。2026年9月確認のAndroid向け公式ヘルプでは、オフラインのライブ翻訳は対応Pixel端末と一部の英語を含む言語ペアに限られ、日中の組み合わせは掲載されていません。

中国本土への出張では何を準備すればよいですか?

使うアプリと必要な言語・モデルを渡航前に取得し、音声入力から翻訳結果の確認まで試します。現地で使う回線が翻訳サービスに接続できるかも確認してください。オフライン対応アプリは、機内モードでWi-Fiも切った状態で日中双方の会話を試しておくと、通信できないときの備えになります。

中国語の音声翻訳をそのまま議事録にできますか?

画面に翻訳が出ることと、会議後に記録を保存できることは別です。VoicePing ミーティングボットなど、文字起こしと会議後の記録確認に対応した機能を選びます。数量・金額・期限・担当者は原文や資料と照合し、合意した内容を確認してから共有しましょう。

Wi-Fiをオフにして訳せれば、圏外でも使えますか?

モバイル通信が有効なら、Wi-Fiを切ってもオンラインで処理している可能性があります。必要なモデルを取得した後、機内モードにしてWi-Fiも切り、新しい日中の発話を両方向で試します。音声入力、翻訳、読み上げ、記録の保存は別々に確認してください。

台湾で中国語を翻訳するためにVPNは必要ですか?

台湾の一般的な翻訳利用では、VPNは必須の準備品ではありません。中国本土の接続制限と同じ条件だと考えないでください。会社指定の接続や旅行用eSIMの経路は別に確認します。VPNがあっても、通信そのものがない場所でオンライン翻訳は使えません。

次の会話と同じ条件で、候補を試す

最初に相手の話す言葉を確かめ、会話の場所・必要な記録・無料枠の順に絞ると選びやすくなります。出張先で読み返せる会話を残すならVoicePingのオフライン翻訳、オンラインの商談を残すならミーティングボットの使い方を確認してください。

どの候補でも、短い会話が訳せることだけで判断せず、数量や期限を含む実際の業務に近い文で試しましょう。会話が終わった後に必要な記録まで取り出せれば、導入後の使い方も具体的になります。オフライン翻訳を見る /ミーティングボットを見る

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中国語の会話を、読み返せる記録に

出張先ではオフライン翻訳、オンライン会議ではミーティングボット。VoicePingの無料枠で、実際の業務に合う使い方を確かめましょう。

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