台湾を訪れた際に、台湾語でのコミュニケーションに苦労した経験があるのではないでしょうか。文章の意味が読み取れなかったり、現地の人々との会話を聞き取れなかったりするケースはよく見受けられます。
台湾の標準語は「國語」または「華語」と呼ばれる、北京語を元につくられた言語です。使用する漢字は「繁体字」となります。
当記事では、おすすめの台湾語の翻訳ツールをご紹介します。台湾語翻訳ツールを選ぶポイントや、おすすめのスマホアプリや音声翻訳ツールや音声翻訳機について、ぜひ参考にしてみてください。
1. 台湾語翻訳ツールを選ぶ5つのポイント
台湾語音声翻訳ツールを選ぶためのポイントは以下の通りです。
- 翻訳された内容は正確か
- リアルタイムで翻訳してくれるか
- 翻訳ツールの種類はどのようなものか
- 利用目的に合っているか【旅行・仕事・学習など】
- 料金は無料か有料か
それぞれ解説していきます。
(1) 翻訳された内容は正確か
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翻訳された内容が正確であることで、自分の伝えたい気持ちや言葉を正確に表現することができます。
翻訳の精度が低いと、正確に内容が伝わらないどころか、かえって誤解を招く結果につながりかねません。
自分が翻訳したい文章を複数のツールで試してみて、最も正確なものを選ぶことをおすすめします。アプリは無料かトライアル版を利用できるので、翻訳の正確さや精度を確かめてみましょう。
(2) リアルタイムで翻訳してくれるか
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Web会議や営業や接客など、円滑なコミュニケーションが求められる状況では、リアルタイムに翻訳してくれるかどうかも重要です。
翻訳された内容が正確でも、時間がかかってしまえば、相手とのコミュニケーションで時間のロスが生じてしまいます。あまりにも時間がかかってしまうと、Web会議のような状況では参加者の集中力が切れてしまうかもしれません。
仕事のような場面で翻訳ツールを活用したい場合には、リアルタイムで翻訳してくれるかを重視するようにしましょう。
(3) 翻訳ツールの種類はどのようなものか
翻訳ツールは「スマホアプリ・翻訳機・PCツール」といった種類に分かれており、使用する人の目的や状況によって最適なツールが異なります。
それぞれおすすめの人やメリットやデメリットを表にしてまとめています。
Heading #1 | |||
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スマホアプリ
![]() | 翻訳機
![]() | PCツール
![]() | |
おすすめの人 |
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メリット |
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デメリット |
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スマホアプリは手軽にスマホで使えますが、翻訳の精度や音声翻訳非対応のものも存在します。
翻訳機はオフラインでも使用可能ですが、端末代が数万円かかります。
PCツールはPCでの利用が前提ですが、Web会議で使用できることがメリットです。
各々のメリットとデメリットを考慮しながら、自分に合った翻訳ツールを使ってみましょう。
(4) 利用目的に合っているか【旅行・仕事・学習など】
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旅行や仕事や学習など、目的に合った翻訳ツールを選ぶことが重要です。
例えば旅先の案内表示やレストランのメニューを翻訳したいなら、スマホのカメラ機能でテキストを翻訳できるアプリが適しています。文字を入力する手間が省けるので、時間をかけずに済みます。
買い物やタクシーを利用する際には、音声翻訳機能を備えた翻訳ツールを利用しましょう。相手の話した言葉がテキストに翻訳されるので、すぐにコミュニケーションが取れるようになります。
また仕事でメールの内容を確認したいなら、テキスト翻訳機能を活用しましょう。コピペで一瞬で翻訳できるので非常に便利です。海外のニュースや論文を調べたいときにも重宝します。
(5) 料金は無料か有料か
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料金が無料か有料かどうかも、翻訳ツールを選ぶ際の判断基準の1つです。
まずは無料ツールを利用し、満足できればサブスクリプションや買い切り型にてアップグレードを検討するという流れがよいでしょう。初月無料といったプランがあれば、そちらも有力です。
翻訳機は端末代を支払うことが前提となるため、口コミなどで事前に情報収集することが望ましいです。料金面が性能に対して見合っているか、きちんと判断するようにしましょう。
2. 台湾語翻訳に対応しているスマホアプリ8選
無料で使える台湾語音声翻訳スマホアプリを8個ご紹介します。
- VoicePing
- VoiceTra
- Microsoft Translator
- 百度翻訳
- Papago
- 台湾語AI翻訳
- Google翻訳
- DeepL
ぜひ、気になるアプリを導入してみてください。
VoicePing
VoicePingは、45の多言語に対応し、全ての翻訳記録の保存・AI要約も提供するサービスです。オフライン翻訳もサポートしているので、海外旅行、ビジネス出張、セミナーでも言語の壁を越えて、誰とでも簡単にコミュニケーションを取ることができるアプリです。
対応機器: Android、iOS
- オフライン翻訳:データの外部漏れを気にせず、どこでも翻訳可能 (60分/日無料提供)
- 英語、日本語、台湾語、フランス語、ベトナム語など43か国語に対応
- 業界特化AIによる専門用語の正確な翻訳
- 翻訳テキストの保存およびAI要約の提供: 出張および海外市場調査に適しています
- 読み上げ機能でいつもスマホを手に持ってる必要もなし!
- 月60分の無料提供
- Zoom、Teams、Google Meetなどのビデオ会議の翻訳にはVoicePingデスクトップアプリも利用可能
Voicetra
VoiceTraは、国立研究開発法人である情報通信研究機構(NICT)が、個人の旅行者の使用を想定して作った翻訳アプリです。料金は無料です。
研究を目的として開発されていることから、無料翻訳アプリの中でも翻訳精度の高さに定評があります。
操作性もシンプルなので、相手に利用してもらいたい状況でも安心して活用することができるでしょう。
Microsoft Translator
「Microsoft Translator」は、マイクロソフトが提供する翻訳スマホアプリです。
ワンフレーズ翻訳はもちろん、会話での音声翻訳もスムーズに行えます。
片方が喋ったことを音声翻訳する「シングル」モードや双方の言語を自動判別して翻訳してくれる「自動」モードなどがあります。
Google Playで68.1万件のレビューがありながら、★4.3の評価を得ていることを考慮すると、そのサービスの質の高さがわかります。
App Store:Microsoft Translator
Google Play:Microsoft Translator
百度翻訳
「百度翻訳(バイドゥ翻訳)」は、中国語の音声翻訳で「誤訳が少ない」と評判の翻訳アプリです。なぜなら、中国の企業「百度」が提供しているアプリのためです。
アプリの操作画面は中国語がふんだんに使われているため「どこのボタンを押したら良いのだろうか…」と悩んでしまい、使いづらさを感じてしまうかもしれません。
しかし、精度の高さが魅力となっているため、ある程度、中国語がわかり、完全無料で音声翻訳できるアプリを探しているという方におすすめです。
App Store:百度翻訳
Papago
Papagoは、韓国最大手のインターネットサービス企業である「ネイバー株式会社」が提供する翻訳アプリです。
「Papago Mini」という機能では、他のアプリを利用しながら文字列をコピーすると、その文字列を自動的に翻訳してくれるので非常に便利です。
旅先でGoogleやSafariといった検索エンジンで情報収集を行う際に、Papagoを併せて活用することで、効率的に多くの文章を翻訳することができるでしょう。
台湾語AI翻訳
台湾語翻訳に特化したアプリは非常に珍しいといえるでしょう。
料金は無料です。月額購入のサブスクリプションとして0.99ドルを支払うことで、広告を削除することができます。
現状では翻訳精度が不十分だという開発者の声明はあるものの、台湾語翻訳アプリとして今後の翻訳精度の向上に期待です。
App Store:台湾語AI翻訳
Google翻訳
「Google翻訳」は、App Storeの「辞書 / 辞典 / その他」のカテゴリー内ランキングで1位を獲得している翻訳アプリです。テキスト翻訳で「Google翻訳」を使用した経験がある人も多いかと思いますが、音声翻訳でも貢献してくれます。
大きな特徴は、オフラインで使用できることです。アプリ内には「会話」ボタンがあり、リアルタイムで双方の言語を翻訳してくれます。音声翻訳だけでなく、テキスト翻訳や画像翻訳もできるため、
旅のお供におすすめのアプリです。
DeepL
モバイルでもファイル翻訳までサポートする万能アプリ「DeepL」です。旅行、日常業務、出張など様々な状況で活用できます。
対応機器: Android、iOS
- 音声、写真、テキスト、ファイルの翻訳を提供
- 25か国語に対応
- 代替翻訳: 単語およびフレーズに対する代替オプションを確認可能
- 保存された翻訳: ブックマークアイコンをタップして後で参照できるように単語やフレーズを保存
- 無料
3. 台湾語翻訳に対応している音声翻訳ツール4選
Web会議で使用できる台湾語のリアルタイム音声翻訳ツールを4つご紹介します。
- VoicePing
- Microsoft Teams (Teams Premium要)
- Zoom(有料アドオン追加)
- Notta
ぜひ、気になるツールを導入してみてください。
AIで会議内容の要約までできる「VoicePing」
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「VoicePing」は、台湾語を使用して会議や商談する機会が多い企業に導入されている仮想オフィスツールです。
台湾語に限らず45ヵ国語に対応したリアルタイム音声翻訳機能が搭載され、翻訳精度やスピードもアップデートごとに向上しています。業界の専門用語も事前登録しておくことで認識するため、会議の議事録におすすめです。アクティブユーザー数は45,000人以上で、NEC、Asahiグループ、SCSK、伊藤忠、株式会社デンソーなどの日本企業が導入しています。
リアルタイム音声翻訳している様子は以下の動画でご覧になれます(動画は中国語(簡体字)ー日本語翻訳)。
【特徴】
- 45カ国語に対応したリアルタイムAI翻訳機能
- 議事録:会議内容と翻訳結果をAIが要約して提供
- 専門用語を登録して認識率を高める「辞書機能」
- 継続的なAIモデルのアップデートによる高い翻訳精度と速度
- Zoomおよびその他のビデオ会議におけるリアルタイムAI翻訳対応
- QRコードやURL共有で外部ゲストと簡単にリアルタイム双方向コミュニケーションが可能
- YouTubeなどの動画および音声翻訳にも対応
VoicePingはこのようなビデオ会議および動画翻訳だけでなく、アプリの統一された簡単な操作性を基に、イベントでのライブAI字幕としても活用できます。イベントでの強みを以下に紹介します。
[強み]
✅ ハードウェア不要
✅ 参加者はQRコード1つで希望する言語に翻訳された内容を視聴可能
✅ オンライン、対面イベントの両方に対応
✅ 1台のPCで2000人以上が参加可能
✅ 頑丈で安定したアプリでシステムモニタリングなしでイベント開催可能
✅ パスワードで外部から保護可能
一例として、VoicePingはTwitterの共同創設者ジャック・ドーシー氏の訪日イベントで翻訳サービスを提供しました。
以下の動画は、そのイベントの参加者がQRコードを読み取って翻訳を視聴している様子です。もちろん、ビデオ会議の翻訳でも同様の機能を提供しています。
VoicePingの料金プランは、以下のとおりです。
Teamsのユーザーなら「Microsoft Teams」
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Zoomと肩を並べる、世界的なウェブ会議ツールであるMicrosoft Teamsは、リアルタイム音声翻訳および文字起こし機能を通じて、多言語会議の言語の壁を克服することを支援します。この機能は、参加者の音声をリアルタイムで翻訳し、字幕として提供します。Teams Premiumライセンスにより、40以上の言語に対応しています。
Microsoft Teamsの特徴は以下の通りです。
- 40以上の言語をリアルタイム翻訳し、字幕で表示。
- 多機能コラボレーション: チャット、会議、ファイル共有で効率的なチーム作業を実現。
- 高度なセキュリティ: データ暗号化や認証で企業レベルの安全性を確保。
- Microsoft 365との連携: OutlookやExcelなどとスムーズに統合可能。
- カスタマイズ性と拡張性: サードパーティアプリと統合し、柔軟なワークフローを構築可能。
【料金】
- Microsoft Teams Premium (ユーザー 1 人あたり月額 ¥1,049 )
Web会議の会話を円滑にできる「Zoom」
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多くのユーザー数を誇る「Zoom」。Zoomでは、リアルタイムAI翻訳を通じてウェブ会議の右側にトランスクリプションとして会議内容の字幕が表示されます。日常的にZoomでウェビナーや説明会を行う方におすすめです。
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Zoomの音声翻訳に関する機能の特徴は以下の通りです。
- 有料アドオン: 年間$50.00/1ライセンス当たり
- ビジネスプラスプラン: 年間$219.90/1ユーザー当たり
- 無料アカウントではAI翻訳は利用不可
- 対応言語は11か国語 *中国語(繁体字)はベータ版)
【料金】
- 追加アドオン: 月額$5.00/1ライセンス当たり
音声データの文字起こしを効率化できる「Notta」
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「Notta」はオンライン会議と連携し、主にAI翻訳記録のメモ、文字起こし機能に特化しています。日常の業務会議の記録や整理に手間を感じている方におすすめです。モバイルとデスクトップアプリで利用可能です。
Nottaの音声翻訳の特徴は以下の通りです。
- リアルタイム音声-テキスト変換: 音声を入力して104の言語に変換可能
- 音声ファイルをアップロードして音声-テキスト変換が可能
- ビデオ会議の記録: 招待ボットリンクをコピー&ペーストして会議内容を記録(ビデオ会議アプリとの連携が必要)
- AIによる要約を提供
- Chrome拡張機能として利用可能
Nottaの料金プランは、以下のとおりです。
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4. 台湾語翻訳に対応している音声翻訳機3選
Web会議で使用できる台湾語のリアルタイム音声翻訳ツールを4つご紹介します。
- ポケトーク
- Vasco Translator
- Wooask W12
ぜひ、気になる翻訳機を利用してみてください。
ポケトーク
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ポケトークは、2021年ベンダー別販売額シェアNo.1に選ばれた音声翻訳機です。ポケトークは、個人から法人まで幅広い用途で利用されています。例えば、ビジネス用途に関しては3,000社以上がポケトークを導入しています。
- ボタンを押して話すだけでリアルタイムに言語が翻訳される
- 85言語の音声翻訳に対応
- 関西弁など独特なイントネーションも把握できる
- AI会話レッスン機能付き
- カメラ翻訳機能付き
- フレーズのお気に入り登録ができる
- 130以上の国と地域で使用できるeSIM内蔵
- ポケトークセンターにテキストデータが送信されて議事録を作成できる
ポケトークの価格は、以下のとおりです。
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プロ仕様の多言語翻訳機「Vasco Translator」
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Vasco Translatorは、リアルタイムで正確な翻訳を提供する携帯型翻訳デバイスです。80以上の言語に対応し、インターネット接続が不要なオフライン翻訳機能も備えています。旅行、ビジネス、教育現場で多言語コミュニケーションを円滑にするために設計されています。
特徴
- 音声翻訳機: 82言語で話すように翻訳
- 写真翻訳機: 112言語を理解可能
- テキスト翻訳機: 108言語を理解可能
- 無料の生涯接続: 翻訳のためのデータ制限なしで生涯無料で利用可能
- 高速動作: 約0.5秒で迅速に翻訳
- 大きな5インチ画面: 翻訳をはっきりと確認可能
- 高性能スピーカー: 翻訳を正確に聞き取れる音声出力
- 耐久性: 衝撃や水しぶきに強い設計
Vasco Translatorの価格は、以下のとおりです。
Vasco Translator V4: ¥49,500
Vasco Translator M3: ¥36,300
AI搭載の高速多言語翻訳デバイス「Wooask W12」
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Wooask W12は、最新のAI技術を搭載した多機能ポータブル翻訳デバイスです。音声翻訳は138言語、テキスト翻訳は134言語、写真翻訳は74言語に対応しており、国際的なコミュニケーションをスムーズにサポートします。
・インターネット不要翻訳(オフライン&オンライン対応)
・AI翻訳精度98%、最大144言語対応
・HD文字認識カメラ(42言語対応)
・Wifi&Hotspot接続でSIM不要
・UltraHD3.7インチ高画質スクリーン
Wooask W12の価格は、以下のとおりです。
Wooask W12: ¥29,800
旅行にもビジネスにも最適。台湾語の音声翻訳なら、VoicePingがおすすめ
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「VoicePing」は、世界唯一・初の音声翻訳ツールで、グローバルチームのコミュニケーションのために設計されたツールです。
Web会議はもちろんのこと、チーム内での気軽な雑談にも利用可能です。
また、外部の人にURLを共有するだけで商談や面接などにも活用できます。
台湾語に限らず、英語や韓国語、ベトナム語、インドネシア語、ポルトガル語、フランス語など45ヶ国語のリアルタイム音声翻訳ができます。
1週間の無料トライアル期間があるため、お試ししたい方はお気軽にお問い合わせください。