【最新版】多言語対応を加速!おすすめのIP電話翻訳サービス10選と導入メリットを徹底解説

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訪日外国人の増加や企業のグローバル展開により、外国語対応のニーズがますます高まっています。中でも電話対応は、緊急性や即時性が求められる場面が多く、「通訳者を介した従来の方法では限界がある」と感じている現場も少なくありません。

そんな中、注目を集めているのが「IP電話翻訳」——リアルタイムで通話内容を翻訳し、多言語対応をスムーズにする新しいソリューションです。本記事では、IP電話翻訳の仕組みとそのメリット、さらに多言語コールセンターに活用できる10の主要ソリューションをご紹介します。

多言語コールセンターとは?

多言語コールセンターとは、日本語だけでなく、英語・中国語・韓国語など、複数の言語でカスタマーサポートを提供する窓口を指します。

近年、訪日外国人の増加や企業の海外展開に伴い、観光業、医療機関、地方自治体、交通・インフラ事業者など、様々な業種で外国語による問い合わせが増加しています。その対応手段として、多言語コールセンターの導入が加速しています。

言語や文化の違いを越えて信頼できるサービスを提供することは、グローバル時代の顧客満足向上と競争力維持に欠かせません。

多言語コールセンターとIP電話翻訳の関係

多言語コールセンターは、英語・中国語・韓国語など複数言語での問い合わせに対応する仕組みです。従来は、バイリンガルスタッフの配置や電話通訳者の挿入によって実現されてきました。

一方、近年のIP電話翻訳ソリューションでは、AIによる音声認識・翻訳・音声合成を組み合わせ、リアルタイムでの通話翻訳が可能に。これにより、既存のIP電話環境をそのまま活かしながら、24時間365日、多言語対応を実現できるようになっています。

多言語コールセンターが活躍するシーン

多言語コールセンターは、次のようなシチュエーションで特に高い効果を発揮します。

・インバウンド観光客の対応(観光施設・ホテル・空港など)
 → 外国人からの道案内や施設予約、緊急対応などが必要な場面

・ 医療機関での外国人患者対応
 → 症状の聞き取りや診察予約、保険の説明など、正確な言語対応が不可欠

・地方自治体・官公庁での多言語窓口
 → 外国人住民への行政手続き、災害時の情報提供、生活相談など

・ 越境ECサイトのカスタマーサポート
 → 購入・返品対応、配送状況確認など、海外ユーザーとのコミュニケーションをスムーズに

・ グローバル企業のBtoB商談・サポート
 → 海外取引先との製品サポートや技術説明など、専門性の高いやり取りにも対応可能

・ IP電話を活用した海外顧客サポート
   → 既存の電話インフラに翻訳機能を加えることで、海外顧客とのBtoB/BtoC通話をスムーズに。既存システムを変更せずに導入できるのがメリット。

多言語コールセンターの運営方式:4つの代表的アプローチ

多言語コールセンターは、次の3つの方法のいずれか、あるいは複数の組み合わせで運営されることが一般的です。

  1. 自社内に多言語対応スタッフを配置
    自社で外国語を話せるスタッフを採用・育成し、社内体制で顧客対応を行う方式です。企業文化の共有や柔軟な対応が可能である反面、高度な人材の確保・定着が課題となります。

  2. 通訳のみ外部に依頼(通訳挿入型)
    顧客と日本語対応スタッフの間に、三者通話形式などで通訳を介入させる方法です。業務フローを変えずに多言語対応が可能ですが、応対に時間がかかるケースもあります。

  3. 顧客対応ごと外部に委託(BPO型)
    多言語対応を専門とする外部のコールセンターに、問い合わせ対応をまるごとアウトソースする方法です。品質の高い応対が期待できますが、情報共有・品質統一の難しさもあります。

  4. AI翻訳を活用した自動対応型
    AI音声認識と翻訳技術を活用し、通話やチャットのやり取りをリアルタイムで翻訳・返答する方式です。人手による対応を最小限に抑えることで、コスト削減と即時対応を両立できます。ただし、専門用語や文脈理解には限界があるため、精度向上のためのチューニングが求められます。最近では、IP電話システムと連携し、通話内容をリアルタイム翻訳する音声通訳機能も登場しています。既存のクラウドPBXやIP電話と簡単に連携できるため、中小企業でも導入しやすいのが特徴です。

各方式の比較

運営方式
メリット
デメリット
社内スタッフ配置
自社方針の徹底/柔軟な即応性
高コスト/採用難易度/配置の最適化が必要
通訳のみ外部依頼
顧客の要望に応じてプロ通訳者を接続。精度は高いが、対応に時間がかかる場合も。
通話遅延/データ共有リスク
外部委託
チャットやメールでの問い合わせに自動翻訳で対応。即時性は低いが便利。
複雑な案件への対応力が限られる/サービスの一貫性が課題
AI翻訳対応
低コスト/24時間自動対応/拡張性が高い
音質が低い場合は誤訳リスク/文脈判断に限界あり

多言語コールセンター・電話翻訳サービスを導入するメリット

多言語コールセンターを導入することで得られるメリットは、「外国語対応ができるようになる」ことにとどまらず、顧客対応の質向上、業務効率化、コスト最適化、そして企業のグローバル対応力の強化など、多方面に及びます。以下で詳しくご紹介します。

1. 顧客満足度の向上

母語でのスムーズな対応は、外国人顧客にとって大きな安心材料となります。
例えば、ホテルの予約や病院での診察など、緊張感が伴う状況でも、正確な意思疎通ができることで不安が軽減され、サービスへの満足度が高まります。結果として、「分かりやすく丁寧だった」といったポジティブな評価が蓄積され、クレームや対応ミスの削減にもつながります。

2. 業務効率の向上・対応スピードの改善

AI翻訳ソリューションを導入すれば、オペレーターはリアルタイムで複数言語に対応できるようになります。通訳者の手配や三者通話の設定といった手間が不要になるため、1件あたりの応対時間を大きく短縮できます。その結果、オペレーターの業務負荷が軽減され、より多くのお問い合わせに効率的に対応できるようになります。

これらのソリューションは既存のPBXやIP電話システムと連携可能なため、大規模なシステム改修を行うことなく導入できる点も大きなメリットです。加えて、通話ログの保存や文字起こし機能も自動化されているため、通話内容の可視化が進み、対応品質のモニタリングや社内の品質管理にも活用できます。

3. コストの削減・人材依存の軽減

従来の通訳対応では、言語ごとに専門人材を配置したり、都度外注したりとコストがかさむ課題がありました。
AI翻訳やBPO型のソリューションを取り入れることで、通訳者にかかる人件費を削減しつつ、必要なときに必要な言語で対応できる柔軟な体制を整えられます。また、多言語人材の採用・育成にかかる時間やリスクも回避できます。

4. グローバル対応力の強化

インバウンド観光の回復や海外市場への進出を見据える企業にとって、「多言語で問い合わせに対応できること」は競争力の土台です。
たとえば、ECサイト運営企業が多言語対応のカスタマーサポートを整備すれば、海外からの注文に対する信頼感が向上し、機会損失を防ぐことができます。自治体や医療機関においても、多様な住民ニーズへの対応力強化という観点で、災害対応や生活サポートの質向上に直結します。

ソリューション選定時のチェックポイント6つ

多言語コールセンターの導入を検討する際は、自社の業務特性や顧客層に合わせて、最適なソリューションを選定することが重要です。以下は比較検討時に必ず確認しておきたい主要なチェックポイントです。

1. リアルタイム対応の可否

  • 通話中に自動翻訳が即座に行われるか?

  • レスポンスタイムが業務に影響する業種(例:医療・宿泊・交通など)では、リアルタイム性は最重要ポイントとなります。

2. 音声認識・翻訳の精度

  • 業界特有の専門用語や略語にも対応できるか?

  • 方言・訛りや話し方のクセにも正確に対応可能か?
    精度の低い翻訳は誤解やトラブルの元になるため、実際の使用シーンに即した翻訳品質を検証する必要があります。

3. 対応言語数と言語の種類

  • 初期導入費用はどの程度か?

  • 月額や利用単価などの料金体系が、自社の運用ボリュームと見合っているか?
    必要に応じて従量課金制/定額制のどちらが合うかを検討し、予算の中で柔軟に対応できる仕組みか確認しましょう。

4. 既存システムとの連携性

  • 現在使用しているCRMやコールセンターシステムとシームレスに連携できるか?

  • APIの提供状況やカスタマイズの柔軟性は?
    業務フローを崩さず導入できることが、スムーズな社内定着の鍵となります。

5. セキュリティとプライバシー保護

  • 通話内容・顧客情報の取り扱いは国内外の法規制(例:GDPR、個人情報保護法)に準拠しているか?

  • データはどこに保存され、いつまで保持されるのか?
    医療・金融・行政など、機密性の高い情報を扱う業界では特に重視すべき項目です。

6. 導入・運用コスト

  • 初期導入費用はどの程度か?

  • 月額や利用単価などの料金体系が、自社の運用ボリュームと見合っているか?
    必要に応じて従量課金制/定額制のどちらが合うかを検討し、予算の中で柔軟に対応できる仕組みか確認しましょう。

こうした観点を事前に整理したうえで、トライアル利用やデモ体験を通じて実際の使用感を確認することが、後悔のない導入につながります。

多言語コールセンターにおすすめのIP電話翻訳&有人通訳サービス10選

(1)アプリ&クラウド型

Zoom Phone

出所:Zoom Phone

Zoom Phoneは、ビデオ会議ツールで有名なZoomが提供するクラウド型のIP電話サービスです。世界40カ国以上で利用可能なグローバルな電話システムであり、ビジネスシーンにおける音声コミュニケーションの基盤として、企業の多言語対応にも応用が進んでいます。

Zoom Phone自体は自動翻訳機能を直接提供していないものの、Zoomの豊富なサードパーティ連携機能(App Marketplace)やAPIを通じて、リアルタイム翻訳機能や通訳者の介在を可能とするアドオンを柔軟に組み込むことができます。たとえば、InterprefyLingmo Translate などのAI翻訳・通訳ソリューションと統合すれば、Zoom Phoneをベースにした多言語コールセンター環境の構築も可能になります。また、Zoom Phoneは既存のZoomミーティングやZoom Roomsとシームレスに連携できるため、コールセンター業務だけでなく、社内会議や海外支社との商談までを一元化できる点が特長です。

  • 対応言語:連携サービスにより拡張(例:英語、中国語、スペイン語など)

  • 翻訳形式:連携先によりAI翻訳または通訳(リアルタイム)

  • 主な機能:クラウドPBX、通話録音、通話ログ管理、他サービス連携

  • 導入実績:国際展開する企業、教育機関、医療・行政機関など

  • 料金:利用国やプランにより異なる(月額¥1,500~/1ユーザー、※翻訳連携は別途費用)

  • こんな企業・組織におすすめ:
    → 既にZoomを業務で活用しており、多言語通話対応を強化したい企業
    → 柔軟なAPI連携を活かして、自社に合わせた翻訳ソリューションを組み込みたい中〜大規模事業者

Microsoft Teams Phone

出所:Microsoft Teams Phone

Microsoft Teams Phoneは、Microsoft Teamsの通話機能を拡張し、企業のビジネスフォン環境をクラウドで実現するサービスです。社内外との音声通話をTeams上で一元化できるほか、各種PBXやSIPトランクとの連携にも対応しており、従来の電話システムからの移行をスムーズに行えます。

Teams Phone自体にはAI翻訳機能は搭載されていないものの、Microsoft Azure Cognitive Servicesと連携することで、音声認識・翻訳・テキスト化の処理をカスタム構築することが可能です。また、サードパーティの通訳連携サービス(例:InterprefyやLanguage Weaverなど)を組み込むことで、多言語対応の通話環境を構築できます。

加えて、通話内容の録音・文字起こし・翻訳を含む「会話インテリジェンス」機能を活用すれば、グローバルな営業活動やカスタマーサポートにおいて、言語の壁を越えた分析と改善も実現できます。

  • 対応言語:カスタム連携により拡張(例:英語・スペイン語・中国語など)

  • 翻訳形式:Azure連携によるAI翻訳、または通訳者連携(リアルタイムまたは事後)

  • 主な機能:通話・録音・文字起こし、クラウドPBX、通話分析、既存システムとの統合

  • 導入実績:大企業、官公庁、教育機関、医療機関など

  • 料金:Microsoft 365 ライセンスにより異なる(Teams Phone Standard:約¥1,199/月〜)

こんな企業・組織におすすめ:
→ Microsoft 365 を中心とした業務環境を構築している企業
→ AIや翻訳APIとの連携で、カスタマイズ可能な多言語対応体制を整えたい組織

Cisco Webex Calling

出所:Cisco Webex Calling

Cisco Webex Callingは、Ciscoが提供するクラウドベースのビジネス向けIP電話サービスで、エンタープライズグレードのセキュリティとスケーラビリティを備えています。全世界で導入実績があり、中〜大規模企業のクラウドPBX移行を支援する信頼性の高いソリューションです。

通話、ボイスメール、自動応答、コールキュー、ユーザー管理などの機能を備え、Cisco Webexの会議・メッセージ機能と統合することで、ハイブリッドワークに最適なコミュニケーション基盤を構築できます。

多言語対応については、Webex Contact Centerを併用することで、音声ボット+リアルタイム文字起こし+翻訳(サードパーティ連携)を組み込んだマルチリンガルな環境を整備可能。さらに、Webex App Hub経由で「Google Cloud Translation」や「Interprefy」などの外部翻訳サービスとの連携も可能です。

  • 対応言語:サードパーティ連携により拡張(例:英語、日本語、スペイン語、中国語など)

  • 翻訳形式:外部AI翻訳 or 通訳連携(リアルタイム or テキストベース)

  • 主な機能:クラウドPBX、通話録音、自動応答、会議・メッセージとの統合、翻訳拡張

  • 導入実績:グローバル企業、自治体、教育機関、医療・金融業界など

  • 料金:プランにより異なる(Webex Calling Essentials:$8.95/月〜 ※翻訳連携は別途)

こんな企業・組織におすすめ:
→ グローバル展開を視野に入れた中〜大規模企業
→ セキュリティと多言語対応を両立したクラウドPBXを求める組織
→ Webexをすでに利用しており、音声翻訳やコンタクトセンター機能を強化したい場合

Dialpad

出所:Dialpad

Dialpadは、AIを活用した次世代クラウド型ビジネス電話ソリューションです。米国発のサービスでありながら、日本語を含む多言語対応にも注力しており、音声通話、ビデオ会議、チャット、コンタクトセンター機能を統合的に提供しています。

最大の特長は、AI音声認識とリアルタイム文字起こし・要約機能。通話中の会話内容をAIがリアルタイムで文字に起こし、翻訳や議事録作成、ナレッジ共有に活用できます。Google翻訳やDeepLなど外部翻訳APIとの連携により、多言語音声の理解・対応も可能。

また、Dialpad AI Contact Centerでは、問い合わせ内容に基づいてオペレーターに自動で応答内容を提案する機能や、会話中に自動でFAQナレッジを提示する機能なども備わっており、多言語カスタマーサポートの高度化にも対応しています。

  • 対応言語:日本語、英語、中国語、スペイン語、フランス語など(音声認識・翻訳対応)

  • 翻訳形式:AI音声認識+リアルタイム文字起こし+外部翻訳連携(DeepL/Google等)

  • 主な機能:AI通話文字起こし、会話要約、CRM連携、リアルタイムFAQ提案、コールセンター機能

  • 導入実績:Google、Xero、WeWork、日本国内IT企業など

  • 料金:Standard:$15/月〜、AI Contact Centerは別途料金(日本語版あり)

こんな企業・組織におすすめ:
→ AIを活用して多言語通話の記録・分析・対応を効率化したい企業
→ グローバルなコールセンター・カスタマーサポート環境を整備したい中〜大規模事業者
→ 通話ログの可視化や社内ナレッジ活用も同時に強化したい組織

公式サイトhttps://www.dialpad.com/jp/

AI Phone

出所:AI Phone

AI Phoneは、AIによる音声翻訳技術を活用したスマートフォン向けIP電話翻訳アプリです。日本語を含む90以上の言語に対応し、通話内容をリアルタイムで翻訳・音声合成することで、異なる言語同士でも円滑に電話をかけることが可能です。通話内容は自動的に文字起こしされ、要点をAIが自動要約する機能も搭載されています。

また、電話番号をアプリ内で取得できる仕組みのため、海外とのやり取りも簡単に始められます。

  • 対応言語:日本語、英語、中国語、韓国語、ベトナム語、スペイン語など90以上

  • 翻訳形式:AI音声認識+リアルタイム翻訳+音声合成

  • 主な機能:リアルタイム通話翻訳、AI要約、通話録音、文字起こし

  • 導入実績:インバウンド接客、国際営業、語学学習など個人・法人問わず

  • 料金:月額プランおよび従量課金制あり(例:月額980円〜)

こんな企業・組織におすすめ:
→ 低コストかつ迅速に多言語通話対応を実現したい中小企業・個人事業主
→ 海外とのBtoC連絡や旅行・接客現場で即時性が求められる場面

App Store: AI Phone

Google Play: AI Phone

VoicePing

出所:VoicePing

VoicePingは、日本発のリアルタイム音声翻訳ソリューションで、現在は主にビデオ会議・オンラインミーティングにおける多言語同時通訳機能を中心に展開されています。ZoomやGoogle Meetなど、既存のオンライン会議ツールと連携し、話者の音声をリアルタイムで翻訳・字幕表示することで、国籍を問わない円滑な意思疎通を支援します。

さらに、今後は「VoicePing IP」機能を拡張し、電話・PCの両方から通話翻訳を実現するシステムの提供を予定しています。オペレーターが自分の母国語で話すと、相手には自動的に翻訳された音声が届けられる仕組みで、通話内容はすべてスクリプト化され、AIによる要約機能も搭載される予定です。

これにより、従来の翻訳・通訳コストを大幅に削減しながら、カスタマーサポートの質と即時性を飛躍的に高めることが可能となります。

  • 対応言語:日本語、英語、中国語、韓国語など45言語

  • 翻訳形式:現在:Web会議のAI音声翻訳(会議)/ 今後:AI音声通話翻訳(IP電話+PC)

  • 主な機能:リアルタイム字幕、話者識別、議事録保存、AI要約

  • 導入実績:IT企業、製造業、教育・研究機関など

  • 料金:無料プランあり、月額 ¥4,125~/IP電話翻訳機能:β版開発中

こんな企業・組織におすすめ:
→ グローバル会議でリアルタイム翻訳を活用したい企業・教育機関
→ 今後、電話対応も含めた多言語カスタマーサポート体制を整備したい事業者
→ 翻訳+ログ+要約まで自動化された次世代型通話環境を先取りしたい方

VoicePingアプリのダウンロードはこちらから👇

公式サイト:https://voice-ping.com/

Ooma Office

出所:Ooma Office

Ooma Officeは、主に中小企業向けに設計されたクラウド型VoIP電話サービスで、シンプルなUIと高い信頼性、そしてコストパフォーマンスの良さで米国を中心に高い評価を受けています。電話番号取得、内線設定、自動応答、モバイルアプリ連携など、基本的なビジネスフォン機能を網羅しており、IT知識がなくてもすぐに導入できるのが大きな特長です。

現時点でリアルタイム翻訳機能は標準搭載されていませんが、サードパーティの音声翻訳サービス(ZoomやMicrosoft Teams等)との連携や、録音データの文字起こし+外部翻訳API連携を通じて、多言語対応をカスタム構築することが可能です。

また、上位の「Ooma Enterprise」プランでは、SIPトランクやCRM連携、APIによる拡張も可能で、将来的な多言語通話翻訳システムの構築にも対応できます。

  • 対応言語:標準では英語中心(多言語対応は外部連携で拡張可)

  • 翻訳形式:文字起こし+外部翻訳、またはサードパーティとの統合

  • 主な機能:クラウドPBX、自動応答、モバイルアプリ、ボイスメール転送、SIPトランク対応

  • 導入実績:米国中小企業、小売店、医療・法律事務所、飲食業など

  • 料金:月額 $19.95〜(機能に応じて段階的プランあり)

こんな企業・組織におすすめ:
→ 初めてのIP電話導入を低コストで始めたい中小企業・店舗
→ シンプルな構成で業務用電話環境を整備したいオフィス
→ 外部ツールと連携し、多言語対応も視野に入れたい事業者

(2)有人通訳型

テレコメディア

出所:テレコメディア

テレコメディアは、BPO(業務委託)型の多言語コールセンターサービスを提供する国内企業です。
訪日外国人対応や災害時対応に強く、官公庁や医療機関、地方自治体などへの導入実績が豊富です。

三者間電話通訳・二者間電話通訳・専用アプリを通じたオペレーターの呼び出しに対応し、24時間体制で通訳オペレーターがリアルタイムで対応します。行政対応の専門性や緊急時の安定運用が求められるシーンに特に強みを持ちます。

  • 対応言語:英語・中国語・韓国語・インドネシア語など(最大22言語)

  • 翻訳形式:有人通訳(電話)

  • 主な機能:多言語BPO、24時間対応、災害対応支援、公共機関対応

  • 導入実績:地方自治体、観光案内所、医療機関、官公庁

  • 料金:要問い合わせ

こんな企業・組織におすすめ:
 → 外国人住民対応や災害時支援が必要な自治体
 → 医療・福祉分野での正確な通訳が求められる施設

テレネット

出所:テレネット

 テレネットは株式会社テレネットが提供する電話通訳サービスです。
現在は日本語・英語・中国語・韓国語の4言語に対応しており、1言語・1席からスモールスタートが可能です。

365日24時間体制でネイティブまたはバイリンガルスタッフが対応し、観光・医療・行政など、外国語での問い合わせが発生するさまざまなシーンで利用されています。初めて多言語対応を導入する企業でも安心して始められます。

また、フィリピン・セブ島の海外拠点も活用し、コストを抑えながらも日本品質の高い顧客対応を実現できるのが特長です。

対応言語:日本語・英語・中国語・韓国語(全4言語)
翻訳形式:有人通訳(電話)
主な機能:多言語電話対応、24時間対応、スポット利用可
導入実績:ホテル、医療機関、観光施設、地方自治体など
料金:要問い合わせ

こんな企業・組織におすすめ:
 → 外国語対応に不安があるホテル・観光施設・病院など
 → 必要なときだけ多言語対応したい(スポット利用希望)事業者
 → 通訳人材を抱えずに、低コストで外国語対応を始めたい企業

LanguageLine Solutions

LanguageLine Solutionsは、アメリカを拠点とする世界最大級の通訳サービス会社で、240以上の言語に対応した電話通訳・ビデオ通訳・文書翻訳サービスを提供しています。電話通訳では、24時間365日いつでもプロの通訳者に接続可能で、ヘルスケア・官公庁・金融・教育分野など幅広い分野に導入されています。

電話をかけて言語を指定するだけで、即座に通訳者と三者通話が可能となり、通話内容も機密保持契約のもと厳重に管理されます。

出所:LanguageLine Solutions
  • 対応言語:英語、スペイン語、中国語、アラビア語、日本語など240以上

  • 翻訳形式:有人電話通訳(オンデマンド、三者通話形式)

  • 主な機能:24/365通訳対応、業界別専門通訳者、セキュアな通話環境

  • 導入実績:米国政府機関、医療機関、保険会社、教育機関、銀行等

  • 料金:従量課金制(分単位)、契約内容により異なる

  • こんな企業・組織におすすめ:
    → 高精度かつ即時対応が求められる医療機関・官公庁
    → 電話通訳の品質と実績を重視する大企業・多国籍企業

まとめ

訪日外国人の増加やビジネスの国際化に伴い、多言語対応は企業や自治体にとって欠かせない課題となっています。特に電話対応においては、即時性・正確性が求められることから、AIを活用したIP電話翻訳ソリューションが注目を集めています。

本記事では、多言語コールセンターの基本的な仕組みから、導入方式の比較、実際の活用シーン、さらにはおすすめのIP電話翻訳&有人通訳サービスまで、網羅的にご紹介しました。

今後、AI技術や通信インフラの進化により、より自然かつ正確な通話翻訳が可能になることが期待されます。企業規模や業種を問わず、ニーズに合った最適なソリューションを選ぶことで、グローバル時代の顧客対応力を飛躍的に高めることができるでしょう。

VoicePingについて

ビジネス用途での音声翻訳をスムーズに進めるために特にオススメのツールは、AI音声翻訳ツールVoicePingです。

アプリ内に会議機能を含め、音声翻訳機能が搭載されているため、複数のツールを起動したり、連携させたりする必要がありません。また、独自の文字起こし・翻訳学習モデルの構築を行っており翻訳の正確性・スピード・議事録作成機能に関してもすぐれています。

VoicePingのAI音声翻訳を通じたグローバルコミュニケーション強化でより広い世界のリスナーと知識を共有し、ビジネス成果を向上させましょう!

VoicePingが提供するサービスと製品に関する詳細な情報は、公式ホームページでご確認ください。

サポートチームとの詳細なご相談・その他に関するお問い合わせはこちら

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