AI自動翻訳おすすめサービス8選の違いやツール選びのポイント解説

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グローバル化が進展する現代において、AI自動翻訳のニーズは年々高まっています。AI自動翻訳サービスはただ翻訳するのではなく、企業の抱えている業務上での課題解消や業務の効率向上に役立つサービスでもあるのです。

当記事では、AI自動翻訳おすすめサービス8選の違いやツール選びのポイントを解説しますのでぜひ参考にしてみてください。

AI自動翻訳とは、人工知能(AI)を活用した外国語を別の言語に翻訳するツールで英語から日本語はもちろん、日本語から英語にも変換可能です。

これまで多言語でやり取りする会議や文書では、外国語が堪能な社員のリソースを確保したり、外部に委託する必要があったり人的コストやリソースを要していました。

しかし、AI自動翻訳を利用すると人材コストの削減やリソースの有効活用が可能です。さらに、近年では、ITシステムの進化によりAI自動翻訳ツールの言語処理能力も年々向上しており翻訳タイプも下記のような種類が取り揃っています。

・パソコンやスマホから翻訳したい文書を入力するテキストタイプ

・話した人の言葉を翻訳できる音声認識タイプ

・文字をカメラで読み取ることで翻訳されるタイプ

状況にあわせてツールをカスタマイズできるため利便性が高まってきています。

AI自動翻訳の仕組み

AIが自動翻訳ができる背景としては、膨大なデータを計算・処理できる能力を持っていることがあげられます。

AIが翻訳する際は、人間のように会話や文章の意味を理解し適切な表現を翻訳する方法ではなく、文章を数値に変換・計算し他の言語に言い換える処理能力を保有していることから翻訳できる仕組みになっているのです。

最近のAI自動翻訳システムには人の脳神経細胞活動を模範にしたニューラルネットワーク型の学習機能が搭載されており、翻訳に必要な情報を学習していくので精度の高い文章の作成ができます。

AI自動翻訳の正確性はどうなの?

グローバル化が進む現代ではAI自動翻訳のニーズは高まってきていますが、実際のところ正確性が気になる方も多いでしょう。

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の自動翻訳の精度を研究した結果によると、

英語・中国語・韓国語などを含む10言語は旅行、医療、防災といったシチュエーションに対応でき、日本語と外国語の2つの言語での翻訳精度は80%以上で実用レベルとされています。さらに、2019年にはTOEICスコアでも960点以上獲得した実績があります。

以上のような研究結果から外国語を交えた会議などでもコミュニケーションを取れることから、あらゆるビジネスシーンでも活用できるのです。

AI自動翻訳がもたらすメリット3つ

AI自動翻訳は従来の翻訳機能と比べると翻訳の精度が高くなってきており、業務の効率化や生産性の向上にも期待ができます。AI自動翻訳を上手く活用し運用パフォーマンスを高めるためにも、以下でどのようなメリットをもたらしてくれるのかを紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

・外国語ができなくてもコミュニケーションが取れる

AI自動翻訳には音声機能が搭載されたタイプもあり、話している人の内容をリアルタイムで翻訳し自動でパソコン上の画面に表示します。

外国語が話せなくても会話の内容をテキストですぐに理解できるため、言語が異なる会議でもコミュニケーションを取ることが可能です。

会話の内容を議事録としても記録を残すことができるため、会議の内容の振り返りや欠席者への情報共有などもスムーズにおこなえます。

・外国語の文書やプレゼン資料作成の時間を短縮できる

会議の議事録や商談で使用するプレゼン資料もAI自動翻訳ツールを活用すると数分で完成するため、資料作成にかかる時間の短縮が可能です。

これまでの議事録作成では会議終了後にボイスレコーダーなどの音声を聞きながらテキスト化する作業が必要でしたが、この作業に多くの時間と労力がかかっていました。

また、日本語で作成したプレゼン資料を外国語で作成する際には読み手の誤解を招くのを防ぐために細かなニュアンスに留意する必要があります。そのため、翻訳者に依頼する必要があり多くの時間とコストがかかる点が課題でしたが、AI自動翻訳を活用すると簡単な文章であれば数分で翻訳が可能です。

・人材コストを削減できる

AI自動翻訳を活用すると人が手作業でするよりも簡単に早く翻訳できるので人材コストの削減にも有効です。

外国語に対応できる社員を確保する必要がなくなり、翻訳担当だった社員が本来の業務にリソースを充てられるため会社の生産性向上にもつながります。

また、社外から翻訳者を雇う必要がなくなるので人材コストだけではなく、発注者と依頼者間でのやり取りにかかる時間と手間の削減が可能です。このようにAI自動翻訳は人材コストを省けるだけでなく、業務の効率化を図るといった観点からも大きなメリットがあります。

AI自動翻訳のデメリット3つと対処法

利便性に優れたAI自動翻訳ツールですが、課題もいくつかあり不便に感じてしまうシーンもあるでしょう。ツールの導入前にデメリットを把握しておくことで事前に対策ができるのでチェックしてみてください。

・ツールによって翻訳の精度に欠ける

AI技術により翻訳精度は向上していますが、完璧に訳すことはできません。精度の高い翻訳にするためには、AIが学習できる環境を用意することがポイントです。

例えば、会議でよく使う言葉は事前に登録したり、難しい言葉は違う言い回しを考えるといった方法があります。また、ツールによって対応可能な言語数にも違いがあるので注意が必要です。無料ツールでも外国語に対応しているものもありますが、英語や中国語といったメジャーな言語にしか対応していない場合もあります。

複数の国との取引が多い企業は導入後に「必要な言語に対応していなかった…」と後悔しないためにも対応言語数を必ず確認しましょう。

・翻訳された文書の編集に手間がかかる

音声機能が搭載されたAI自動翻訳は、発言者の内容をリアルタイムに翻訳してくれるため便利ですが、ツールによっては「専門用語を訳せない」「細かなニュアンスまで対応できない」といった課題もあります。

一般的な言葉を翻訳することはできても各業種の専門用語には対応していないと、翻訳の精度が低い可能性があり、編集に時間がかかってしまうでしょう。ツールの導入時に専門用語を設定しておくことで翻訳精度を高められますが、設定の手間がかかってしまうといったデメリットがあります。

・情報漏えい対策が必要

AI自動翻訳はツールによってセキュリティ対策が施されていないタイプもあるので注意が必要です。個人向けのAI自動翻訳ツールは無料で利用できるものが多く、Webサイト上に翻訳したい文書をアップロードするだけで訳せられるため便利です。

しかし、Webサイト上のAI自動翻訳ツールはアップロードした情報を二次利用し学習しながら翻訳精度を高めている仕組みなので情報制限が設けられていません。そのため、第三者に情報が漏えいしてしまう可能性があります。

一方、法人向けのツールは企業専用のサーバーを利用して翻訳できるシステム体制が構築されているため、情報漏えいのリスクが低くなります。扱う情報によってセキュリティ体制の有無を考慮しながらツールを選定していきましょう。

AI自動翻訳サービスを選ぶ際のポイント4つ

AI自動翻訳サービスの運用パフォーマンスを向上するためには、自社に適したツールを選ぶことが重要です。以下では、AI自動翻訳サービスを選ぶポイント5つ解説するのでチェックしておきましょう。

AIの精度の高さ

AIの翻訳精度の高さをチェックする際には、AIがどのようなモデルを採用しているのかがポイントです。

人が作成したような自然の文章を求めるのであれば、人の神経回路を模範にしたニューラルネットワーク型を採用したモデルを選ぶといいでしょう。

AIが翻訳に必要な情報を学習しながら精度の高い文章に作成していくことが可能なため、テキスト化された文書の修正に手間が省けます。

対応言語数

グローバルな企業であれば英語や中国語といったメジャーな言語だけではなく、他の言語を用いて会議を実施するケースもあるでしょう。そのため、海外との取引が多い企業は対応言語数が多いツールを選んでおくことが重要です。

最近では、2022年11月にOpenAI社がリリースしたChatGPTの大規模な自然言語処理能力を活かした翻訳ツールも増えてきています。

これまでのSiriやAmazon EchoのようなAIツールと比較すると、ChatGPTの対応言語数の多さや人間のような自然な文章作成ができる点が世界中で大きな話題となっています。

海外との取引が多い企業であれば、対応言語数が多く細かなニュアンスにも表現できるツールを選んでおくと、円滑なコミュニケーションが図れビジネスチャンスの獲得にも繋がるでしょう。

専門性の高い用語への対応

会議や商談では専門用語を使うケースが多いですが、一般的な翻訳ツールには専門用語に対応していない可能性があります。

会議後のテキスト化した文章で専門用語に変換する必要があり修正に手間がかかってしまいますが、この手間を省くためにおすすめなのが専門用語を登録する機能です。

ツールを活用する前にあらかじめ登録する必要がありますが、使用し続けていくとAIの学習が向上され精度も高くなり結果的に修正の手間を省くことにつながります。

セキュリティ体制は充実しているか

無料で利用できるAI自動翻訳サービスは初期費用や導入コストがかからないため便利ですが、高いセキュリティ体制が施されていない可能性があるため多くの機密情報を取り扱う企業は注意が必要です。

第三者に情報漏えいした際には、社会的信用を失い今後の事業に大きな影響を与えてしまう可能性があります。そのため、社員や顧客の情報を扱う企業はセキュリティ体制が施された有料サービスの利用を検討していきましょう。

2段階認証機能や権限設定など備わったサービスもありますが、機能が多いほどコストは高くなっていきます。無駄なコストを抑えるためにも自社の必要性に応じて選んでみてください。

AI自動翻訳サービスのおすすめ8選を紹介

以下では、AI自動翻訳サービスのおすすめ8選を紹介します。サービスによって特徴や機能、料金が異なるので比較検討しながら、自社の運用パフォーマンス向上につながるサービスを選んでみてください。

AI自動翻訳が搭載された「VoicePing」

VoicePing (2)
出所:https://voice-ping.com/

VoicePing」は音声アプリが搭載された仮想オフィスツールです。アクティブユーザー数は2,000人以上で、小林製薬株式会社や株式会社デンソーなどの日本企業が導入しています。

VoicePingアプリ上でZoomやTeamsを利用すれば、リアルタイム翻訳と文字起こしができます。45ヵ国に対応しているリアルタイム翻訳機能を活用すれば、言語の壁を気にせず会議・商談が行えることも魅力です。

映画の字幕のように会話内容が表示され見やすさを追求しました。商談や会議が円滑に進めるだけでなく、文字起こしを利用すればラップアップも捗り業務効率化が図れます。

YouTube動画の翻訳や文字起こし機能を利用すれば海外文献から情報収集ができたり、スマホアプリで利用すれば、出張先の音声翻訳アプリとして利用できたりします。


また、スマートフォンにアプリをダウンロードすれば、音声翻訳アプリとして使用することも可能です。

さらに、モニターと接続して展示会やセミナーの通訳ツールとしても利用可能です。

リアルタイム音声翻訳を中心とした便利な機能が搭載されており、セキュリティ面でも安心して利用できることから、多くの法人様が利用しています。

VoicePingの音声翻訳ツールには、以下の特長があります。

  • リアルタイム音声翻訳+文字起こしができる
    YouTube動画の翻訳ができる
  • リアルタイム音声翻訳モバイルアプリとして使用できる
  • ChatGPTを活用した文字起こしデータの要約ができる
  • Web会議アプリが搭載されている
  • 日本語・英語・中国語・ベトナム・インドネシア語を含む42か国語に対応
また、展示会やセミナーの通訳ツールとして使用できます。一つのQRコードで1000人以上のイベントでも対応できます。

VoicePingの料金プランは、以下のとおりです。

VoicePingモバイルアプリのダウンロードはこちらから👇

プレゼン資料やデザインの翻訳・Canva

Canvaはさまざまなコンテンツの制作に活躍するツールです。デザイン制作やロゴ作成に加えて、AI技術を用いた翻訳機能を備えています。この記事では、CanvaのAI翻訳の特徴や使用方法を紹介します。Canvaの「Translate」機能は、テキストのみならずデザインの翻訳にも対応しており、100カ国以上の言語をサポートしています。高度な機械翻訳技術(NMT)を採用し、効率的に作業を進めることができます。

出典元 : Canva

また、Canvaで作成したデザインをそのまま翻訳することが可能で、Canva Docsを除く全てのデザインで使用できます。翻訳されたデザインは、言語によってフォントやレイアウトが変わることがありますが、微調整をすることで品質の高いデザインに仕上げることができます。

Canvaの翻訳ツールは、月に50ページまで無料で利用でき、サブスクリプションを利用すれば、月に500ページまでの使用が可能です。さらに、134言語に対応しており、外国語から日本語、日本語から外国語、外国語同士の翻訳も可能です。

Canvaは、画像やロゴ、Webサイトの作成などの様々な用途で使え、翻訳機能を活用することで仕事やプライベートで幅広く活用できます。例えば、企画書の多言語翻訳や、外国の友人への手紙、家族への季節のグリーティングカードなど、様々なシーンで利用できる便利なツールです。

Web版とアプリ版あり「Google翻訳」

出典元:Google 翻訳

Google翻訳は無料で誰でも利用できるツールで英語やフランス語、中国語、韓国語とメジャーな言語から局地的な言語まで幅広く対応しており、100以上の言語を翻訳することが可能です。

翻訳方法はWebサイト上でテキスト入力する方法と音声入力する方法があります。また、アプリ版ではカメラで文書や看板を撮影すると翻訳できる機能も便利です。

細かなニュアンスには対応できないため正確さには欠けてしまいますが、無料で利用できるため幅広いユーザーに活用されています。

高いセキュリティ体制が構築された「みらい翻訳」

出典元:みらい翻訳

みらい翻訳は、最先端の言語処理技術と高いセキュリティ体制が施されたAI自動翻訳サービスです。翻訳精度はTOEIC960点レベルのビジネスパーソンと同等と言われており、会議や商談の議事録作成の効率化が図れます。

製品名や専門用語、特殊な社内用語といった固有名詞をユーザ辞書機能で登録すると翻訳精度の向上も可能です。

セキュリティに関しても金融機関、製薬会社および政府系機関と同等レベルの厳しい要件や各種情報保護規定へ対応しています。

細かなニュアンスの読み取りも可能「DeepL」

出典元:DeepL

DeepLはニューラルネットワークを採用した翻訳精度が高いツールです。細かなニュアンスを読み取りテキストに反映するため、スピーディで簡単にコミュニケーションを図れます。

PowerPointとWordといった文書全体の翻訳にも対応。プランをグレードアップすると、翻訳後の文書データを編集できるため作業効率の向上にも有効です。

DeepLには辞書機能も搭載されています。元の文書や翻訳された文書でわからない単語が出てきた場合には、対象の言葉をクリックするだけで意味を即座に確認できるため新規タブを開いて調べる手間がありません。

会議の要点をメモし議事録作成を効率化「COTOHA Translator」

出典元:https://www.ntt.com/business/services/application/ai/cotoha-ma.html

COTOHA Meeting Assistは、会議の音声をテキスト化するだけではなく、会話の要点や整理をリアルタイムでメモに記録ができるのが特徴的です。議事録作成にかかる負担を軽減し、会議終了後も社内への情報共有をスピーディーに実現します。

日本語、英語、中国語といった10言語の自動翻訳に対応。普段使用しているWeb会議サービスであるZoomやMicrosoft Teams、Google Meetと連携することで会話内容の翻訳が可能です。連携方法はWeb会議サービスとCOTOHA® Meeting Assistを同時に立ち上げるだけなので簡単です。

サーバーに関しては、NTTコミュニケーションズが保有する国内のデータセンターで厳重に管理されているため高いセキュリティ体制が施されています。

2000以上の専門用語にも対応「T-4OO」

出典元:https://www.rozetta.jp/t4oo/

T-4OOは法務・医薬・金融・化学・IT・機械・電気電子といった2000以上の専門分野に対応しており、一般的な翻訳ソフトには翻訳できない専門用語も訳せます。

過去に翻訳した言葉を企業ごとの専用データベースに登録することで、AIが単語やフレーズなどを自動で解析し文書精度の向上が可能です。

T-4OOには月額固定費がなく利用した分だけ費用が発生するシンプルな料金体系です。翻訳にかかる単価は1ワードあたり0.6円と低価格であるため、無駄なコストの削減にもつながります。

プレゼン資料の翻訳にも対応「Fujitsu Translation Service」

出典元:https://www.fujitsu.com/jp/solutions/business-technology/smart-digitalwork/translation/

Fujitsu Translation Serviceは、入力したテキスト翻訳だけではなく、PDFやMicrosoft Officeファイルの翻訳にも対応。

20ページ程度のMicrosoft Powerpointプレゼ資料などは数分で翻訳されるため、社員や顧客への資料共有をスムーズに実現します。

ニューラルエンジンを採用したサービスで、日本語と英語間でのTOEICレベルは 960点と日本のビジネスパーソンと同等であり自然な文章で翻訳できるのが特徴的です。

直感的なインターフェースで使いやすい「MTrans Team」

出典元:https://www.science.co.jp/nmt/service/mtrans.html

MTrans Teamは直感的なインターフェースが特徴的です。操作も簡単でドラッグ&ドロップ数rだけで使えるので社内の誰もが使いやすく、ツールの導入・運用をスムーズに実現します。

英語、中国語、韓国語といった30言語にも対応。Word・Excel・PowerPoint・CSV・PDF・OCR・HTML・TXTファイルといったファイルに対応しているので、資料共有もスムーズにおこなえます。

グローバルな会議はAI自動翻訳を活用しよう!

AI自動翻訳ツールを活用すると意思疎通がスムーズになるだけでなく、文書・資料作成の効率化にもつながります。また、これまで翻訳を外部に依頼していたコストと手間の削除が可能です。

社内に翻訳担当者がいた際にも社員の負担を省けるためコア業務に集中できるようになります。結果的に、会社の生産性向上にも期待ができるのでツールを活用するメリットは大きいです。

当記事で紹介した、AI自動翻訳サービスのおすすめ8選を参考に自社にあったツールを選んでいきましょう。

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