世界中の人々に自社や商品を知ってもらうために、英語でプレゼンをしたいけれどハードルが高い…と感じたことはありませんか?海外進出で言語の壁は問題となりがちですが、IT技術の進化に伴い解決できるようになってきました。
結論からお伝えすると、英語が話せない方でも、多言語対応プレゼンテーションツールを活用すれば言語の壁を乗り越えられます。今回は、英語によるプレゼンを成功させるための方法をご紹介します。
英語プレゼンが失敗するケース
英語のプレゼンの準備をしても失敗してしまうケースがあります。どのような失敗があるかを把握して対策しておきましょう。
【英語プレゼンが失敗するケース】
- 練習せずにプレゼン本番を迎えて、上手く話せなかった
- プレゼンに緊張して早口になってしまった
- 相手のリアクションを見ながら話を進められなかった
- 会場が広くて、後ろの席では聞き取れなかった
- 大勢の人が参加して、相手の母国語で会話できなかった
- プレゼン資料をダラダラと説明して聞き手が飽きてしまった
さまざまな失敗があるため、入念な準備をしておきましょう。
英語プレゼンの流れ
まずは、英語プレゼンの流れを押さえておきましょう。
1. 挨拶と自己紹介
最初に挨拶をして、プレゼンに参加してくれたことに対して感謝を伝えましょう。プレゼン参加者に敬意を示してから、簡単に自己紹介をします。
自己紹介では経歴や職歴を説明して、専門性があることを示して信頼を獲得しましょう。
第一声は緊張するかもしれませんが、プレゼン全体の雰囲気に影響するため、落ち着いてハッキリと話すと印象を与えられます。
フレーズの参考例
Hello everyone.
Thank you for coming here today.
First of all, thank you for coming here today.
My name is Kana Takahashi. I work for VoicePing Corporation.
I work in the sales department.
2. 概要説明
次にプレゼン内容や流れ、所要時間を簡単に説明します。プレゼンを聞くことで何を得られるのか?どのようなことを知れるのか?を伝えて、興味や期待を喚起するなど、シッカリと聞いてもらえるような工夫をしましょう。
フレーズの参考例
Today, I am here to talk to you about AI chatbots.
Some companies have reduced customer response times by 2000 hours by leveraging the latest AI chatbot technologies.
My presentation is divided into three parts.
I’ll start by talking about AI chatbots, then discuss their effectiveness, and finally, cover implementing chatbots.
This presentation will take about an hour.
3.本題
プレゼンの本題に入ります。プレゼンで重要な箇所は要約して繰り返し伝えるようにしましょう。プレゼンのゴールは、自社や商品に興味を持ってもらうことです。そのため、プレゼンをダラダラと説明するのではなく、参加者の反応を見ながら話すようにしましょう。
参加者が飽きないように、抑揚を付けるなど工夫することで最後までプレゼンを聞いてもらえるようになります。
フレーズの参考例
I will be discussing a topic of vital importance to all of us. By the end of this presentation, you will understand the reasons behind this company’s longstanding success.
4.結論・締め
最後に、プレゼンの結論を伝えます。
結局、プレゼンで何を伝えたかったのだろうかと聞き手に疑問が残る形にならないように、結論を示します。プレゼンのサマリーを簡単に説明するとスマートです。また、プレゼン参加者にとって欲しい行動を伝えます。そして、プレゼンの終了を告げて、最後までプレゼンを聞いてくれたことに感謝を伝えましょう。
フレーズの参考例
The summary of the presentation is available here.
I have explained the new project, and that brings me to the end of my presentation.
Thank you for your attention.
5.質疑応答
プレゼンを終えたら、質疑応答の場を設けます。プレゼンに関して質問が寄せられるのは、それだけ興味を持ってもらえたということです。そのため、質疑応答の場を設けて密なコミュニケーションを取るようにしましょう。
フレーズの参考例
Do you have any questions or comments?
Thank you for your interest.
If you want to know more about our products, please let me know.
英語プレゼンスライドの作成方法
英語プレゼンではスライドを用意しておくと、参加者に伝えたいことがよりつたわりやすくなります。そのため、英語プレゼンスライドの作成方法を覚えておきましょう。世界No.1のCRMシステムSalesforceのプレゼンを参考にしたり無料講習を受けたりすると、どのようなスライドが良いか理解できるようになるため、とてもおすすめです。
1.スライドの基本構成
英語のプレゼンスライドの作成に疲弊しないように、基本構成を押さえておきましょう。
序章:プレゼンの導入部分、相手に興味・関心を持ってもらう
本論:プレゼンで最も伝えたいことを説明する
結論:プレゼンの内容を要約してまとめる
ストーリーを書き出して、各スライドのタイトルを決めてスライド作成に入っていくことで手直しがなくなります。10-20-30の法則(スライド10枚以下、20分未満のプレゼンテーション、フォントサイズは30ポイント)を守り、10枚程度に枚数を押さえましょう。
2.スライドの書き方
スライドを書くときは、相手に伝わるように以下を工夫しましょう。
・結論から説明して、強調したいことを理解させる
・主語や冠詞など不要な言葉を省いて、シンプルな文章にする
・1スライド1メッセージを意識する
3.スライド作成のポイント
スライドを作成する場合は、文字フォントにこだわったり、図解を盛り込んだりしましょう。文字フォントは、VerdanaやCalibri、Georgiaなどの欧文フォントが見やすくておすすめです。
アニメーションが挿入できるスライドもありますが、動きがあると話に集中できなくなります。そのため、アニメーションの挿入は控えましょう。
英語プレゼン会場の準備方法
プレゼンのスライドを作成したら、本番に向けて準備をしましょう。以下のような準備をすると円滑にプレゼンを進めていけます。
英語のプレゼンの練習をする
プレゼン本番、上手く話せるように何度も練習するようにしましょう。
声量や声のトーン、抑揚は聞き取りやすさに大きく影響します。そのため、工夫をしてみましょう。プレゼンの練習は、動画を撮影して自分の姿を客観視したり、他人に聞いてもらいフィードバックをもらったりしましょう。そして、改善することで上手くプレゼンができるようになります。
英語プレゼン会場の準備
可能であれば、英語のプレゼン会場を下見しておきましょう。持ち込み端末を接続することは可能か、スクリーンの大きさはどれぐらいかなどを確認しておくと、本番に慌てずに済みます。また、マイクを持つのか、ピンマイクを付けるのかなど考えるとプレゼンがスムーズに進みやすくなります。
アンケートを用意する
プレゼン後に顧客と接触するために、アンケートを用意しておき回答してもらうようにしましょう。アンケートを簡易的なもので気軽に答えられるものがおすすめです。
アンケートを回収しておけば、プレゼン後にアプローチできます。
国際イベントでプレゼンに成功した企業事例
Julien Crousillat社は、日本でフランスのファッションを浸透させるために、東京にファッション店を構えています。また、小売業を中心に教育研修やコンサルティングサービスなども提供している会社です。
カンファレンスでは、さまざまな業界におけるブロックチェーンの活用方法を説明しました。ツイッターの創設者ジャック・ドーシーやNSA告発者のエドワード・スノーデンなどの著名人が出演したことにより、700名の参加者からの応募があったのです。そのため、プレゼンは英語と日本語で行われる予定でしたが、多くの参加者が来場することになり、中国語やスペイン語に翻訳する必要性が出てきたのです。
1人でも多くの参加者にプレゼン内容を理解してもらいたい、そのために使用したものがリアルタイム翻訳でした。
イベント参加者は、会場に設置されているQRコードを読み込み、翻訳言語を選ぶことでJulien Crousillat社のプレゼンが読めるようになります。このような工夫で、世界中の人に伝わるプレゼンを実現しました。
多言語プレゼンツール
さまざまな国の人に対してプレゼンを行うときは、多言語プレゼンツール「VoicePing」を使用することで「英語のフレーズを覚えられるか心配」「相手に伝わるか心配」という悩みを払拭できます。ここでは、VoicePingの特徴をお伝えします。
45カ国の言語に翻訳ができる
VoicePingを活用すれば、45カ国の言語に翻訳できます。大きな特徴は、企業名や専門用語も精度が高く認識できることです。そのため、ビジネス上の専門用語なども抜け落ちなく、相手に伝えられます。高性能の翻訳が当社のリアルタイム翻訳の強みです。
参加者用QRコード翻訳を提供できる
参加者参加者には、ゲスト用の翻訳サービスを提供できます。イベント参加者はQRコードを読み取み、希望の言語を選ぶだけでプレゼン内容のリアルタイム翻訳が行えます。
アプリをダウンロードしてもらう必要はないため、どなたにも気軽に翻訳を使ってもらえるため「世界各地のイベント参加者の方にプレゼン内容を聞いてもらいたい」という方におすすめです。
参加者のリアクションを確認できる
プレゼン参加者は、リアルタイム音声翻訳の字幕を見ながらリアクションを取ることができます。そのため、相手がプレゼンの内容を理解しているのか反応を見ながら話を進めていくことができます。