効率的にプロジェクトを進めていくうえで、プロジェクト管理ツールは欠かせない存在です。ただ、コストをかけたくないあまり、導入に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、無料で使えるプロジェクト管理ツールを一挙にご紹介していきます。
忙しい経営者や導入担当者の方に向けて、各ツールの特長とおすすめな人を見やすくまとめているので、自社に適したツールが一目でわかるようになっています。気になったツールがあれば、ぜひ導入を検討してみてください。
プロジェクト管理ツールとは?
プロジェクト管理ツールに興味を持ってはいるものの、「どのようなツールなのか?」「利用するメリットはあるのか?」など、詳細を知りたい方もいるでしょう。
そこでまずは、プロジェクト管理ツールの概要からおさらいしていきます。理解を深めるためにタスクツールとの違いについても触れるので、あわせて参考にしてみてください。
プロジェクト管理ツールの概要
プロジェクト管理ツールとは、プロジェクトの進捗状況を可視化して効率的に管理できるツールです。コストやスケジュール、メンバーなどのリソースを管理するのに役立ちます。
デバイスをベースとしてプロジェクトを管理できるので、プロジェクトの工程を表で作成して紙に出力する手間が発生しません。
最近では、無料で利用できるプロジェクト管理ツールもたくさん登場しています。無料といえどもチームのプロジェクト内容によっては、十分な管理機能を備えているツールもあります。
ただ、ツールごとに強みが異なることから、自社に適したツールを選ぶことが重要です。また、無料版は有料版と異なり機能が制限されているケースもあります。
また、有料プランが一時的に無料で使えるツールもあります。場合によって追加費用が発生してしまう点は、最低限理解したうえで利用しましょう。
プロジェクト管理ツールとタスク管理ツールの違い
プロジェクト管理ツールを探していると、自然とタスク管理ツールを目にする場合があります。プロジェクト管理ツールとタスク管理ツールの違いは管理する対象です。
プロジェクト管理ツールがプロジェクト全体を管理するのに対して、タスク管理ツールはプロジェクトを構成するタスクを管理する意味合いが強いです。
その点をふまえると、プロジェクト管理ツールは複数のメンバー向けであり、タスク管理ツールは個人向けだといえます。
実際は、タスク管理そのものがプロジェクトの管理につながるケースも珍しくありません。したがって、タスク管理ツールはプロジェクト管理ツールの一種だという見方をしても問題はないでしょう。
プロジェクト管理の無料ツールを選ぶときのポイント
プロジェクト管理の無料ツールは豊富な機能を搭載しており、うまく選べば自社の業務効率を飛躍的に向上させられる可能性を秘めています。反対に無料版を選んだ結果、使いづらくて不便な思いをしてしまうケースも少なくありません。
ここからはプロジェクト管理の無料ツールを選ぶときのポイントを解説していきます。
ポイント1.操作や使い方のわかりやすさ
無料で利用できるプロジェクト管理ツールの中には、サポートが充実しておらず自分で使い方をリサーチしなければならないツールもあります。
操作の方法や使い方がわからなければ、プロジェクト管理ツールの利用が億劫になってしまいがちです。いつの間にかチームで使われなくなってしまうでしょう。
ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるツールや、スマートフォンからでも気軽に利用できるツールもあります。
プロジェクト管理ツールを使いこなせるか不安であれば、操作が簡単で使い方がわかりやすい無料ツールを試してみましょう。
ポイント2.タスクや利用人数の制限
無料のプロジェクト管理ツールは、有料版と異なりタスクの作成数や利用人数が制限されているケースがあります。
便利な機能を搭載したプロジェクト管理ツールであっても、タスクが作成できなくなったり、少人数でしか利用できなかったりすると、プロジェクトの管理に支障をきたしてしまいます。
気になったツールを見つけたときは、タスクの作成数や利用人数に制限がないかチェックしてみましょう。
ポイント3.業界に特化した機能
業界によってプロジェクト管理に適した方法も変わってきます。
その点、無料のプロジェクト管理ツールの中には、業界別に特化した機能を搭載したツールも存在しています。
たとえば、デザインに関する成果物を視覚的に進捗確認できるプロジェクト管理ツールや、建設現場を画像・動画などのデータで進捗確認できるプロジェクト管理ツールなどがあります。
業界別に特化した無料のプロジェクト管理ツールを見つけられれば、無料といえどもより効率的にプロジェクトを管理できるようになる可能性があります。
無料で利用できるプロジェクト管理ツールおすすめ14選
トライアルを含めて、無料で利用できるプロジェクト管理ツールはさまざま存在しています。ここからは代表的な無料のプロジェクト管理ツールを紹介していくので、気になるツールがあればぜひ導入を検討してみてください。
1.Trello(トレロ)
Trello(トレロ)は、チームの進捗状況を画面上のカード(四角形の掲示ボード)で視覚化してくれる無料のプロジェクト管理ツールです。
【Trelloの特徴】
特徴1:実績が豊富
リックソフト株式会社がサービスを提供しており、新興企業やFortune 500 企業を含め、2,500万人以上のユーザーから利用されています。
特徴2:カードごとにプロジェクトの進捗状況を管理できる
各カードでは、プロジェクトの進捗状況をはじめ、対象メンバーや期限、コメント、添付ファイルなどを管理できます。無料版でも10MBまでのファイルをアップロード可能です。
特徴3:外部ツールから情報を読み込める
拡張機能も豊富であり、外部サービスの情報を読み込める機能も利用可能です。たとえば、チャットツールで知られるSlackとの連携も可能であり、チャットの依頼文をそのままTrelloでタスク化できます。
【おすすめしたい人】
・利用者数による実績を重視している人
・外部サービスと連携できるプロジェクト管理ツールを探している人
・Slackなどのチャットツールを利用している人
2.Backlog(バックログ)
Backlog(バックログ)は、エンジニアから一般的なビジネスパーソンまで活用できる無料のプロジェクト管理ツールです。フリープランを利用できるだけでなく、全有料プランが30日間無料で利用できます。
【Backlogの特徴】
特徴1:ソースコードの管理まで行える
Git(ファイルのバージョン管理ツール)のリポジトリ機能によってソースコードをプロジェクトに紐づけながら管理可能です。
特徴2:マークダウン記法に対応
タグによって文章に見出し設定や装飾を反映させるマークダウン記法に対応しています。スムーズに読みやすいドキュメントを作成可能です。
特徴3:非エンジニアでも利用しやすい操作性
絵文字や柔らかい色使いのUIを採用しています。非エンジニアでもプロジェクトを管理しやすいように配慮されています。
【おすすめしたい人】
・ソースコードの管理まで行いたいエンジニア
・マークダウン記法に慣れている人
・そもそもITツールの利用に抵抗感がある人
3.Redmine(レッドマイン)
Redmine(レッドマイン)は、誰でも無料で利用できるオープンソースのプロジェクト管理ツールです。
【Redmineの特徴】
特徴1:独自の機能を作成できる
無償で一般公開されたツールであり、プログラミングによって自由にカスタマイズできます。独自の機能を作成可能です。
特徴2:作業時間を把握しやすい
タスクごとの作業時間を一覧でチェックできるほか、全体の作業時間を自動で計算してくれます。
特徴3:ツールのサポートが提供されていない
ツールのサポートが提供されていません。利用方法がわからないときは、関連するコミュニティで情報交換や情報収集を行う必要があります。
【おすすめしたい人】
・必要な機能を自分でカスタマイズしたい人
・作業時間を細かく把握して業務の効率化を目指したい人
・ITツールの利用に慣れていて自分で使い方を学習できる人
4.wrike(ライク)
wrike(ライク)は、圧倒的な使いやすさで現場と経営層の両方から支持されている無料のプロジェクト管理ツールです。
【wrikeの特徴】
特徴1.目的別のテンプレートを利用可能
アジャイル開発用やシンプルなタスク管理用、議事録用など、さまざまなテンプレートを選び分けてプロジェクト管理を行えます。
特徴2.トップクラスのセキュリティを実装
創業当初からデータのセキュリティ保護に注力しています。強力な認証やデータ暗号化などで、オンプレミスと同等のセキュリティを実現可能です。
特徴3.タスクの作成に制限がある
無料プランでは作成できるタスク数に制限があるので、規模の大きいプロジェクトでは有料プランの利用を検討する必要があります。
【おすすめする人】
・多目的で使えるツールを探している人
・セキュリティ環境を重視する人
・規模が小さいプロジェクトのリーダー
5.Jooto(ジョートー)
Jooto(ジョートー)は、専門知識が不要で無料のプロジェクト管理ツールです。ふせんを貼ったりはがしたりするようなイメージで利用できます。
【Jootoの特徴】
特徴1.ガントチャート機能を無料で利用可能
ガントチャート(横棒グラフをベースとした工程管理表)を無料で利用でき、プロジェクトの全体像を一目で把握できます。
特徴2.複数のプロジェクトを一元管理できる
一つのダッシュボードで複数のプロジェクトを一元管理できるので、確認作業の負担が減ります。
特徴3.直感的に利用できるUI
プロジェクトをワンクリックで切り替えでき、タスクの順番をドラック&ドロップで入れ替えできます。
【おすすめする人】
・無料でガントチャートを利用したい人
・抱えているプロジェクトの数が多い人
・ITツールの利用に慣れてない人
6.planio(プラニオ)
planio(プラニオ)は、オープンソースツールのRedmineをベースとして開発された無料のプロジェクト管理ツールです。
【planioの特徴】
特徴1.顧客対応にも活用できる
ヘルプデスク機能を搭載しており、問い合わせメールを受信すると、テンプレートのメッセージを自動で返信してくれます。
特徴2.ビデオ会議システムを搭載
メニューにある「Video conference」をクリックすると、プロジェクトのメンバーとリアルタイムでコミュニケーションを交わせます。
特徴3.無料お試しのハードルが低い
有料プランの無料トライアルでは、クレジットカードの登録が不要で利用できるほか、キャンセル手続きも必要ありません。
【おすすめする人】
・プロジェクトだけでなく顧客まで管理したい人
・コミュニケーションツールとしても利用したい人
・プロジェクト管理ツールをひとまず試してみたい人
7.asana(アサナ)
asana(アサナ)は、プロジェクト開始段階の小規模なチームに適した無料のプロジェクト管理ツールです。
【asanaの特徴】
特徴1.連携できるツールが豊富
MicrosoftTeamsやGoogleカレンダー、Outlookなど、連携できるツールの種類が豊富です。無料にもかかわらず100以上のツールと連携できます。
特徴2.無料でも利用制限が緩い
無料でも無制限でタスクとプロジェクトを管理できます。最大で15人のチームメンバーと一緒に利用可能です。
特徴3.さまざまな言語に対応
日本語だけでなく英語やフランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語などにも対応しています。
【おすすめする人】
・ほかのツールとの連携しやすさを重視する人
・無料ツールでたくさんのタスクとプロジェクトを管理したい人
・グローバル企業で働くプロジェクトリーダー
8.Jira Software(ジラソフトウェア)
出所:https://www.atlassian.com/ja/software/jira
Jira Software(ジラソフトウェア)は、アジャイル開発に特化した無料のプロジェクト管理ツールです。
【Jira Softwareの特徴】
特徴1.アジャイル開発に便利な機能を搭載
開発期間を定義できるスプリントや、チームの平均作業を視覚化できるベロシティチャートなどの機能を搭載しています。
特徴2.クラウド版とサーバー版の両方に対応
スムーズに利用できて保守も不要なクラウド版と、自社で設定・管理できるサーバー版の両方に対応しています。
特徴3.不具合情報まで管理できる
タスクだけでなくバグや不具合、修正内容などを管理できます。
【おすすめする人】
・アジャイル開発のプロジェクトを担当する人
・クラウド版とサーバー版を選んで利用したい人
・ソフトウェア開発を行うチームのリーダー
9.Brabio!(ブラビオ)
Brabio!(ブラビオ)は、クラウドタイプの中で特に人気の高い無料のプロジェクト管理ツールです。
【Brabio!の特徴】
特徴1.信頼できるプラットフォームで運営
Googleクラウドのプラットフォームで運営されており、世界でトップクラスのセキュリティレベルでデータが守られています。
特徴2.エクセルファイルの一括出力機能を搭載
ガントチャートをエクセルシートに一括出力できます。
特徴3.無料だと小人数しか利用できない
無料プランでは5人までしか利用できないので、プロジェクトメンバーが増えたときはプランをアップグレードする必要があります。
【おすすめする人】
・クラウドタイプのツール利用に不安を感じる人
・使い慣れたエクセルファイルでクライアントにレポートを提出したい人
・小規模なプロジェクトを実施する人
10.Brushup(ブラッシュアップ)
Brushup(ブラッシュアップ)は、制作物のフィードバックや工程管理に役立つ無料のプロジェクト管理ツールです。
【Brushupの特徴】
特徴1:制作物に対してフィードバックできる
イラストやアニメーション、グラフィックデザイン、動画などのデータをWebブラウザで確認し、手書きやコメントなどでフィードバックできます。
特徴2:制作物に適した工程管理機能を搭載
カレンダーで制作物の期限を俯瞰的に確認できるだけでなく、制作物の作成状態をサムネイルの画像で確認できます。
特徴3:ほかの企業とコラボできる
Brushupに登録している企業にコラボレーションの申請が行えます。承認されると、お互いのプロジェクトに各企業のメンバーを招待できるようになり、制作物をやり取りできます。
【おすすめする人】
・デザイン制作に関するプロジェクトを管理したい人
・制作物の進捗をサムネイルで確認したい人
・ほかの企業とコラボしてプロジェクトを発展させたい人
11.Bitrix24(ビットリックス24)
Bitrix24(ビットリックス24)は、豊富な機能を搭載していて多目的で利用できる無料のプロジェクト管理ツールです。
【Bitrix24の特徴】
特徴1:共同作業をサポートする機能を搭載
チャット&ビデオ通話やオンラインミーティングの開催に対応しており、社員同士で気軽にコミュニケーションを交わせます。
特徴2:CRMツールとしても活用できる
顧客管理やカスタマーサポート、マーケティングの自動化など、営業に必要な機能も一通りそろっています。
特徴3:オンラインショップの作成にも対応
オンラインショップを作成して公開できるほか、売り上げの追跡や在庫管理、支払いの受け付けなどの機能も備わっています。
【おすすめする人】
・離れた拠点のメンバーとプロジェクトを実行する人
・営業ツールとしての利用も検討している人
・ネットショップに関するプロジェクトを検討している人
12.OpenSpace(オープンスペース)
OpenSpace(オープンスペース)は、建設・建築現場に特化した無料のプロジェクト管理ツールです。
【OpenSpaceの特徴】
特徴1:360度カメラの動画や静止画を管理可能
360度カメラで撮影した動画や静止画を取り込むことで、建設・建築業界のプロジェクトを効率的に管理できます。
特徴2:Web経由で進捗状況を把握できる
Web経由で建設現場の進捗状況を確認できます。現場に出向かなくても済むので、複数の建設プロジェクトを管理可能です。
特徴3:建設状況の変化まで確認できる
建設現場における過去の画像と最新の画像を比較して、建設プロジェクトの変化を確認できます。
【おすすめする人】
・建設現場のプロジェクトを効率的に管理したい人
・複数の建設現場に移動する時間を節約したい人
・建設現場の変化を比較検証したい人
ちなみにこちらのサイトは英語のサイトとなっております。
13.monday.com(マンデードットコム)
出所:https://monday.com/lang/ja/
monday.comは、カスタマイズ性が高く視覚的に見やすい無料のプロジェクト管理ツールです。
【monday.comの特徴】
特徴1:プロジェクト表のカスタマイズ性が高い
プロジェクト表を構成する要素の種類が豊富で、チームに適したプロジェクト表を作成しやすいです。
特徴2:繰り返し作業を自動化できる
メールの受信をしたときに見込み客として登録するなどの繰り返し作業を自動化。繰り返し作業の負担を減らし、ヒューマンエラーを防止できます。
特徴3:グラフ化機能が豊富
ガントチャートやカンバンなどを含め、進捗を確認しやすくなるグラフ化機能を20以上搭載しています。
【おすすめする人】
・プロジェクト表をチームで使いやすいように細かくカスタマイズしたい人
・視覚的にわかりやすくプロジェクトを管理したい人
・プロジェクト管理における繰り返し作業を減らしたい人
14.Sharegantt(シェアガント)
出所:https://www.sharegantt.com/
Sharegantt(シェアガント)は、プロジェクトの数が多い場合に役立つ無料のプロジェクト管理ツールです。
【Shareganttの特徴】
特徴1:親しみやすく直感的に操作できるガントチャート
ユーザーが親しみやすく直感的に操作できるガントチャートを無料で利用できます。登録したタスクをガントチャートに表示させられるので、効率的なタスク管理が可能です。
特徴2:複数のプロジェクトを同時に表示できる
自分が参加するプロジェクトを同時に表示できるので、複数のプロジェクトに参加していても混乱せずに仕事を進めていけます。
特徴3:無料でもたくさんのプロジェクトを管理できる
無料のフリープランでも15個のプロジェクトを管理できます。また、プランをアップグレードすれば無制限でプロジェクトを管理できるようになります。
【おすすめする人】
・ガントチャートの利用に慣れていない人
・参加するプロジェクトの数が多い人
・たくさんのプロジェクトを管理したい人
プロジェクト管理に利用できる身近な無料ツール
プロジェクト管理ツールを選ぶのが面倒という場合は、日頃から利用している身近なツールで代用するのも一つのアイデアです。ここからはプロジェクト管理ツールとして無料で利用できるExcelとGoogleスプレッドシートをご紹介します。
身近な無料ツール1.Excel
出所:https://www.microsoft.com/ja-jp/office/pipc/template/result.aspx?id=13918
ExcelはMicrosoftが提供している表計算ツールです。WindowsPCを利用している方であれば、初めからインストールされているので、スムーズに利用できます。
また、既存テンプレートがさまざま存在しているので、一から工程表を作らなくて済みます。
ただ、専用ツールのようにドラッグ&ドロップによるタスクの入れ替えができなかったり、データが増えると動作が重くなったりするなどのデメリットには目をつむらなくてはなりません。
多少のデメリットであれば我慢できるという方であれば、利用を検討してみる価値は高いでしょう。
身近な無料ツール2.Googleスプレッドシート
出所:https://www.google.com/intl/ja_jp/sheets/about/jp/office/pipc/template/result.aspx?id=13918
GoogleスプレッドシートはGoogle社が無料で提供している表作成ツールです。行や列の追加・削除が簡単なクリック操作でできるので、プロジェクトの管理表を気軽に作成できます。
知名度の高い企業が提供するサービスなので顧客も使い方を知っている可能性も高く、プロジェクトの進捗を共有しやすいのが便利です。
スプレッドシートで管理するプロジェクトはURLで共有できます。ただ、URLの誤送信が不安な方もいるかもしれません。
その点、Googleスプレッドシートは無料でもアクセス権限を設定可能です。無関係の第三者からプロジェクトの内容が漏れてしまうリスクも減らせます。
そのほか、拡張機能を追加すれば、無料でガントチャートを作ることもできます。
プロジェクト管理の無料ツールを有効活用するには?
無料のプロジェクト管理ツールだと機能が不足することがあり、思ったような効果が得られないケースもありえます。無料のプロジェクト管理ツールを有効活用する方法も知っておきましょう。
バーチャルオフィスツールと併用する
プロジェクト管理ツールでわかりやすく工程表を視覚化できたとしても、メンバーが忙しければ最新の情報が更新できない可能性もありえます。
つまりプロジェクト管理ツールだけでは、進行状況をリアルタイムで確認できるとは言い切れません。
そのため、最低限メンバー同士がコミュニケーションを取り合って、各自の状況を報告できる環境があると安心です。
そこでおすすめなのが、バーチャルオフィスツールの併用です。バーチャルオフィスツールとは、画面上に表示される仮想オフィスの中で、アイコンを用いてコミュニケーションを交わせるツールです。
バーチャルオフィスツールがあれば、常にメンバー同士がリアルタイムで気軽にコミュニケーションを交わせる環境が整います。
プロジェクト管理ツールを使用しているとき、メンバーの進捗が正確に把握できないと感じた場合でも、素早く状況を確認できます。
おすすめバーチャルオフィスツール – VoicePing
バーチャルオフィスツールにもさまざまな種類があり、コミュニケーションのしやすさが異なってきます。
プロジェクト管理ツールとの併用におすすめのバーチャルオフィスがVoicePingです。
VoicePingは、仮想社内空間でチームの活動状況を一目で把握してから通話できるバーチャルオフィスツールです。
【VoicePingの特徴】
特徴1:メンバーの状況を一目で確認できる
ツール内でメンバーの滞在フロアやステータス(オンライン・取り込み中・退席中)、使用中のアプリ、ミーティング状況を確認できます。
特徴2:常駐型だからシームレスなコミュニケーションが可能
インストールして利用する常駐型のツールなので、常に社員とコミュニケーションが交わせる環境が整います。ブラウザベースのバーチャルオフィスツールよりもシームレスなコミュニケーションが可能です。
特徴3:近くに呼ぶ機能で気軽にメンバーと会話できる
サイドバーから取り込み中でないメンバーをワンクリックで呼び出し、スムーズに会話を始められます。チャットや通話機能がない無料のプロジェクト管理ツールを利用するときでも、コミュニケーション不足を補うのにピッタリな機能でしょう。
まとめ
以上、プロジェクト管理ツールの概要をおさらいし、無料で使えるおすすめのプロジェクト管理ツールをご紹介しました。
柔軟にプロジェクト表をカスタマイズできるツールや建設現場に特化したツール、強固なセキュリティ環境で提供されるツールなど、さまざまなニーズに対応できる無料のプロジェクト管理ツールがありました。早速、利用してみたいと思えるツールを見つけていただけたのではないでしょうか。
また、MicrosoftのエクセルやGoogleのスプレッドシートなどの身近なツールでもプロジェクト管理ができる点も見過ごせないポイントです。使い方に慣れている方であれば、導入を検討してみるとよいでしょう。
利用するプロジェクト管理ツールが決まったら、ツールを有効活用するためにコミュニケーション不足を補う方法を検討することも重要です。
VoicePingのようなバーチャルオフィスツールを導入すれば、常に社員同士でコミュニケーションを交わしながらプロジェクト管理ツールが利用できる体制が整います。
無料のプロジェクト管理ツールの導入にあわせて、ぜひバーチャルオフィスツールの利用も検討してみてください。