製造現場と世界をつなぐ通訳者なしの会議体験──株式会社ネオテック×VoicePing

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– 株式会社ネオテック 研究所長 イ・ジュンモ氏インタビュー

こんにちは、VoicePingです。
本日は、グローバルな車両チューニング専門企業である株式会社ネオテックの研究所長、イ・ジュンモ氏へのインタビューをお届けします。

多国籍の人材が働くネオテックでは、言語の壁を越えたコミュニケーションを実現するために、どのような課題や工夫があったのでしょうか?
そして、その中でVoicePingはどのような役割を果たしたのでしょうか?

株式会社ネオテック──チューニングを文化に、グローバル市場へ

今回のインタビューは、VoicePingの会議室にて行われました。
まずは、株式会社ネオテック 研究所長のイ・ジュンモ氏にご自身の業務についてお話しいただきました。

簡単に自己紹介とご担当の業務について教えてください。

こんにちは。株式会社ネオテックの研究所長、イ・ジュンモと申します。
弊社ネオテックは、自動車用のチューニングパーツ、サスペンション、ブレーキなどを専門に製造している企業です。

私は製品開発はもちろん、社内全体の業務システムの改善にも幅広く携わっています。
特に、韓国本社と海外拠点のスタッフ間での情報共有をどうすればもっとスムーズにできるか悩んでいた中で、VoicePingと出会いました。複数回のテスト導入を経て、現在は全社的に活用しています。

ありがとうございます。ネオテックの事業内容について、もう少し詳しく教えていただけますか?

もちろんです。
実のところ、「自動車チューニング」という分野は、一般消費者にとってはやや馴染みの薄い領域かもしれません。
しかし日本では、JDM(Japanese Domestic Market)という独自のチューニング文化が確立されており、サブカルチャーとしても広く認知されています。関連するマンガやコンテンツも数多く存在していますよね。

弊社では、チューニングをご検討されているお客様に対して、

  • 「どのパーツを取り付けようか?」

  • 「もう少し大きなブレーキに変えてみようか?」

  • 「車高を下げてもっとカッコよく仕上げたい」

といったイメージを具体的に形にできるよう、カスタマイズ対応を行っています。

韓国ではまだモータースポーツ市場自体が大きくはないため、チューニング業界も限定的な部分がありますが、
グローバル市場ではF1をはじめ、モータースポーツ産業全体が非常に大きな規模を誇っています。

弊社は、韓国内でブレーキやサスペンションの分野において積み重ねた技術力をもとに、
本格的にグローバルチューニング市場への進出を進めています。

昨年にはアメリカ現地法人を設立し、現在は海外での業務経験があるスタッフや外国人営業担当など、約5名のグローバル人材が社内で活躍しています。

言語の壁が、社内の連携と人材確保を妨げる

製造・生産業の現場で直面する言語の壁や、グローバル人材採用の現実について、イ・ジュンモ研究所長に伺いました。

AI翻訳ソリューションを導入されたきっかけを教えてください。

AI翻訳を導入することになったきっかけは、社内コミュニケーションの多国籍化に直面したことでした。

現在、当社の営業部門には外国出身の社員が5名在籍しています。
そのうち2名は海外で育ったメンバーで、他の3名もシンガポールや中央アジアなど、異なるバックグラウンドを持つ人材です。
今後もグローバル人材の採用を拡大していく予定です。

こうした背景のもとで、本社と海外スタッフとの間で円滑なコミュニケーションを実現する方法を模索していた中、自然とAI翻訳ソリューションに目が向きました。

もちろん、社内の社員が通訳を兼ねたり、専属通訳を採用する方法も検討はしました。
ですが、そのためには韓国語・英語・そして各自の母国語のすべてを一定レベルで話せる人材が必要になります。

たとえば、当社のインドネシア出身社員の一人は、韓国語も英語もまだ十分に使いこなせない状況です。
その方のためだけに専属通訳をつけるのは、現実的に非効率的だと判断しました。

こうした経験から、多国籍な人材を受け入れながらも柔軟に対応できる仕組みが必要だと痛感しました。

VoicePing導入前にはどのような課題があったのでしょうか?
また、当時どのように海外スタッフとやりとりをされていたのかもお聞かせください。

特に決まったルールがあったわけではなく、その都度柔軟に対応していました。
韓国語がある程度できるスタッフも一部いますが、そうでないケースも多いです。

たとえば製造現場では、ベトナムなど東南アジア出身のスタッフが多く、必ずしも英語が堪能なわけではありません。

とはいえ、新たに韓国語や英語の研修を提供するとなると、時間もコストも相当かかります。

当社はグローバル展開を目指す企業として、
「韓国語ができる人」よりも「スキルの高い人」を優先して採用する方針をとっています。
その上で、言語の壁はシステムで乗り越えるという考え方に至りました。

VoicePingはどのように知り、どんな理由で選ばれたのでしょうか?

VoicePingはインターネット検索で偶然見つけました。
複数の翻訳ツールを比較していく中で、私たちが求めていた条件に最も合致していたのがVoicePingだったんです。

最大の理由は、手動操作が一切不要で、音声を自動認識して翻訳してくれる点でした。
多くの翻訳ツールは、話すたびにボタンを押す必要があり、相手も同じ操作を繰り返さなければなりません。
この手間が意外と大きいんです。

一方、VoicePingはアプリを立ち上げておくだけで、自動的に音声を認識・翻訳してくれる。
実際の業務では、こうした直感的な使いやすさが非常に重要でした。
まさに私たちのニーズにぴったりのソリューションでしたね。

実際、私たちが調査した時点では、モバイルデバイスでアプリを起動するだけで自動翻訳できるツールはVoicePingしかありませんでした。

ちなみに、初期段階ではChatGPTを活用して翻訳することも試みました。
ですが、リアルタイムでのやり取りにおいてはレスポンスが遅く、現場対応には向いていませんでした。
これも、VoicePingを選ぶ決め手の一つとなりました。

定例会議から現場まで、実務で使えるツール

VoicePingを活用した定例会議室の様子(写真提供:株式会社ネオテック)

VoicePingはどのような業務シーンで活用されていますか?

実際の会議の様子 (写真提供:株式会社ネオテック)

VoicePingは、毎週月曜日に開催される全社員向けの定例会議で特によく活用しています。
会議中に誰かが韓国語で発言すると、外国籍の社員たちはそれぞれのデバイスでインドネシア語や英語のリアルタイム翻訳を確認しながら内容を把握しています。

また、毎朝行われるチームリーダー会議でもVoicePingを使っています。
海外営業を担当するシンガポール出身のチームリーダーもこの会議に参加しているのですが、韓国滞在経験があるとはいえ、細かいニュアンスまでは聞き取りにくい場面もあるんですね。
そうしたときにVoicePingの翻訳が役立ち、正確に内容をキャッチアップしながら会議に参加できています。

翻訳の精度やスピードについてはいかがですか?

はい、全体的に非常に満足しています。
翻訳スピードも速く、出力される内容も自然な言い回しなので、実務で使う上で全くストレスがありません。
機能面でも、導入前に期待していたレベルをしっかり満たしてくれています。

1点感じたのは、翻訳精度は話し手の発音に左右される部分もあるということです。
発音が明瞭な方の声はしっかり認識されて精度も高いのですが、
例えば韓国語の発音がやや不安定な外国出身スタッフの場合、音声認識に誤差が出てしまい、それが翻訳精度にも影響している印象があります。

VoicePingを使っていて、特に印象的だった点があれば教えてください。

一番印象に残っているのは、さまざまなシーンに柔軟に対応できるという点です。

アプリを立ち上げておくだけで、
自動で音声を認識し、そのままリアルタイムで翻訳してくれる。

それだけでなく、たとえば…

  • 社内会議

  • チームリーダー同士の実務的なやりとり

  • 海外向けプレゼンテーション

といったシーンを問わず簡単に使える点が非常に便利だと感じています。

実際、他社でも展示会やイベント現場でVoicePingを活用しているという話をよく耳にしますし、
その分、汎用性の高いツールだということがよく分かりますね。

現場から届いたリアルな声:使い手が語る改善アイデア

VoicePingに保存されているネオテックチームの議事録(写真提供:株式会社ネオテック)

VoicePingに対して、「こんな機能があったら」と思う点や、改善してほしい部分はありますか?

はい、まず一番に思うのは、辞書登録機能がもっと高度化されると嬉しいです。

製造業では、製品名や自動車部品など、一般的な翻訳モデルでは正しく処理されにくい専門用語が非常に多く登場します。

実際、これまでに自分で登録した単語だけでも200件以上あります。ただし、それをすべて手動で入力するのはかなり手間がかかるんですよね。さらに、会議中に思いがけず新語や専門用語が出てきた場合は、誤訳が起きやすいのも課題です。

たとえば、こんな機能があれば便利だと思います:

「この単語は頻繁に使用されていますが、辞書に登録されていません。追加しますか?」

といった形で、AIが会話中の単語使用パターンを分析して通知してくれる機能ですね。
もしくは、類語候補を提示してくれる機能があると、かなり実用的だと思います。

さらに可能であれば、VoicePingを日常的に使うスタッフの発音を事前に音声登録しておき、
そのデータを元に音声認識の精度を高める仕組みがあれば、もっと便利かなと思います。

その他にも改善してほしいと感じたポイントはありますか?

ユースケースにあわせてPCとモバイルアプリを積極的に活用する株式会社ネオテック (写真提供:株式会社ネオテック)

はい、アプリ内の言語設定方法がもっと直感的で柔軟になれば良いなと思います。

通常の翻訳アプリって、「韓国語↔英語」といった固定の言語ペアを設定するスタイルが多いですよね。
でも、実際のリアルタイム会話の中では、訳文を見てからまた話しかける…という流れがあって、
そのたびに言語方向を切り替えるのが少し煩わしいんです。

たとえばこんな風にできたら理想的です:

  • 韓国人のAさん →「韓国語↔韓国語」モードで設定

  • 英語話者のBさん →「英語↔英語」モードで設定

それぞれが自分の言語だけで聞いて話せる形にすれば、もっと自然なコミュニケーションができると思います。
VoicePingのQRコードを使った接続機能も便利ではあるのですが、
こうした言語設定がより自動化・簡略化されれば、ユーザー側の負担がさらに軽減されるのではと感じています。

VoicePingのAI議事録機能も活用されていると伺いました。実際に使われてみていかがでしたか?

弊社では10名ほどが長テーブルに着席して会議を行うことが多いのですが、
VoicePingは翻訳だけでなく議事録の記録目的でも活用しています。

そのため、通常3~4台のスマートフォンをテーブル上に設置して音声を拾うようにしています。

ただ、課題もあります。
発言者の近くにあるデバイスは音声認識が正確に働く一方で、
少し離れたところに置かれたデバイスでは音がうまく拾えないことも多いんです。
その結果、端末ごとの議事録の精度にばらつきが生じてしまうのが実情です。

これは物理的な距離の問題ではあるのですが、
たとえば次のような機能があればと思います:

「VoicePing内の複数デバイスが連携し、それぞれが近くの発話のみを優先的に認識。
遠くの音声は自動で調整・抑制される」

こんな機能が実現できれば、議事録の品質も安定し、ユーザーの使い勝手も大きく改善されると思います。

リアルタイム話者識別についても、ご要望があると伺いました。

以前、他社のサービスを使っていたときに、リアルタイムで話者を識別してくれる機能があったんですね。VoicePingでも特に韓国語モデルにこの機能が追加されると、4~5人が参加するような会議では非常に役立つと思います。

この機能は、5月中のリリースを予定しています。ぜひご期待ください。

それは楽しみですね!ぜひ使ってみて、またフィードバックさせていただきたいと思います。

他にもアイデアがあればぜひお聞かせください。

はい、もう一つあります。

我々は今後、VoicePingの「バーチャルオフィス」モードも積極的に活用していきたいと考えています。

現在、加工チームのリーダーが現場スタッフに直接指示を出す運用をしていますが、
今後はオフィスの物理的な分離も検討しており、
そうなった場合に備えて、仮想空間で円滑にコミュニケーションできるソリューションが必要になると思っています。

私たちが思い描いている理想的な仕組みは、こんなイメージです:

  • チームリーダーと現場スタッフがVoicePingのバーチャルオフィスで常時つながっている

  • スタッフはノイズキャンセリングイヤホンを装着したまま作業

  • コールが入ったらすぐ応答 → 同時に翻訳機能が作動

これが実現できれば、現実的で効率的な「バーチャル現場オフィス」になると感じています。

さらに補足すると、VoicePingは今のところオフィスワーカーを主な対象にしたユースケースが多い印象ですが、
私たちのような現場主体の組織にとっても非常に有効なツールだと思っています。

こうした「現場型ユースケース」にも対応できるツールに進化していけば、
VoicePingはさらに大きな市場に広がる可能性を持っている
と確信しています。

「株式会社ネオテックは、グローバルなコミュニケーション力も一緒に育てています」

製造・生産業における言語の壁と優秀な人材確保の難しさ。
その背景と現場での実体験について、イ・ジュンモ研究所長に引き続きお話を伺いました。

VoicePingに対して、今後どのような期待や協力の形を描いていらっしゃいますか?

何よりも、ユーザーの声を積極的に取り入れながら、
フィードバックが反映される形でサービスが進化していくことを期待
しています。

当社は中小企業ではありますが、さまざまなコラボレーションツールを活用しています。
その中でも、今なお長期的に使い続けているツールが一つあります。
理由はとてもシンプルで、私たちのフィードバックが即座に反映され、
それが実際に目に見える形で改善に繋がった
からなんです。

このように、顧客と提供側がパートナーとして協力関係を築いていけると、
自然とそのサービスを周囲にも紹介したくなりますよね。
VoicePingとも、そんな関係を目指していけたらと思っています。

現在、当社では有料のビデオ会議ツールは特に使っていませんが、
VoicePingの「バーチャル会議室機能」については前向きに検討中です。

もし、Zoomなどの既存ツールよりも直感的かつスムーズに動作するユーザー体験が実現できれば、
翻訳機能とバーチャルオフィスという2つの強みを両立した理想的な環境が構築できると期待しています。

今後の事業展開や準備中のプロジェクトについても教えてください。

現在、当社では海外輸出比率を着実に拡大しています。
昨年までは、売上全体に占める輸出の割合は10%未満でしたが、
最近では20%を突破し、今年中には30%に到達する見込みです。
そして、今後5年以内には50%以上への拡大を目指しています。

最大のターゲット市場はもちろんアメリカですが、
同時に東南アジアやヨーロッパ市場にも戦略的に進出していく計画です。

私たちが描く長期的なビジョンは、
ただ国内でとどまるのではなく、“グローバルなチューニング専門企業”として世界的に認められること。

その実現に向けて、製品品質はもちろん、サービス体制やコミュニケーション能力まで、
多角的に磨き上げている最中
です。

まとめ:検証済みのグローバル・コミュニケーション・ソリューション

自動車チューニング専門メーカーである株式会社ネオテックでは、
多国籍な人材とともに働く中で、言語の壁という課題に直面してきました。

既存の翻訳ツールに限界を感じた末、
自動音声認識 × リアルタイム翻訳を可能にするVoicePingを全社導入。

VoicePingは単なる翻訳ツールにとどまらず、

  • 全社定例会議

  • チームリーダー間の実務的ミーティング

  • 現場での議事録記録

など、リアルな業務の中で多彩に活用されており、
翻訳精度やレスポンスの速さにおいて高い評価
を得ています。

さらに、実際の利用現場からの声としてネオテックは、

  • 専門用語の自動辞書登録

  • 音声認識の精度向上

  • 発話者のリアルタイム識別

  • ユーザーごとの言語設定最適化

など、実用的かつ具体的な改善提案も行っています。

今後はVoicePingの「バーチャルオフィス」機能を、現場とリモートをつなぐハブとして活用していく予定であり、
このような現場型ユースケースに対応する拡張性にも大きな期待が寄せられています。

▶ 株式会社ネオテック 会社概要

ソース:https://www.neosus.co.kr/
  • 設立:2018年1月

  • 事業内容:自動車チューニング・自動車用新部品の製造

  • 所在地:韓国 慶尚北道 金泉市 億母面 産業団地9路31番地

  • ウェブサイト:https://www.neosus.co.kr/

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