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エンジニアはChatGPTで失業する?使い方をわかりやすく解説

ChatGPTの登場で「AIに仕事が奪われてしまう」なんて聞く機会が増えました。エンジニアの仕事も奪われてしまうのでしょうか?結論からお伝えすると、ChatGPTにエンジニアの仕事が奪われることはありません。上手く活用すれば、システム開発の効率化ができるため、ChatGPTの使い方を覚えておきましょう。ここでは、エンジニアが知っておきたいChatGPTの使い方をご紹介します。

[はじめに]ChatGPTとは

[はじめに]ChatGPTとは

ChatGPT(Chatbot Generalized Pre-trained Transformer)とは、AI(人工知能)を活用したチャットサービスです。2022年11月にOpenAI社がAI生成チャットボットとしてリリースしました。

ChatGPTは人間のように自然な言葉で返事をしてくれることが大きな特徴で、システム開発の現場で利用すればコードを生成してもらえたり、コードレビューをしてもらえたりします。

 

とても便利なChatGPTの概要について詳しく知りたい方は、下記の記事を読んでみてください。

関連記事:『ChatGPTとは何か?無料と有料の違いや登録・使い方まで解説!

ChatGPTを活用しているエンジニアの割合

ChatGPTを活用しているエンジニアの割合
出典元:『ファインディ株式会社 ChatGPTに関する意識調査アンケート』

コード生成やコードレビューができるChatGPTを利用するエンジニアが増えています。

ファインディ株式会社の独自調査『ChatGPTに関する意識調査アンケート』によると、ChatGPTを利用した経験のあるシステムエンジニアの割合は89.5%、興味・関心があると回答したシステムエンジニアの割合は8.2%となります。つまり、97.7%のエンジニアがChatGPTに対して好印象を抱いているのです。

エンジニア向けChatGPTの使い方

エンジニア向けChatGPTの使い方

約9割のエンジニアがChatGPTを利用していますが、どのような使い方をしているのでしょうか?効率的なシステム開発をするために、どのような使い方があるかを覚えておきましょう。

コードの生成

ChatGPTはコードの生成を得意としています。これまで、普段使わないコードをGoogle検索で調べて理解して自分で書くとなると3日程度かかることが大半でした。しかし、ChatGPTを活用すれば、普段使わないコードを30分で書き上げることができます。
ChatGPTでコードの生成をすれば、1日3,000行のプログラムを書くのが限界の人でも、10,000行のプログラムを書くことができます。

エラー原因の特定

ChatGPTは、コードのエラー原因を特定することを得意としています。バグのあるソースコードを貼り付けて「上記のコードの問題点を教えて」と質問すれば、ソースコードのバグを見つけてくれます。それだけでなく、「修正したコードを教えて」と聞くだけでバグを取り除いた動作するコードを作ってくれるため大変便利です。

コードレビュー

ChatGPTはコードレビューもできます。システム開発の工程で、プログラムのソースコード記述者とは別の人がチェックするのは重要な工程です。しかし、コードレビューは時間やコストがかかり、ヒューマンエラーによる見落としも起きがちです。このような悩みも、ChatGPTを活用することで解決できます。

コメント追加

ChatGPTはソースコードにコメントを入れることも得意としています。例えば、プログラムのソースコードを記載した後に「上記のコードに詳細のコメントを入れて」と指示を出せば、コメントを入力してくれます。そのため、1つ1つコメントを入れる必要がなくなります。

 

関数名の作成

システム開発の現場では、エクセルの関数を使うことがあります。このような関数もChatGPTに聞けば教えてもらえます。例えば、VLOOKUP関数やROW関数、条件付き書式などを教えて欲しいときに役立ちます。

会議の議事録作成

システム開発の現場によっては、週2、3回の定例会議があります。この会議の議事録を作成するのが大変だと悩むエンジニアの方がいます。このような悩みを抱えたら、ChatGPT搭載型のWebシステムを活用して、文字起こし、要約など議事録作成を自動化しましょう。

ChatGPTが普及してもエンジニアが失業しない理由

ChatGPTはコードの生成を得意としているため「システムエンジニアの需要はなくなり、失業してしまうのか?」と不安視する方もいます。結論から説明すると、プログラミングコードを書くだけのエンジニアは淘汰されるかもしれません。しかし、エンジニアの仕事がChatGPTによって駆逐されることはありません。ここでは、その理由について述べていきます。

ChatGPTはシステム全体の設計ができないため

ChatGPTはシステム全体の設計を苦手としています。要件定義を読み込ませて、アーキテクチャ設計書やインフラ設計書を書いて欲しいと指示を出しても、理想の設計書は出てきません。なぜなら、開発したいシステムのスペックまで加味した設計書を作ることを苦手としているためです。

また、設計図の内容が間違っていることもあります。そのため、システム全体の設計はエンジニアが行う必要があります。

ChatGPTはシステム運用・保守ができないため

ChatGPTは、システムを安定稼働させるために必要なシステム運用・保守も不得意としています。
最もわかりやすく説明すると、ハードウェア故障時の機器交換はChatGPTでは行えません。また、システム障害の原因究明及び復旧作業もできないでしょう。そのため、システム運用・保守をしているエンジニアの仕事がなくなることもありません。

仕様の調整を不得意としているため

ChatGPTは細かな仕様の調整を苦手としています。どのようなスペックのサーバーを選ぶべきなのかなど、細部まで応えてもらうためには細かなプロンプトの調整が求められて難しい場合があります。このように、システムによって異なる仕様決めは、今後もシステムエンジニアが行っていくことになるでしょう。

補足:米国ではプロンプトエンジニアの求人が増えている

ChatGPTの登場により、米国ではプロンプトエンジニアの求人が増えています。プロンプトエンジニアとは、ChatGPTに送る指示文(プロンプト)を作り込む仕事をいいます。ChatGPTを上手く活用するためには良いプロンプトが欠かせません。そのため、プロンプトエンジニアの求人が出てきたのです。

米国のプロンプトエンジニアの求人をインターネットで検索すると、100件以上がヒットします。低いものでは18万ドル、高いものでは37万ドルの求人があるように、このような仕事の需要が増えてきています。

システム開発を効率化する環境を整備できる「VoicePing」

システム開発現場におけるChatGPTの使い方をご紹介しましたが、テクノロジー技術を活用すれば、システム開発の工数を大幅に削減できます。もし、システム開発の工数を削減したいと考えている方は「VoicePing」を導入してみてください。ここでは、VoicePingの魅力をご紹介します。

仮想オフィスに出社をしてメンバーの状況を把握する

仮想オフィスVoicePingに出社をさせれば、各メンバーがどのような状況かを把握できます。システム開発ではメンバー同士の連携が欠かせませんが「相手に声をかけて良いタイミングだろうか?」と悩んでしまうこともあるでしょう。
しかし、仮想オフィスに出社をさせて「声かけOK」「声かけNG」など状況が把握できれば、どのタイミングで声かけすれば良いか判断がつきやすくなります。

ワンクリックで声かけをする

システムエンジニアは進捗管理などの兼ね合いで、何度も会議を行います。近ごろは、Web会議をする会社が増えていますが、Zoomなどの動画URLを送りつけるのは大変でしょう。また、会議に参加するためにURLを探すのもストレスです。
このような悩みも、VoicePingであれば、ボタンクリックで声がかけられるようになります。

強いチームのために言語の壁を払拭する

近年、システムエンジニア不足により、他国からエンジニアを採用する動きが出てきています。日本語を卒なく外国人もいますが、極稀です。このような言語の壁を解消しないと、有意義な会議は行えません。VoicePingはリアルタイム翻訳型のWeb会議システムを搭載しているため、言語の壁を気にすることなくコミュニケーションが取れます。

議事録作成を自動化する

システムエンジニアは、不定期で打ち合わせがあります。この打ち合わせの議事録を作成するのは想像以上に大変です。議事録作成が憂鬱だと思っている方もいるでしょう。
このような悩みもVoicePingで解決できます。VoicePingはWeb会議システムの会話内容を自動で文字起こし、要約できてテキストデータで出力できます。

各メンバーの業務をトラッキングする

システム開発の現場ではバグが起きることがあり、どこで障害が起きたのか、開発工程を振り返りたくなるときもあるでしょう。このような場合でも、VoicePingのトラッキング機能を活用すれば、履歴を遡ってみることができます。

まとめ

ChatGPT(Chatbot Generalized Pre-trained Transformer)とは、AI(人工知能)を活用したチャットサービスです。ChatGPTを活用すれば、コード生成やコードレビュー、頻繁にある会議の議事録作成を自動化できます。さまざまなことに使えて、システム開発の効率を上げていけるため、ぜひ、これを機会にChatGPTを活用してみてください。